VPS

[2]手強いVPSが日本に上陸

Joe's VPSのサイト

Joe’sのVPS(http://joes-vps.com, http://joes-cloud.com)は、CloudStackのKVM、Linux Contaner、ParallelsのVirtuozzoからなり、多彩なラインナップをそろえています。また、メモリ512MBですが年額5,000円のプランなどもあります。

 

しかし、昨今は、特にインフラのみを提供するVPSやクラウドがはびこってきています。しかし、価格破壊がすすみ、日本国内でも、最大のユーザ数をもつAWSですら赤字になっていて、IaaS(イアース)の上でホスティングやSIerのような業務をするPaaS(パーズ)のようなビジネス、もしくはアプリケーションを提供するSaaS(サーズ)のようなビジネスでないと、利益を得るのは難しいのではないかと言われています。

 

Rocket Cloudのサイト(英語表示)

そんな中、海外のVPSで大阪のデータセンターを利用しているサービスを見つけました。その名も、Rocket Cloud。海外のVPSといえば、Digital Oceanが有名です。

 

月額5ドルでSSDが標準のVPSで、時間ごとに課金し、申し込み後1分でアカウントを発行します。米国、欧州以外に、最近ではシンガポールでデータセンターを借りて展開しています。

 

Rocket Cloudのサイト(日本語表示)

 
 

しかし、よく調べてみると、このRocketCloudは、Joe’sと同じ大阪吹田のIDCFを借りているということがわかりました。

 

しかも、驚くことに、米国のデータセンターもJoe’sと同じ、California州のFremont (San Joseの北、東シリコンバレー)のデータ・センターを使っているようでした。

 

Joe'sとRocket Cloudが利用しているシリコンバレーのデーターセンター

 

ただ、Joe’sというよりは、Digital Oceanに近いサービスで、サポートも、
1. 自分が設定した環境に関する問題
2. 一般知識をつかって、考えれば回答にたどり着く問題
などは、対象外としています。つまり、上級者を想定しています。そして、時間課金ですから、月の途中でも、要した時間しか費用が課金されません。

Rocket Cloudで利用されているとされるOpenStack

 
 
 
 
 

担当者に話を聞くと、OpenStackでシステムを構築し、ストレージもノードから分離されていて、NASで多ノードが用いるストレージが固められています。

 
SSDが標準ですから、レスポンスも快適です。

 

日米とも、2月1日から、サービスを提供するということです。

[1]Joe’sのVPS、全面リニューアルで新ラインナップも登場

Joe'sのVPSサービスサイト。サービス開始から早や4年が経った。

 

Joe’sがVPSのサービスを始めて、4年が経ちました。他に類を見ない、マルチハイパーバイザー(複数の仮想化方式)という特徴を持つJoe’sのVPSサービスは、ユーザーの多様なニーズにフィットして、多くの方にご利用いただいてきました。

 

VPSサービスを開始した当時はまだまだVPSというものが一般的ではなく、提供する側の当社でも、エンジニアが実際に他社のサービスを利用してみたり、仮想環境を構築してみたりで、どの様なサービスが受け入れられるのか手探りの状態で開始したことを思い出します。今では、これまでVPSが担ってきた役割はAWSに代表されるクラウドにシフトしてきていますが、依然としてVPSは、低価格でroot権限を使えるサーバーとして、エンジニアをはじめとする多くのユーザーの利用され続けています。

 

Joe’sでは、7月1日にVPSサービスの全面リニューアルを実施しました。これまでのサービス提供で得た多くのご意見を反映して、より良いサービスに変身したと考えています。ここでは、今回のリニューアルの内容について、2点ほどご紹介したいと思います。

 

ハイパーバイザー型の仮想化

・マルチリージョン対応

 

Joe’sでは、国内・海外の2カ所でデータセンターを運用しています。創業時は海外のデータセンターを利用したサービスとしてスタートしましたが、ユーザーが増えるにしたがって、日本からのアクセス速度を重視して国内のデータセンターでも運用を開始し、今に至っています。

