[5] シリコンバレーのChatWork社、Scalr社のオフィスを訪問しました

[5] シリコンバレーのChatWork社、Scalr社のオフィスを訪問しました

シリコンバレーの司令塔 Stanford大学 (Palo Alto)

 

 

マンガ『ごきげんにゃん』によると、Joe’sの起業が米国New York郊外のNew Havenで始まった(2002年)ということになっています。しかし、代表の鈴木禎子によると、実はITのベンチャーをおこす構想は、1995年から1997年にPalo Altoに住んでいたときにすでにあったということです。Palo Altoといえば、Stanford大学の城下町、Stanfordといえばシリコンバレーの司令塔にあたります。滞在していた1996年にYahooがStanfordを退学して起業しています。

 

 

1995-1997に鈴木禎子代表が滞在していたPalo Altoのマンション

 

 

 

Joe’sでは、2013年3月14日から17日まで、サーバー機器の整備のためにシリコンバレーに滞在しました。その際に、起業して10年来、会社同士友人として付き合いのあるChatWorkと、クラウドの新興企業Scalrのオフィスを訪ねてみました。

 

 

 

 

 

ChatWorkのあるレンタルオフィス

 

 

ChatWorkのオフィスは、シリコンバレーのSunnyVale(San JoseとMountain Viewの間)にあるPlug and Play Tech Centerというレンタルオフィスの中にありました。以前は、ここの2階にJapan Pavilionというエリアがあって、日本の企業が集まっていました、現在も日本の企業が多く、日本からの訪問者が多いということです。

 

 

 

 

ChatWorkの山本社長、日本から訪ねてくる人が多い

 

3月15日に、そのレンタルオフィスの食堂でランチをとりながら、「ChatWorkのように、SaaSのサービスを提供する場合には、インターネットによるマーケティングで十分、つまり日本にいてもできるのではないか」というようなことを山本敏行社長に質問してみました。現在は、自分以外のスタッフを日本に残して、シリコンバレーで、取材してもらえるよう、大企業とパートナー契約してもらえるような営業をされているということです。それと、日本にいると、どうしても日本的な考えになってしまい、機能や新しいアイディアが、米国では受けたり受けなかったりするということです。また、米国に入れば、有利なビジネスの情報が入ってくるということです。

 

 

3畳くらいのブースの中にサービスを説明するパネルやプリンタがおいてあった

ただ、お話の中で、一番印象深かったのは、勇気を出して「逃げ道をふさいでいる」ようにされていることでした。日本にいて、海外サービスを提供すれば、リスクがない(ローカライズ以外に費用などかからない)ので、うまくいかなくても、適当な言い訳を言ってごまかせます。したがって、勝負するという気持ちも湧いてきません。山本敏行社長本人は夢中になって深く考えずに米国に移住するようになったというように謙遜されていましたが、他人(他社)では真似することのできない姿勢であると思われました。

 

 

山本敏行社長本人は、Joe’sの鈴木禎子が住んでいたマンションから南に1マイルほど行ったところ(Mountain View)にお住まいで、日本と比べて家賃が高いエリアであるということでした。

 

クラウドの新時代を築くと期待されているScalr、4畳半程度のオフィスにSebastian氏ら3名しかいななかった(左が代表のSebastian氏、中央がJoe'sの増本)

 

また、同じ3月15日に、複数のクラウドを統合する管理ツールScalrのオフィスをおじゃましました。Scalrは、各クラウドのAPI(Application Programming Interface) を操作することによって、アマゾンAWSなどのパブリッククラウドと自社のプライベートクラウドの両方を操作する(ハイブリットクラウド)することを可能とするツールで、クラウドの信頼性を高めたり、高負荷に備えることが可能です。以前は、RightScaleというツールがメジャーでしたが、Scalrはオープンソースとして流通し、急速にユーザを増やしています。Scalrは、CloudStackをサポートしているので、Joe’sのVPSでも利用できます。

 

 

 

 

オフィスは、San Franciscoの目抜き通りであるMarket Streetの1番地(Pierに最も近い側)というランドマークにあるので期待して行きました。4畳半くらいのスペースに代表のSebastian氏と他2名のスタッフが作業していました。従業員数17名ということですが、本国であるウクライナで業務についているということです。シリコンバレーでイベントを頻繁に開いていて、CloudStackやOpenStackなどのコミュニティとも密接に行動しているというお話でした。

 

Joe’sでは、シリコンバレーで活躍されているこうした方々の手本として、海外向けサービスについて、より積極的な展開を模索しています。