クラウドコンピューティングと経営革新

[2] 海外向けサービスのサイト joes-cloud.com がリニューアル

海外向けサービスの新サイト(joes-cloud.com)

昨年10月にスタートした海外向けのVPS/プライベートクラウドの海外向けサービスのサイトをリニューアルしました。サービスのプラン・価格は、従来通りです。当初は、国内向けサービスのサイトを英訳して、金額を変更(国内向けでは月額750円からが、海外向けは月額9ドルから)しただけでしたが、日本人向けと英語圏向けとでは、デザインや表現で嗜好が異なるのではないかという判断から、今回のリニューアルという結論にいたりました。

 

国内向けサービスのサイト(joes-vps.com)

 

海外向けサービスは、サーバーをシリコンバレーのHurricane Electric (Joe’sが2005年より契約)においていることと、サポートが英語(電話、Kayako、チャット)であることが、国内向けサービス(大阪府吹田市と一部シリコンバレーにサーバーを設置)と異なります。海外向けサービスは、米国だけではなく、全英語圏の地域の方からご利用いただいています(米国内のユーザは、全体の1/3程度で、香港・シンガポールなどアジアが1/3、その他が1/3という比率)。そのため、サーバー管理はもちろんのこと、サポートが24時間体制になっています。

 
 

24時間365日の英語サポート体制のJoe's海外部隊

サイトの変更は、マーケティングとの絡みで、いろいろな工夫がなされています。サポートの窓口が広く、また新規のお客様がコンタクトが取りやすくなっていることなどが特徴で、国内サイトでもそうですが、サイトを見ていると、「ご質問などございましたら伺います」というチャットの画面が出てきます。

 

海外向けは、国内向けとは異なるマーケティングが必要になってきます。キーワード選びも英語ですが、英訳した単語がそのまま有効なキーワードになるとは限りません。また、ライバルが非常に多いので、そうした海外他社と差別化できるキーワードやテキスト広告が必要です。

 

Joe'sのサイトを見ていると飛び出すチャットのウインドウ

 

今回のサイト構築およびマーケティングは、5月号でもお伝えしたJoe’sの海外部隊が中心になって進めていますが、ブログや、将来実施予定のJoe’s Newsletterなどは、経営方針を反映させる必要があるので、どうしても国内のJoe’sのスタッフが書かないといけません。Japanese Englishでは、English speakerのお客さんは逃げてしまうかもしれないとか、心配がつきません。

 

本ニューズレターで、海外向けサービスについて、今後逐次報告させていただきます。

[1] ISMS取得までの道のり

認証書を手にする鈴木禎子代表とプロジェクト責任者の緒方取締役

Joe’sのISMS認証取得プロジェクトのスタートは、約1年前にさかのぼります。当時、社内の管理体制強化の必要性を感じていた鈴木禎子代表は、様々な手法を検討する中で、ISMSの存在を知りました。ISMSを調べていく中で、当社の同業者や当社が利用しているデータセンター事業者でも取得されていることが分かり、管理体制の強化を行うだけでなく、認証取得事業者としてサービスの信頼性をアピールすることもできる、有効な方法であると考えました。

 

ISMSの取得にあたっては、鈴木禎子代表の他、最高情報責任者(CIO)に就任したばかりの緒方俊輔取締役がプロジェクト責任者を担当しました。また、特にISMSの取得要件として必須とされているわけではありませんが、初めての認証取得ということもあり、LRM株式会社( http://www.lrm.jp/ )の認証コンサルティングを受けてスタートすることになりました。

 

ISMSの認証書。苦労したからこそ喜びもひとしお

コンサルティングでは、ISMS認証取得は必ずしも難しいものではないことが分かりました。ただし、何かマニュアルの様なものがあってその通りにやれば取得できる、といった単純なものではなく、マネジメントをどの様にやるかはあくまで認証を取得する事業者が考えるものであり、当然ながら認証取得後の業務フローに深く関わってくるものであることから、ややもすれば、「認証の取得」が目的になってしまいがちではありますが、それではISMSの意義の大半が失われてしまうと考え、コンサルタントへの質問を繰り返しながら如何にうまく自社に適合させていくかを検討していきました。