 

これまでは、Webサイトが国内向けか海外向けか、または、転送量が多いか少ないか、等によって、どちらか一方のデータセンターを利用する、という選択がなされていましたが、東日本大震災を契機に、メインのサイトとは別に、DRサイト(Disaster Recovery site:緊急時の代替拠点)として、遠隔地にバックアップサイトを置くことが実際に行われるようになってきています。

 

Joe’sのVPSサービスはこれまで、公式には国内のみのサービスとして展開してきましたが、VPSがテストや開発の環境だけでなく、重要なWebサイトや基幹システムを運用するための環境として使われることが増えてきたことを感じ、今回、全てのプランで国内・海外のマルチリージョン(複数地域)に公式対応し、DRサイト運用が簡単に行えるようにしました。

 

もちろんDRサイト以外にも、国内・海外に対応したサイトをそれぞれ適した地域のサーバーで提供できるようにすることもできます。インターネットに国境はない、と言われますが、これからは一部のエンタープライズユーザーだけでなく、一般の企業や個人でも、マルチリージョンでのシステム構築が行われていくだろうと考えています。

 

 

Joe'sのVPSなら、海外とのマルチリージョン環境を簡単に構築できる

・対応OSが大幅に増加

 

インターネットは多様化の歴史だと言われます。様々なコンテンツが無限に増殖し、多くのユーザーに受け入れられるコンテンツもあれば、数少ないユーザーだけが求めるコンテンツも存在します。

 

システムの世界でも同じことが言えますが、こちらはもう少し均質化が求められます。1人1人が異なるシステムを使っていたら不便なことこの上ありませんし、メーカー側も少ない需要に対してサービスを提供することは難しくなります。この様な理由により、例えばパソコンでは9割以上のシェアをWindowsが占め、残り1割程度をMacとLinux等の「マイナーな」OSが分け合っているのが現状です。

 

CentOSは、Linux界では知らなければモグリと言われるほど有名なディストリビューションだ

VPSの世界ではどうでしょうか。先にご紹介した通り、Joe’sではマルチハイパーバイザーという特徴により、多様化への対応を進めていますが、OSについてはこれまで、Linux界のWindowsとも言えるシェアを持つ、Red Hat Enterprise Linux互換の「CentOS」のみを提供してきました。正確な数字は把握していませんが、CentOSもLinuxの中では7割程度のシェアを持っていると思われるメジャーなディストリビューションですので、メーカー側の論理からしても、それだけ対応していれば十分な気もしますが、Joe’sでは、エンジニアの創造の場でもあるVPSサービスにおいては、OSについても多様化を推進したいと考えており、今回、導入可能なOSを大幅に増やしました。

 

ここ数年で人気が高まったUbuntuも、もちろんすぐに使える

 

KVMプランでは23種類、LXCプランでは19種類、Virtuozzoプランでは12種類と、それぞれ従来より大幅に増加しています。最近では、リリースされたばかりのCentOS 7を即日提供開始する等、今後も、最新のOSをすぐに利用できるサービスとして役立てていただきたいと考えています。

 

全面リニューアル実施でより魅力的なサービスとなったJoe’sのVPSの情報は、下記のサイトからご覧いただけます。現在、新規契約ユーザー向けに初回2か月50%オフの特別クーポンを配布中ですので、この機会にぜひご利用ください。

 

http://www.joes-vps.com/

[1]初期費用なし年額5,000円のVPSが登場

joes-vps.comのサイト


2013年12月から、海外向けサービスで初期費用無料月額$5のKVMのVPSを提供しています。この2ヶ月で多くの受注していることから、日本でも同様のサービスを開始することになりました。
 

joes-cloud.comのサイト


以前によくオープンソースカンファレンスなどで、1年間無償で配布していた512MBメモリ、20GBディスクのKVMのプラン(非売品)が、年額5,000円のプランとしてこの度デビューしました(KVM-5Aプラン)。また、VPSの全プランで初期費用が0円に変更となりました。
 
