[4]EC-CUBE Day 2014、東京での初めての開催

EC-CUBE標準サーバー(ec-cube.orgのサイト)
9月11日(木)に東京・秋葉原のヒューリックホールでEC-CUBE Day 2014が開催されました。過去2回は大阪で開かれていて、今回は初めて東京での開催となりました。Joe’sでも、協賛させていただきました。
EC-CUBEに関しては、Joe’sでもEC-CUBE標準サーバーというサービスを提供していることもあって本ニューズレターでも何度か取り上げています。EC-CUBEは国産のオープンソースのショッピングカートです。ショッピングカートは、アマゾンや楽天のようにオンラインで買い物ができるようなサイトを構築するためのツールです。

盛況で、大ホールもいっぱいになっていた
写真や価格などの商品の情報を入力すれば店舗ができるような、いわゆるASPのショッピングカートも多いのですが、システム利用料を支払わなければなりません。Yahooのように無償のサービスも出てきましたが、競合する店舗が多いとうずもれてしまう、店舗を自由に運営できないというデメリットがあります。
EC-CUBEは自分でサーバーを用意して(レンタルサーバーなど)、独自のサイトを運営することになります。

エバンジェリストの川口氏、セミナーでEC-CUBEのB2Bを解説
オープンソースで無償であることと、日本の商習慣に合うように作られているので、EC-CUBEは人気があります。Joe’sでも、EC-CUBE標準サーバーで1年間無償の入門プランというサービスを提供していて、コミュニティの拡大に寄与してきました。
今回のイベントは、500人ほどの方が参加されていました。大ホールで招待者による講演、小さい会議室でEC-CUBEのエバンジェリストやスポンサーによる講演が行われ、ブース(10-20社程度)も賑わっていました。

ネットワーキングパーティー
この会場はこの手のイベントでよく使われますが、大ホールが一杯になるなど、今回は盛況であったと言えます。エバンジェリストの河野氏(フルブライト)の初心者セミナーなどの質疑などから、今回の参加者の層の幅が広いことがわかりました。
ネットワーキングパーティには、開発業者やレンタルサーバーなどのビジネスパートナーが参加してました。EC-CUBEの牙城、大阪からも多くの方が参加されていました。またネットワーキングパーティでは、EC-CUBEで構築したサイトについて、アラタナ、フルブライト、システムフレンドの3社が表彰されました(サイトアワード)。
今回は、今月(2014年9月)発表するというEC-CUBE B2Bというサービスが話題になりました。オープンソース以外に、有償版のようなものができるということです。

サイトアワードの表彰
Joe’sでサービスとしても提供しているCloudStackなどでも、オープンソースであるApache版とCitrix社が提供している有償版のすみわけがうまくできています。プライベートクラウドで利用する場合、VMwareと比較して安価であることもありますが、ほとんどの場合、有償版が使われます。また、有償版で開発された機能は、時間的なずれはあっても、Apache版にも提供されるということがうたわれています。
Joe’sでも、EC-CUBE B2Bが成功されることを祈ってます。