 

ISMSの認証取得プロセス。一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)のサイトより引用

 

先ほど「マネジメント方法は取得側が考える」ということを書きましたが、そうは言っても規格の定義であったり、過去の取得事例などから、セオリーと言える様な内容も沢山あります。分かりやすいものとして情報システムのパスワード管理を例にすると、

 

・PCには必ずパスワードをかける(これは当たり前ですが…)
・パスワードは*ヶ月ごとに変更する
・パスワードには半角英数大小文字を使い、ランダムで8文字以上にする

 

といったものです。これらのセオリーを参考にしながら、自社ではどの様な基準にするか、セオリーにあたるもので現時点で実施できていないことがないか、といったことを一つ一つ現状分析・方式検討する作業を繰り返しました。ISMS認証の取得作業のほとんどは、このフェーズの作業でしたが、Joe’sでも、効率を重視するあまりISMSの基準では不十分な管理方法になっている箇所もあり、具体的に様々な改善を行うことができました。

コンサルティングを担当したLRM株式会社のサイト「iso27001.jp」

 

最終的に、自社の「マネジメントシステム管理マニュアル」の作成が完了し、それを基にした社内システムの再構築による業務フローの刷新を行った後、認証審査を受け、無事に認証取得が完了しました。

 

ISMSの認証取得を契機に、社内にも業務フローの改善サイクルが生まれ、徐々に具体的な効果が出てきています。その効果を自社のサービス運営改善に繋げ、ユーザー様が安心してサービスをご利用いただくことができる様、これからも取り組みを続けていきたいと考えています。

[4] Moodle 2.5をすぐに使ってみよう

Moodleの本部(オーストラリア・パース)のオフィス内にある卓球台の前で

Moodleは、インターネットを利用した家庭学習や独学のためのオープンソースのCMSで、国内でもユーザー数が急速に増えています。Joe’sでもMoodleがインストールされたサーバーを1年間無償で提供したり(LMS標準サーバー入門プラン)、ムードルの勉強会に会場を無償で提供するなど、Moodleの普及につとめています。

 

このたび、2013年5月14日にMoodle 2.5がリリースされました。

http://docs.moodle.org/dev/Moodle_2.5_release_notes

Linuxでコマンドラインから操作が出来る方は、

http://docs.moodle.org/25/en/CLI#Upgrading_via_command_line

の操作で、簡単にアップグレードできます。

LMS標準サーバー(http://lms.ac)

 

現在、Joe’sのLMS標準サーバー(標準プラン、入門プラン)をご利用で、2.5にアップグレードをご希望の方は、サポートでご依頼いただければ、無償で対応します(万が一の場合に備えて、依頼の前にバックアップをとっておいてください)。

 

Moodle 2.5で何が違うというと、大きいのは以下の3点です。
 
 ・バッジ
 ・BootStrap
 ・User Interfaceの向上
 
バッジは、学生がスキル、興味、学習の到達度を、教師や他の学生に表示できるものです。Moodleの教師が、そのコースの学生にバッジを渡すことになりますが、Mozilla OpenBadgesというサイト(http://openbadges.org/)に格納し、自分のブログなどで、そのバッジの置かれたOpenBadgeのページヘのリンクを表示することができます。WordPressでそのためのプラグインなども開発されています。Moodleで発行されるバッジは、OpenBadgeのフォーマットにそったもので、そのバッジが学習しているMoodleのコースやサイト以外でもアナウンスされることになります。ただ、OpenBadgeのプロジェクトは2011年に始まったばかりで、実績ではまだこれからといったところです。

バッジを新規に設置する

 

Bootstrapは、Twitterが開発・提供しているCSSのフレームワーク(ひな形)です。オープンソースですので、誰でも無償でダウンロードしてすぐに使えます。Bootstrapを用いると、エンジニアがデザイナーに依頼することなく、自力でそれなりのデザインが作れます。また、カスタマイズが容易、JavaScriptを書かなくてもよい、レスポンシブなWebデザインにも対応している、などの利点があります。最近のWeb開発でも、非常に多く取り入れられています。