 
クーポンによる割引制度も始まり、サイトにお越しいただくとクーポンがおいてあり、利用料が割引になる場合があります。

年額5,000円(税抜)でもVPNが使える


■改訂概要
・VPS全プランの初期費用を無料とする
・お試し期間を廃止する(別途30日間のキャンセル期間を新設する)
・割引クーポンを発行する
・KVMのVPSに、KVM-5Aプラン(メモリ512MB、ディスク50GB、年払5,000円(税抜)のみ)を追加する
・OSを申込時に選択可能とする

■メリット
・初期費用が無料となり、必要コストが削減できる
・5,000円/年(税抜)から利用でき、必要コストが削減できる

 

年額5,000円(税抜)でもロードバランサが使える


上記の改定は、2014年2月24日(月)から行われます。
 

Joe’sのVPSは、コストパフォーマンス、ラインナップの多彩さなどの面で、他社サービスを圧倒しています。
特に、KVMのVPSプランに関しては、過去1年だけ見ても、本ニューズレターでぼぼ毎月のようにとりあげています。
 
 
 
 
2013年12月号 インフラはインフレではない:月額5ドルのVPSが出現
https://joes.co.jp/2013/12/24/5vps/
2013年11月号 あなたのVPSは、VPNとロードバランサが使えますか?
https://joes.co.jp/2013/11/20/vps/
2013年10月号 OSC東京:CloudStack 4.2がリリース。LXC機能は動作不可
https://joes.co.jp/2013/10/23/osctokyo/
2013年9月号  イベントでもらったJoe’sのVPSを、ずっと無償でご利用いただく方法
https://joes.co.jp/2013/09/24/joesvps/
2013年8月号  CloudStackユーザー会 in 大阪:バージョン4.1の深堀りに苦戦
https://joes.co.jp/2013/08/22/cloudstack-event/
2013年7月号  今年も味噌カツを食べにOSC名古屋に参加しました
https://joes.co.jp/2013/07/23/osc-nagoya/
2013年6月号  ScalrからCloudStackのAPIをたたくには:OSCクラウド@大阪
https://joes.co.jp/2013/06/19/osc-cloud/
2013年5月号  CloudStackのAPI経由でScalrを使ってみませんか
https://joes.co.jp/2013/05/23/cloudstack_scalr/
2013年4月号  CloudStack 4.0採用のKVM版VPSを提供開始しました
https://joes.co.jp/2013/04/17/cloudstack-4/
2013年3月号  オープンソースカンファレンス東京に1700名が参加、熱い議論が
https://joes.co.jp/2013/03/21/osc-2/
2013年2月号  書籍の出版と増刷で盛り上がるCloudStackユーザ会:3/6に大阪での開催
https://joes.co.jp/2013/02/20/cloudstack-3/
 

Joe’sでは、今後ともご満足いただけるサービスを追求していく所存です。皆様のご利用をお待ちしています。

[1]インフラはインフレではない:月額5ドルのVPSが出現

「今年もAWSの一人勝ちで終わりましたね」と苦笑いの忘年会 (12月4日、ニッポンクラウドワーキング・グループ)

今年は、アマゾンAWSの一極集中が進み、インフラまわりのサービスでは、国産クラウドが苦戦している感が否めないように思われます。具体的に各社の収益の数値を調査したわけではありませんが、忘年会や年末の挨拶回りなどで、そのようにおっしゃる担当者の方が多くいらっしゃることがわかります。

 

価格を下げれば利益が薄くなり、価格を上げれば新規顧客をつかめず、結局どのようにも価格を決められず、またサーバーだけを提供するので、サービス面で差別化をすることが難しくなっています。レンタルサーバーであれば、各社でいろいろ特徴があるので、共存共栄というしくみが働きます。ただ、パブリッククラウドとなると、価格競争でお互いに自滅していくという状況がありえます。