 
 
 

見栄えがよくなったユーザインターフェイス。そのページを展開する・しないで、細部が表示・非表示にできる

BootStrap自体に興味をおもちの方は、

 http://dotinstall.com/lessons/basic_twitter_bootstrap_v3

などが参考になると思います。実際、dotinstall.comのサイト自体、Bootstrapを使って作成されています。

 

Moodleは、学校だけではなく、社内研修や、コミュニティの勉強会などでも、とにかく「学ぶ」ところであれば至るところで使えるCMSです。Joe’sのLMS標準サーバーでは、1年間無償でMoodle 2.5がインストールされているサーバー(入門プラン)をお渡ししています。すぐに試していただければと思います。

[3] なぜJoe’sはバーチャルオフィスをはじめたのか

Joe'sビジネスセンターのサイト (http://joes-office.com)

創業10周年記念マンガ「ごきげんにゃん」も、昨年6月に創刊して1年になります。現在まで6回発行されています。第5話、第6話はバーチャルオフィス(Joe’sビジネスセンター)開業についてのエピソードになります。全部で10話の発行の予定です。

 

2006年10月に現在の青山オフィスでのバーチャルオフィスのサービスを開始する前に、実はJoe’sでも1年ほど都内にある外資系のバーチャルオフィスを利用していました。ロケーションは良かったのですが、非常に高額(月額7万円)でした。会議室も10分につき1,260円かかるので、商談でも、お客さんの話を聞く余裕もありませんでした。そこで、バーチャルオフィスを使わないで、お客さんと外で天ぷらなど食べながら、くつろいで商談するようになりました。その方が安かったし、商談もうまくいきました。また、秘書と呼ばれる人たちも、外国人客が多いので英語は上手でしたが、「おもてなし」のような対応はいま一歩、という印象を受けました。

ごきげんにゃんの第5話・第6話(全10話)の表紙

そこで、都内でもっと安いバーチャルオフィスをインターネットで検索した上で、10件程度内覧しました。しかしどのサービスも、月額2万円以上、スタッフが常駐していない、駅から遠い、(女性の目から見て)部屋が綺麗になっていないのいずれかに該当していました。そうこうしているうちに、自社でJoe’sブランドでバーチャルオフィスを立ちあげないかという話になりました。

 

他社サービスの多くが、空いたビルの空室や利用しているオフィスの一部をバーチャルオフィスとして提供しています。しかしJoe’sの青山オフィスは、バーチャルオフィスとして収益をあげることを念頭に、立地の段階から検討(駅から近いか、住所は人気があるか)しました。スタッフも、バーチャルオフィスの秘書として適した人材を採用しました。このようにして、格安バーチャルオフィスの草分けとしてJoe’sビジネス・センターは開業しました。

英語は上手だがおもてなしの対応にかける高額外資系バーチャルオフィス

客になってお金を払ってみると、どのようなサービスであって欲しいというニーズが見えてきます。Joe’sが高額の外資系のバーチャルオフィスを契約していなかったら、Joe’sビジネス・センターは誕生していなかったと思います。

 

レンタルサーバー事業も、鈴木禎子代表が海外に滞在していた際に、客としてお金を払って利用していたレンタルサーバーに不満を抱いたことがきっかけでした。ただ、バーチャルオフィスと違い、反面教師と言うよりは、国内にcPanelを利用した格安のレンタルサーバーのサービスがなかったことをチャンスと考えました(第1巻)。

 
 
 
 

1-2ヶ月に1回、鈴木禎子代表が、マンガの担当者とその巻のシナリオの打ち合わせをする

 