Joe'sのVPS(海外向けサービス、http://joes-cloud.com)

 

Joe’sではパブリッククラウドは提供していませんが、年明けの新サービス提供の準備をすすめています。その試験的な意味もあって、最近、Joe’s VPS海外向けサービスのラインナップを改定しました。ミニマムプランの月額料金を5ドル(KVMのプラン)とし、プラン数を8に増やしましたが、オプションを減らして簡素にしました。今までは、国内と海外でメニューを共通化していましたが、海外と客層が違うのと、将来の実験的な意味もあって思い切って改定してみました。

Joe'sのVPS(海外向けサービス、KVM)


 
KVMのプランでは、1から8のプランがあります。それぞれの数字を押すとスペックが表示されます。
1. CloudStackか、CloudStack+cPanel
2. バックアップありかなしか
3. OSは何か
4. セルフマネージドかフルマネージドか
を選択することになります。KVMですから、OSは自由に入れられますが、最初からインストールして渡す(契約者が後でマニュアルで変更可能)ことになります。

Joe'sのVPS(国内向けサービス、http://joes-vps.com)


 
海外では、競争がすすみ、VPSも月額5ドルからというのが当たり前になっています。日本でも近い将来、そういう状況はあり得るでしょう。
 

Joe'sではCloudStackのアドバンスモードを使っていて、VPNの機能が使える。


 
Joe’sで提供しているのは、VPSですから通常のクラウドとは違います。ただ、CloudStackを利用していて、アドバンストモードと言って、複数台仮想マシンのローカル通信、VPN、ロードバランサ、ファイアウォールが使えるので、通常のパブリッククラウドと同等の機能をもっています。
 

Joe'sではCloudStackのアドバンスモードを使っていて、ロードバランサの機能が使える。


 
本誌2013年11月号でもお伝えしましたが、インフラ系であっても、独自のサービスを目指すのがJoe’sです(現在は、海外のホスティング・クラウドサービスのトレンドを分析しています)。2014年はさらに踏み込んで、AWS一極集中を阻止するようなサービスを提供していきたいと考えています。そのための要素技術を、次号で紹介したいと思います。

[1]あなたのVPSは、VPNとロードバランサが使えますか?

イベントで配布しているJoe's VPSのKVMアカウント


Joe’sでは、KVMのVPSは、1契約の場合でも、仮想ルータ+仮想サーバーの形(LANを構成している)でお渡ししています。このLANに仮想サーバーを追加すると、その仮想サーバー間は、インターネットを介さずに、通信ができます。そして、仮想ルータのNAT(Network Address Translation)の設定を変えない限り、ポートはすべて閉じていますから、各仮想サーバーは、セキュリティ的に安全な状態にあると言えます。

LANではローカルIPで、インターネットではグローバルIPで通信が行われる。VPNは、PCなどの端末が、仮想的にLANの中におかれる


 
 
 
また、CloudStack (Apache版)という信頼できるソフトウェアを利用していて、最新の技術動向に呼応してバージョンアップがなされています。他社でも最近、ローカル通信が可能なVPSのサービスが発表されましたが、CloudStackには、通常のローカル通信以外に、重要な機能が2個あります。VPNとロードバランサです。VPNは、仮想サーバーが1個でも利用できますので、この機能を使わない手はありません。

CloudStackでは、各仮想サーバーのローカルIPはわかるようになっている。


 
VPNは、端末(ご自身のPCなど)を、LANの中に埋め込む技術で、結果として、LAN内の仮想サーバーと端末の間を仮想的に、インターネットを介さないで通信できます。Joe’sでは、無償提供のものでもグローバルIPアドレスをお渡ししていますが、仮にLAN内のすべてのサーバーがグローバルIPをもたなくても、そのLAN内のすべてのサーバーにその端末から、ローカルでアクセスすることができます。例えば、社内利用などでインターネット経由の通信をしたくない場合など、グローバルIPを持たずにイントラネットのレベルで通信することができます。どのサーバーがどのローカルIPを持っているかは、CloudStackの機能で、わかるようになっています。