次号(第7話)は、Joe’s SSL市場についてです。
どうぞ、ご期待ください。

[2] ScalrからCloudStackのAPIをたたくには:OSCクラウド@大阪

おなじみのオープンソースカンファレンスののぼり

5月25日(土)、大阪・堺筋本町にある大阪産業創造館で、オープンソースカンファレンス(OSC)クラウド大阪が開催されました。Joe’sではブースでの展示の他、セミナー講演を行いました。OSCクラウドは、昨年12月の東京での開催についで今回が2回目となります。参加者は200名と、やや少ない印象を受けましたが、セミナーの内容としては充実していました。

 

Joe’sでは、KVMのVPSの1年間無償プレゼントを今回も行いました。30名ほどの参加者の方がお申し込みになりました。全体の参加者との比率としてはこれまでで最高であったと思われます。セミナーでは、Joe’sの板東と増本がCloudStackについての話をしました。板東が、CloudStack徹底入門の5章に相当する入門的な話(ウォーミングアップ)をし、増本がScalrというクラウド統合管理ツールからCloudStackのAPIをたたくデモを行いました。

 

Joe'sのブース、オープン前の準備

 

CloudStackでは、通常用意されているユーザインターフェイス(UI)をはなく、API(Application Programming Interface)が用意されていて、そのAPIを用いて開発された独自のUIから操作することができます。たとえば、独自にUIを開発して、エンドユーザー向けにCloudStackを利用したサービスを提供することができます。

 
 
 
 

米国Citrix社からCloudStackユーザ会のリーダー的存在、David Nalley氏も会場に訪れた:左から 板東、増本、中島(電気通信大学大学院生)、David Nalley、緒方 (敬称略)

 

Scalrは、RightScaleなどと類似のもので、たとえば、アマゾンのAWSとCloudStackというように、複数のクラウドを統合管理するツールで、CloudStackの場合、必然的にCloudStackのAPIを用いて操作することになります。オートスケーリング、障害対応、サーバー管理の自動化などを目的として利用されるものです。

 
 
 
 
 
 

Joe's 増本の講演

 

Scalrはオープンソース(OSS)なので、独自にインストールして運用することも原理的に可能ですが、実際にはあまり行われていません。ソースコードは公開されていて、インストールは不可能ではないですが、運用に際して、高い信頼性が要求されます。今回の講演でも、Scalrが提供しているサービスを利用してデモを行いました。

 
 
 
 

Joe's増本らがサンフランシスコのScalr本社を訪問した際の写真(2013年3月): Sebastian(左), 増本(右)

 

CloudStackでは、インスタンスの起動・停止・削除、ネットワーク設定、ホストの操作、テンプレート作成など数百のコマンドが用意されていて、curlコマンドなどでURIにアクセスすることで実行できます(Web API)。APIでCloudStackにアクセスするには、先立ってAPIキー・秘密キーを取得する必要があります。

 
 
 
 
 
 

Scalrの概念図

今回のデモは、以下の手順で行いました。
 
・Role(=テンプレート)の作成
 ・APIキー・秘密キーのScalrへの登録
 ・Scalr用CloudStackテンプレート(=Role)の作成
 ・scalarizr-cloudstackのインストール、Roleへの登録
 
・WordPress設定
 ・Farmの作成
 ・DNS、バーチャルホストの設定
 ・MySQLの設定
 ・WordPressのデプロイ、インストール
 
・ApacheのAutoScale
・MySQLのMaster-Slave構成

 

宮原さん、びぎねっとの皆さん、地元のボランティアの皆さん、お疲れ様でした。

今回のOSCは、宮原徹さん、びぎねっとの方々、地元大阪のボランティアの方々のご協力によって、成功裏のうちに幕を閉じました。皆様、お疲れ様でした。

[1] NetCommons関西が発足:Joe’s@梅田で第1回の勉強会

NC専門のホスティングサービスNetCommons標準サーバー

NetCommonsという学校や自治体で人気のあるCMSがあります。Joe’sでは、2011年6月からユーザ会であるコモンズネットの賛助会員になり、2011年8月から、NetCommons標準サーバーというNetCommons専門のホスティングサービスを提供しています。とりわけ入門プランでは、「http://サブドメイン名.netcommons.ac」のURLで、1年間無料でNetCommonsがインストールされたサーバーを利用できるようになっていて、コミュニティの拡大に寄与しています。

 

NetCommons関西のFacebookのグループ

色々なCMSがありますが、NetCommonsはウェブの知識がなくても、ある程度本格的なサイトが作れるようになっています。お知らせやメニューといったモジュールに対応したブロックを積み上げてページが構成されます。NetCommonsには、すでに20以上のモジュールがあります。それと、各ページにアクセスできる権限が階層的に分けられているので(ルーム)、グループウェアとして利用することができます。

 

5月20日に、関西有志で、勉強会の拠点となるようなグループ(NetCommons関西)が結成されました。お金や時間をかけずに、自由にやろう、という趣旨ですが、勉強会などの会場はJoe’sで提供することになっています(Joe’sオープンソースプロジェクト)。

https://www.facebook.com/groups/111893528985645/

NetCommons関西の第1回の勉強会の会場になるJoe'sビジネスセンター梅田オフィス

 

第1回の勉強会は6月20日(木)に開催されますが、すでに定員に近い参加のご表明をいただいています。講師は、大阪で開発の業務に従事している佐々木泰男(エディ・ケイ)さんにお願いしました。佐々木さんは、コモンズネットの理事である永原篤さんの前職の上司で、Joe’sと永原・佐々木両氏が意気投合して、今回のようなイベントがすんなりと決まりました。今後は、6月20日のイベントやその懇親会に参加された方の要望を聞きながら進めていく形になると思われます。Joe’sでは、NetCommonsを推進する企業として、スポンサー的な役割を果たしていきたいと考えています。

 

コモンズネット総会で説明する国立情報学研究所の新井紀子先生

 

ところで、コモンズネットがあるのに、なぜNetcommons関西かということですが、いくつか理由があります。NetCommonsは、他のオープンソース(OSS)と比較すると、ユーザーが全国に広がっています(自治体や学校など)。これまで、講習会やユーザーカンファレンスなどのイベントがほとんど東京で開催されていて、そのために自費で地方から出張されていた方も多かったということです。そのため、コモンズネットでも、永原さんを中心に、各地のオープンソースカンファレンス(OSC)に出展して、盛り上げていく計画を進めています。6月22日の名古屋でのOSCも、コモンズネットとJoe’sのブースの位置を隣にしていただいています。

 

NCバージョン3のキャラクラー「ミカエル」

 

それともう一つ大事なのは、一般的にOSSのコミュニティは、メンバーの総意でボトムアップ的に動いて行かないと、本当の意味での活力にはならないということです。国立情報学研究所のプロジェクトとして国から支援していただいていることはありがたいことですが、それだけでNetCommonsのコミュニティが育つということではないと思います。東京以外から、自発的に活動する人が出てくるということは、NetCommonsにとって喜ばしいことだと思います。

 
 

コモンズネット行きつけの居酒屋「百人亭」(国立情報学研究所そば)

 

また、6月10日は、NetCommonsのバージョン3の機能についてと、そのNetCommons3公式キャラクター(名称決定前)のシールの話で盛り上がりました。バージョン3については、8月21日に開催予定のNetCommonsユーザカンファレンス2013で、升川竜治さん(国立情報学研究所)が講演します。また、公式キャラクターでは、WordPressの「わぷー(Wapuu)」には及ばないが、皆で盛り上げて行きたいということでした(テクネコ 加藤和幸さん)。

懇親会が終わってからは、コモンズネット行きつけの居酒屋(竹橋、百人亭)での2次会で盛り上がりました。

[4] Joe’sビジネスセンターの商談室・会議室の利用時間が延長

20人程度のセミナーができる会議室 (銀座)

 

Joe’sビジネスセンターは、バーチャルオフィスのサービスを提供しています。2006年10月に開業し、格安バーチャルオフィスの草分けとして、ご好評いただき、現在は銀座・青山・梅田の3オフィスで1000社以上(国内最大級)の方にご利用いただいています。他社のサービスと違い、スタッフが常駐、会議室が一定時間無料で利用できるなど、契約している方が「自分のオフィス」として誇れるような環境を提供させていただいています。