ロードバランサでは、ひとつのグローバルIPが複数のローカルIP(仮想サーバー)に対応される


また、インターネットで公開されているサーバーに対して、アクセスの集中を防ぐために、同じ役割を担うサーバを複数導入して、負荷を分散させる構成にすることがあります。その場合、物理的な機器(ロードバランサ)を設置して負荷分散を管理しますが、CloudStackで用意している仮想LANでは、仮想ルータがこの機能をもちます。端末からアクセス要求があると、仮想ルータは動作している仮想サーバーの中から、負荷分散のアルゴリズムにしたがって、その一つを選択して、処理を割り当てます。
CloudStackでは、どのグローバルIPへのアクセスに対して、どのローカルIPの仮想サーバー(複数)の間で、ロードバランスさせるかを指定すると、ラウンドロビン等のアルゴリズムを用いて、複数台のサーバーに処理を割り当てます。

CloudStackで、ロードバランスを指定するには、グローバルIPとそれに対応させる複数のローカルIPを指定すれば良い。

 
VPNとロードバランサ、どちらも仮想LANやローカルIPの概念のないVPSではできない機能です。
Joe’sのVPSでは、非常に簡単に設定できます。是非お試しください。

[4]イベントでもらったJoe’sのVPSを、ずっと無償でご利用いただく方法

Joe’sがオープンソースカンファレンス(OSC)などのイベントで配布しているKVMのVPSの1年間無償アカウントのプレゼントは、2年以上前から実施しているので、よく知られるようになってきました。

イベントで配布しているJoe's VPS


他社のKVMのVPSと比較して、
 
1. 単なるVPSではなく、仮想サーバー+仮想ルーターのLANの形で提供され、インターネットとはNAT(Network Address Translation)を介して接続される。(仮想ルーターのポート変換を設定する必要がある)
2. CloudStack (Apache版)という信頼できるソフトウェアを利用していてる(最新の技術動向に呼応してバージョンアップがなされている)。

joes-vps.comのサイト


という2点が異なります。他社のKVMのVPSは、すべてグローバルIPアドレスが最初から割り当てられています。そのため、複数台契約の場合でもインターネットを介して通信する必要があり、ファイアウォールやロードバランサーなどの機能が使えません。また、CloudStackを採用しているのは、国内ではJoe’sのサービスだけです。
 
最近「昨年のOSCで無償アカウントをいただいたのですが、今年も申し込んでよいですか」という質問が多くなっています。ご利用いただいていることはありがたいのですが、それなりに費用がかかっていますので、無償でずっとご利用いただくのは難しいところです。しかしJoe’sではこの度、別の方法で無償でご利用いただくためのプログラムを開始することとしました。

仮想サーバーだけでなく、仮想ルータも管理できる


2013年10月1日より、イベントのプレゼントで発行したKVMのVPS (メモリ512MB, ディスク20GB)は、1年間の期限がすぎる前に有償ユーザーを紹介して、被紹介者が料金を支払った場合、被紹介者が解約するまで無料で使えるようになりました。被紹介者が自分自身であっても問題ありません。つまり、自分が有償のプランを契約した場合、仮想サーバーが2台になります。Joe’sのVPSは仮想ルーター付きですから、仮想サーバーが2台以上になると、もっと威力を発揮します。

人気のCloudStackが使えるので安心だ


 
 
すでにご利用いただいている無償サーバーで、1年を経過していないものも対象になります。プレゼントでもらった仮想サーバーを、ずっと無償でご利用いただければ、と思います。