 
 

20人程度のセミナーができる会議室 (梅田)

 

さて、Joe’sビジネスセンターの契約者の方から、会議室は、予約システムができてから「便利になった」という声を多数いただいています。以前は、電話で会議室が空いている時間を問い合わせる必要がありました。しかし、現在では、ログインして、空いている時間帯を見ながら時間を決めて、 オンラインで予約するという形式になり、便利になりました。

 

落ち着いて話ができる商談室

 
 
 
 

しかしながら、その利便性がゆえに最近会議室の利用率が高まり、特に銀座では、1週間先でも、空室の時間帯を探すことが難しくなってきました。そこで6月1日から、12:00~13:00のお昼の時間帯(青山・銀座・梅田)、および17:00~18:00の時間帯(銀座・梅田)も利用できるように改善させていただくこととなりました。

 

利便性が高くなったといわれる、会議室予約システム

 

たとえば、10:30~12:30という使い方は、現在はできないようになっていますが、これが可能となります。また、夕方16:00~18:00や17:00~18:00という時間帯もニーズが高いので、今まで以上に皆様のニーズにお応えできるのではないかと自負しています。

 

その他、ご質問、ご要望などございましたら、会議室ご利用の際などに、スタッフにお伝えいただければ幸いです。

 

スマホからも会議室の予約ができる

[3] クラウド&ホスティング誌がJoe’s@銀座で取材

2013年5月2日の取材風景(左から、Joe'sの高橋、鈴木、インプレスビジネスメディアの大川編集長、ライターの木村氏)

 

2012年8月以来久々に、クラウド&ホスティング誌のインプレスビジネスメディアの方々に、取材にお越しいただきました。仮想専用サーバーJoe’sの素に関するものです。仮想専用サーバーJoe’sの素に関しては、2012年12月号でも紹介させて頂きました。そもそも、Joe’sの素というのは、cPanelのアカウントを自由に発行できるフルマネージドの専用サーバーのことです。

 

フルマネージドというのは、セルフマネージドに対比する言葉です。OSのアップデートのみを行うだけでフルマネージドとうたっている他社サービスもありますが、Joe’sでは、完全にサーバーの管理を代行しています。rootパスワードもJoe’sで管理します。24時間365日サーバーを監視し、どのサービスが止まっても、復旧させます。契約者は、サーバー管理ではなく、サイト管理に集中出来ます。また、レンタルサーバーの業務をすることも可能で、その目的で契約されている方も多数いらっしゃいます。その意味で、Joe’sの素(もと)という名称がついています。逆に、セルフマネージドのサービスのことを、ルート権限付きと称しています。仮想専用サーバーJoe’sの素とは、専用サーバーJoe’sの素の前に「仮想」という2文字が付いたのものです。つまり、物理的には専用サーバーを1台専有しないが、独立した仮想サーバーの中で、Joe’sの素の機能を実現させます。

仮想専用サーバーのページ

 

ホスティング他社では、セルフマネージドの契約者の方が多いですが、Joe’sでは共用サーバーを契約していて、サイトが増えてくると、Joe’sの素の専用サーバーに移行していく契約者の方が多くいらっしゃいます。専用サーバーのサービスでセルフマネージドしかなかったり、フルマネージドのサービスの料金が高いと、そのような移行が難しくなります。

 

そもそも、レンタルサーバーは、当初は、ホームページビルダーやFFFTPでファイルをアップロードできれば、もしくはCMSを操作出きれば、Linuxの操作ができなくても、サイトが構築できるというサービスとして、人気を博しました。Linuxの知識がなくても、WordPressやEC-CUBE、PHPやMySQLは操作できます。逆に、自社でサーバーを管理しないといけなくなると、大きな負担がかかります。VPSやクラウドでテンプレートを使ってサーバーを構築、設定することは難しくありません。ただ、サーバーに障害が生じたときに対処ができず、エンドユーザーに責任あるサービス提供を行うことは難しくなります。

 

国内では、ほぼJoe'sだけが提供しているコンパネcPanel

つまり、社内でサーバー管理者を雇用(インフラ系の技術者は不足しているので、開発系の技術者より、報酬が高い場合がある)することはできない、24時間の監視体制を敷けないという契約者の方が、実は多いのです。そして、クラウドでインフラが安くなったといっても、インフラそのものより、それを管理するコストの方が比率的に大きく、一部のユーザーを除いて、全体としてはさほどコストは下がりません。Joe’sの素のコンセプト「Joe’sはあなたの従業員です」は、制作・開発業務に従事しながら、そのような状況におかれた方にご好評いただき、多くの契約をいただいています。

 

2013年5月末日に発行予定のクラウド&ホスティング誌

仮想専用サーバーJoe’sの素は、フルマネージドサービスでありながら、月額12,600円からご利用いただけます。仮想化によって、Joe’sの素のメリットを多くの方に享受していただきたく、そのような低価格のサービスになっています。

 

インプレスビジネスメディアの取材は、大川編集長、ライターの木村氏、弊社代表の鈴木禎子、営業(銀座支社)の高橋宏和との間で、和やかにやり取りをし、1時間程度で終わりました。この内容は、2013年5月末に発行されるクラウド&ホスティング誌に掲載されるということです。

[2] CloudStackのAPI経由でScalrを使ってみませんか

OSCクラウド東京(2012年12月)に引き続き、5月25日にOSCクラウド大阪が開催される

 

2013年5月25日(土)に大阪・堺筋本町で開かれるオープンソースカンファレンス2013 .Cloud@Osakaで、Joe’sではCloudStackについてのセミナーを行います。基本的な使い方、API経由でCloudStackにアクセスする方法、特にScalrからアクセスする方法についての話になります。これらの機能は、Joe’sのKVMのVPSおよびプライベートクラウドから利用できます。

 

CloudStackに関しては、本ニューズレターでも何度か取り上げて来ました。

 

joes-vps.com

 

Joe’sのKVMのVPSおよびプライベートクラウドでは、APIを経由して、CloudStackの機能を外部から操作することが可能です。たとえば、GUIで使用できる機能の多くはAPI経由で操作可能です。また、APIを使用することにより、CloudStackによるクラウド環境を、別の管理システムと統合することが可能です。RightScaleやScalrはすでにCloudStackのAPIに対応しています。

 

CloudStack API は、CloudStack Managementサーバの8080番ポートで受け付けられ、処理されます。(http://download.cloud.com/releases/3.0.3/api_3.0.3/TOC_Root_Admin.html)。
ユーザ権限によって、GlobalAdmin API(管理者用)、DomainAdmin API(ドメイン管理者用)、UserAPI(一般ユーザ用)の3種類のAPIが用意されています。

 

CloudStack 4.0

CloudStack APIを8080番ポートから使用するには、API鍵の生成と、署名パラメータの指定を行う必要があります。署名作成方法の詳細はCloudStackのドキュメントに記されていますが、おおまかな流れとしては以下のようになります。

 

1. コマンドパラメータをURLエンコード
2. コマンドパラメータの要素をソート
3. エンコードされた文字列を全て小文字へ置換
4. 上記文字列と管理サーバで作成された秘密鍵に使用してsha1で署名
5. signature文字列をURLエンコード

 

Scalrの本社 (SanFrancisco)

この署名作成方法の一連の処理は、bashなどのスクリプトで書いて自動化するのが普通です。APIの応答結果はデフォルトではXML形式の応答ですが、response=jsonのパラメータを追加すれば、JSON形式での応答も可能です。

 

最近ハイブリットクラウドの管理ツールとして注目を集めているScalrからも、CloudStackをAPI経由で管理できます( http://wiki.scalr.com/display/docs/CloudStack

 