[2] 海外向けサービスのサイト joes-cloud.com がリニューアル

海外向けサービスの新サイト(joes-cloud.com)

昨年10月にスタートした海外向けのVPS/プライベートクラウドの海外向けサービスのサイトをリニューアルしました。サービスのプラン・価格は、従来通りです。当初は、国内向けサービスのサイトを英訳して、金額を変更(国内向けでは月額750円からが、海外向けは月額9ドルから)しただけでしたが、日本人向けと英語圏向けとでは、デザインや表現で嗜好が異なるのではないかという判断から、今回のリニューアルという結論にいたりました。

 

国内向けサービスのサイト(joes-vps.com)

 

海外向けサービスは、サーバーをシリコンバレーのHurricane Electric (Joe’sが2005年より契約)においていることと、サポートが英語(電話、Kayako、チャット)であることが、国内向けサービス(大阪府吹田市と一部シリコンバレーにサーバーを設置)と異なります。海外向けサービスは、米国だけではなく、全英語圏の地域の方からご利用いただいています(米国内のユーザは、全体の1/3程度で、香港・シンガポールなどアジアが1/3、その他が1/3という比率)。そのため、サーバー管理はもちろんのこと、サポートが24時間体制になっています。

 
 

24時間365日の英語サポート体制のJoe's海外部隊

サイトの変更は、マーケティングとの絡みで、いろいろな工夫がなされています。サポートの窓口が広く、また新規のお客様がコンタクトが取りやすくなっていることなどが特徴で、国内サイトでもそうですが、サイトを見ていると、「ご質問などございましたら伺います」というチャットの画面が出てきます。

 

海外向けは、国内向けとは異なるマーケティングが必要になってきます。キーワード選びも英語ですが、英訳した単語がそのまま有効なキーワードになるとは限りません。また、ライバルが非常に多いので、そうした海外他社と差別化できるキーワードやテキスト広告が必要です。

 

Joe'sのサイトを見ていると飛び出すチャットのウインドウ

 

今回のサイト構築およびマーケティングは、5月号でもお伝えしたJoe’sの海外部隊が中心になって進めていますが、ブログや、将来実施予定のJoe’s Newsletterなどは、経営方針を反映させる必要があるので、どうしても国内のJoe’sのスタッフが書かないといけません。Japanese Englishでは、English speakerのお客さんは逃げてしまうかもしれないとか、心配がつきません。

 

本ニューズレターで、海外向けサービスについて、今後逐次報告させていただきます。

[4] 仮想化のホスト:CentOSからUbuntuへ移行します

cPanelを使っていれば、Linuxのディストリビューションが何であるかな ど、考えなくてもよいかもしれないが

共用サーバーのサービスでは、Joe’sでいえばcPanelのようなコンパネがあって、Linuxのコマンドを知らなくても、サーバーが操作できるようになっています。実は、同じLinuxでも、OSの中枢であるカーネルは共通していても、付随してついてくるソフトウェアによって、ディストリビューションが異なり(CentOS、Debian、Ubuntu、SUSE、Red Hat Enterprise、Vine、Fedora、FreeBSDなど)、コンパネで操作していても、性能が若干異なってきます。

 

 

現在、レンタルサーバーのサービスでは、多くがRed Hat系 (CentOS、Red Hat Enterprise、Fedoraなど)のOSが採用されています。実際、Joe’sで提供しているコンパネcPanelも、CentOS、Red Hat Enterprise、CloudLinuxのいずれかでないと動作しません。したがって、Joe’sでは、今後もCentOSをデフォルトとして提供していくことにかわりは無いと思います。

 

OSS Japanという今駒哲子氏が管理されているfacebookページ。最近、 「どのディストリビューションを使っていますか」で盛り上がっている

ただ、CentOSの場合、習熟したディストリビューションですので、どうしてもベースの環境が古く(たとえば、glibcなどバージョンが低い)、新しい機能(仮想化の機能など)の追加・更新が、少なくなってきています。 安定してサーバーを運用するにはRed Hat系はメリットが大きいですが、仮想化技術などは日進月歩なので、それに対応しきれない部分が多くなってきています。そこで、今後、特に、仮想サーバーを動作させるホストのOSとして、別のディストリビューションを模索してきました。