また、APIを使わなくても、Joe’sのKVMのVPSでは、ロードバランサ、ファイアーウオール、VPN機能を使って、他社のVPSではできない(VPSというよりはクラウドに近い)ことができます。

 

ScalrにはAPIキーと秘密鍵を入力する必要がある

ドキュメントを読むのは敷居が高い、という方は、日本CloudStackユーザ会から出版されている「CloudStack徹底入門」をざっと目を読むことをおすすめします。

関西近辺にお住まいの方は、是非5月25日のオープンソースカンファレンス2013 .Cloud@Osakaにお越しください。Joe’sではセミナー以外に、ブースに技術のわかるスタッフがいますので、お気軽にお越しください。

[1] Joe’sの新拠点ベンガルール:インドのシリコンバレー

joes-cloud.com(joes-vps.comの海外向けサービス)

 

4月末の連休の前半に、Joe’sのスタッフ3名が、Joe’sの海外拠点のあるインドのベンガルール(旧名称 バンガロール)を訪問しました。ベンガルールは、ニューデリー、ムンバイにつぐインド第3の都市で、人口は約840万人います。

 

日本人の感覚で言えば、「インドらしくないインド」という言葉があてはまるかもしれません。Joe’sが以前に拠点にしていたケララ州コーチン(過去2回訪問)や、首都ニューデリーなどでは、車線を守らない車がほとんどで、2車線で対向車が来ても追い越します(日本では考えられないようなジグザグ運転をしています)。また、ヒンズーでは神とされる牛が道路で寝ていたりします。ベンガルールではそういうことがほとんどなく、町が整備され、近代化されています。インドが独立してから、重工業、航空、宇宙、防衛関係の施設がたくさんでき、現在はIT産業の中心(インドのシリコンバレー)とされています。

 

Joe's池原の現地技術者向けレクチャー

Joe’sの現地責任者の話では、ベンガルールは、特に技術者は州外から来る人が多いということです。例えば、インドでは平均で月給25,000円程度の給料になります。ベンガルールだと物価も高いですが、月給40,000円程度になります。実力のある人、自信のある人が集まってくるということです。インドは、高校や大学などでは英語で講義が行われますが、日常生活では、ヒンズー語と各州で異なる現地語が使われます。ベンガルールでは、色々な州から来ているので、職場でも英語が普通に使われます。

 

ウェルカムパーティー

 
 

4月29日、30日の両日にミーティングと研修を行いました。前回(2011年9月)同様、技術スタッフの研修は、池原がリーダーシップをとって行いました。普段から、Skypeや電話で毎日一緒に仕事をしているので、技術面よりも交流の方が重要であるように思えました。29日の夜、Joe’sスタッフのウェルカムパーティーで、近くのレストランに食事に行きました。インドでは、ヒンズーでは飲まない人が多く、今回も現地スタッフでは、1名(クリスチャン)を除いて飲んでいませんでした。

 

インドの料理は、ベジタリアンとノンベジタリアンにわかれる。意外かもしれないが、マカロニがベジタリアン料理のメニューによく含まれている

 

30日の午前に、今後の海外市場での戦略について、ビジネスの担当者と話をしました。ホスティングやクラウドに限らず、SEO、リスティング広告、ブランディング、サポート、SNSの利用など、Webマーケティングの基本は、日本でも英語圏でも同じであるという認識を持ちました。ただ、それぞれの目的を最適化する手法として、日本には無いものがたくさんあるように思えました。現行サイト(http://www.joes-cloud.com)を2013年6月末までに改訂し、マーケティングに関しても世界の情勢を見ながら、進めていくことになりました。

 

ベンガルールは、軍事、航空、重工業などが昔から盛んであった

 
 

海外向けサービスを伸ばしていく中で、国内のサービス(http://www.joes-vps.com)についても、改善のヒントになるものもたくさん出てくるものと思われます。今回のインド訪問で得られた経験を、皆様に提供する今後のサービスの中で生かしていきたいと考えています。

 

州議事堂(ベンガルールはカンナダ州の州都)

 前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ... 21 22 23 次へ