 

 

その結果、浮かびあがってきたのが、Ubuntuでした。Ubuntuば、デスクトップのために開発されたLinuxのディストリビューションですが、ユーザ数が多く、初心者にもわかりやすい、しかも起動速度が速く、サーバーとして利用してもメリットがあります。特に、Joe’sで着目したのは、リリースサイクルが半年と短く、新しい機能が豊富であることと、長期サポート(LTS: Long Term Support)版といって、5年のサポートを保証するバージョンを提供している、という点でした(最新ではバージョン12.04.1がLTSになっています)。

 

具体的には、「契約者の方が直接操作する専用サーバー、共用サーバー、VPSでは従来と同様だが、CloudStackやlibvirtなど、仮想サーバーを管理するソフトウェアを動かすために、ホストのOSとして採用する」(Joe’s 技術責任者 池原)ということです。

 

Ubuntuは、新しい機能がアクティブに追加されている。リリース間隔が短 く、サポート期間も長い。

結果として、Ubuntuの積極的な利用によって、仮想サーバーのパフォーマンスが向上し、仮想化ソフトの選択肢が広がっていくものと思われます。技術は、見えないところから最適化をはかることが重要と考えています。オープンソースカンファレンスその他のイベントで、面会することが多いと思います。コメントやご意見などをいただければ、幸いです。今後とも、努力していく所存でございます。

 

 

 

 

[1] CloudStackの習得、Joe’sのVPSを使ってみるのが早道 (9月のOSC 東京)

水色の半袖シャツを着たOSC運営関係者の方には、いつも頭が下がる思いだ

今年の秋の東京のオープンソースカンファレンス(OSC)は、9月7日(金)-8日(土)に明星大学で行われました。

 

Joe’sでも、協賛させていただき、ブース、セミナー講演、ビジネスライトニングトークなどで、プレゼンテーションを行ってきました。下記からUstreamの録画を見ることができます。
http://www.ustream.tv/recorded/25234935 (鈴木紫央 が含まれている)
http://www.ustream.tv/recorded/25261372 (緒方俊輔)
http://www.ustream.tv/recorded/25261437 (緒方俊輔 続)

 

ライトニングトーク@Business Day (鈴木紫央)

今回もやはり、KVMのVPS(512MBメモリ、20GBディスク)1年間プレゼントに人気が集まり、多数の方からご応募いただきました。また、ブースでCloudstackのデモを交えて、KVMのVPSの動作について説明させていただきました。

 

セミナー(Ustream配信、緒方俊輔)

緒方のセミナーでも説明させていただきましたが、Joe’sのVPS(http://joes-vps.com)、特にKVMのプランは、クラウドのミニチュア版という意味があります。VPSでも、Cloudstackというクラウドサービスでよく使われているソフトウェアのコンパネを使っています。

 

また、仮想サーバ機能以外に仮想ルータといって、NATの機能も提供しています。2個以上の仮想サーバーを契約すれば、ロードバランサやVPNとして動作します。仮想サーバーが1個しかないと、ポート転送を設定する分が若干手間にはなりますが、ファイアーウオールとして機能するので、グローバルIPで直接アクセスするのと比較して、セキュリティ的に安心感があります(2012年3月号)。

Cloudの強豪(Joe'sからみると競合)がひしめいていた、展示205号室

 

CloudStackなどでプライベートクラウドの導入を検討されている場合、まずJoe’sの月額625円のVPSを使ってみて下さい。操作自体は難しくありません。疑問があれば、ご連絡いただければと思います。

 

CloudStackは、バージョン3からCitrix社による有償版とApacheソフトウェア財団によるオープンソース版にわかれます。Citrix社では「独自に開発したものをオープンソース版にも貢献し、乖離がないように開発をすすめていく」という見解を示しています。Joe’sで利用しているのは、Apacheソフトウェア財団によるもので、年内にもバージョン3.02を利用したサービスを提供する予定です(現在はバージョン2)。

大阪大学日比教授の研究グループによる数式処理のCD (当日無償配布)。OSSの文化祭というだけあって、多方面 からの出展があった。

 

今回のブースは明星大学の205号という部屋でしたが、Cloud系の企業やコミュニティが多く集まっていました。10月24日(水)から26日(金)の幕張メッセでのクラウドコンピューティングEXPOに引き続き、11月17日(土)に品川のマイクロソフト本社でOSCのクラウドのイベントがあって、Joe’sでも出展する予定です。

[3] 月625円でメモリ1G、ディスク100Gの専用サーバーが出現: クラウド化で、データセンターは供給過多になる

2012年3月-4月で価格が改定された他社の完全仮想のVPSサービスを表にしてみました。価格は、月額料金(初期費用を除く、年払の場合)になります。

Joe'sで提供いている月額625円で提供しているVPS(joes-vps.com)

C社やG社のように、メモリ2GB以上で低価格のVPSを提供しているところがあります。これは、メモリの価格が下がり、128GBまでメモリをつめるマザーが市場に出回り、コストパフォーマンス的にむしろCPUがネックになってきていることに起因します。つまり、メモリ1GBのサービスの方が、価格を下げることがむずかしいのが実際です。

 

Joe’sのサイト(http://www.joes-vps.com, https://www.joes.co.jp)で、UnixBenchで性能を評価すべきということをうたっています。そのせいか、最近、個人ブログなどでUnixbenchを測定する記事を多く見かけるようになりました。ただ、ここで注意が必要なのは、低価格で高いUnixBenchをめざすのなら、完全仮想KVMよりも、コンテナのLXC(Linux Container, http://www.joes-vps.com)の方が圧倒的に有利であるということです。完全仮想はオーバーヘッドが大きく、速度は出ません。開発業務などで使い勝手の良さでサーバーを選ぶのであれば、完全仮想ですが、Cent OSなどで普通にLinuxを使うのであれば、LXCの方が2倍以上のUnixbenchの値が出ます。

2011年7月のオープンソースカンファレンスでのLXCについての講演(京都, 講師: 山本政秀)

Joe’s SSL市場や、Joe’sビジネスセンターと同様、VPSでも「Joe’sはなぜ安くできるのですか」と聞かれます。もちろん社外秘ですが、読者の皆さんに、一般的なことだけをお伝えします。詳細は、そこから、類推していただければと思います。

●費用対性能(初期コスト)および電力対性能(ランニングコスト)の優れたサーバーを購入
●優れた仮想化技術で、ラックを有効に使い、真の稼働率を高めている
●データセンターを所有していない

Joe'sでは、クラウドを「脱データセンター」と位置づけている

Joe’sは、LXCのVPSの商用化を世界で初めて行うなど、優れた仮想化の技術をもっています。ひとつ感じていることは、仮想化技術の進展にともなって、データセンターのラックが供給過多の状況になりつつあるということです。例えば、1万の共用サーバーの契約者をもつホスティング業者でも、その1万アカウントを1ラック(25サーバーとして)におさめ、しかも安定した管理をすることは、難しくなくなっています。逆に、同じクラウド提供業者でも、データセンターを所有していると、ラックの空きが増えるにつれて、苦しくなってきます。その経費の増加分のつけがサーバー契約者にまわってくる可能性すらあります。今度この傾向は顕著になっていくものと思われます。

 

いずれにせよ、Joe’sでは、そうしたクラウドのビジネス環境の状況を正しく分析し、皆様に費用対性能および信頼性の高いサービスを提供していく所存です。

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