Joe’s ニューズレター

8月号 [4] クラウドツール、EvernoteとNozbeの両方を使うと、業務が効率的になります

シリコンバレーにあるEvernote本社 (Joe'sで今年4月に訪問)

最近、Evernote (エバーノート)といって、「すべてを記憶する」というキャッチフレーズのもと、ファイルを記憶し、検索するクラウドのシステムが多く利用されています(会員数: 全世界で1000万、国内で200万)。PCのフォルダに入るファイルや受信ボックスに入るメールを自動的にセンターのサーバーにアップロードし、異なるPCやスマートフォンからもアクセスができるようなサービスです。

Evernoteでは、ポケットの一元化といって、すべての情報がそこに集積されるような仕組みになっています。記憶はEvernoteに任せ、脳は思考に専念させなさい、ということです。原理は至って簡単ですが、職場に導入しただけでは何の変化も生じません。現状の情報・作業の流れに対して、どのように適用すべきかを検討する必要があります(情報・作業の流れを再設計するといってもよいでしょう)。

Joe’sでは、例えば、

1. 受信したFAXは、着信時に自動的にPDFに変換され、Evernoteに入力される
2. 注文が自動的にEvernoteに入力され、1個のノート(Evernoteの最小単位)になる。納品までの各段階でそのノートを担当者が閲覧し、注意事項を記入する。発注から納品に至るまで、ノートが、ノートブック(ノートのカテゴリ)の間を移動する(報告としての役割)。
3. 名刺、紙ベースの書類(パンフレットなど)はスキャンして、ファイルとしてEvernoteのノートに保存することで、いつでも検索出来るようになっている。

などの設定で、効率アップをはかっています。

しかし、Evernoteの導入だけでは不十分であるように思われました。Evernoteの機能として、進捗管理の実現が難しいため、先延ばしの多い部門では、問題が解決しませんでした。そこで、Joe’sでは、最近になって、Nozbe(ノズビー)というスケジュール管理のクラウドツールを導入しました(Evernoteと同期がとれる)。現在、両者の導入(併用)によって、グループウェアとして、かなり威力を発揮しています(EvernoteのPremium会員は月額3.75ドル、Nozbeは20人で月額37.5ドル)。Nozbeは、Googleカレンダーとも同期がとれます。

EvernoteやNozbeは、David Allen氏の著作に見られる「Getting Things Done」(仕事を成し遂げる技術)という概念に裏付けられている、と言われています。「ストレスフリーの仕事術」という日本語訳(翻訳: 田口元氏)の書籍も出版されています。

Joe'sの社員に配布された夏休みの宿題「Nozbe: クリエイティブ仕事術」とEvernoteやNozbeをささえる概念「Getting Things Done」(仕事を成し遂げる技術)

EvernoteやNozbeにもまして、Facebook(これもクラウド)の威力についても特記すべきでしょう。実は、EvernoteはJoe’sで長年サーバーをご利用いただいているI氏、Nozbeは大手レンタルサーバーの代表のY氏が、Facebookで発言されていたことがきっかけで、導入に至りました。二人とも、Joe’sと近いビジネスの分野の方で、それなりの実績をあげています。Joe’sでは、信頼のできる情報と信じ、試行錯誤を繰り返しながらも、最終的に効果をあげるまでに至りました。Facebookの友達の口コミは、誰だかわからない人の掲示板への書き込みなどと違って、信頼性の高い情報とみなせるものであるという知見を得ました。

8月号 [3] ベリサインのSSL証明書が、世界共通の仕様になった

SSL証明書には、ブラウザからウェブサイトのあるサーバーへ暗号化してファイルを送信する機能の他に、そのサーバーが本物(正当な受信者)であることを証明する機能があります。ネットワークでは、オレオレ詐欺に相当する犯罪(フィッシング)があり得えます。たとえば、偽装サイトで、クレジットカードの番号を入力してしまうといった状況です。

そのために、普通、ある認証局に依頼して本物のサイトであると認定してもらい、証明書(サーバー証明書)を発行してもらいます。しかし、悪意のあるサーバーが、証明書自体を偽造するという状況もありえます。そこで、その認証局はさらに上位の認証局から証明書をもらいます。このように上位の認証局をたどっていくと、どこかで最上位の認証局(ルート認証局)に到達します。その証明書(ルート証明書)がアクセスしたブラウザの中にあれば、最下位にあったサーバーの正当性が証明されたことになります。つまり、SSL証明書は有名なもので、ブラウザ開発各社が知っているものでないと、意味をなさないことになります。携帯の場合、ブラウザのアップグレードが難しいので、古い携帯と新しい証明書は、相性が悪いのが普通です。

Joe's SSL市場で取得したEV証明書

サーバー証明書を発行するのは、すぐ上位の認証局(中間認証局)ですが、あるブラウザとサーバー証明書が対応するか否かは、そのルート証明書がブラウザの中にあるか否かによって決まります。ベリサインの場合、クロスルートがある場合を除いて、認証局は3層です(いずれも米国に設置)。つまり、サーバーの上位に中間認証局が、そしてさらに上位にルート認証局があります。つまり、サーバー証明書、中間証明書、ルート証明書の3種類のSSL証明書があります。

並行輸入とよばれながらも安く提供した業者のおかげで、この水はかなり安くなった

ベリサインで発行されるSSL証明書で、ルート証明書は、以前から世界共通でした。したがって、特殊な状況を除いて、携帯サイトへの対応率も同じでした。さらに、2010年10月10日の仕様変更以降は、ベリサインで発行されるSSL証明書は、中間証明書も世界共通になっています。secure site (旧セキュアサーバーID)、secure site pro (旧グローバルサーバーID)ともに、クロスルートがあってもなくても、すべて共通(米国標準)です。

これは、ごく自然なことと思われます。ベリサインのSSL証明書は、米国のシマンティック社で発行されるので、権威があります。また、国内のベリサイン証明書を販売する業者は例外なくすべて、米国で発行するベリサイン証明書の再販業者ということにができます。

ところで、コントレックスという水(図)をご存知の方は多いと思います(昔から人気がありました)。以前は、正規代理店の権利を取得して、販売を独占している業者から購入する必要があり、かなり高価でした。しかし、どの購入ルートから購入しても本質的に同じ商品(キャップの色などを除いて)であることが知られるようになってからは、広く飲まれるようになりました。もしかしたら、それと同じ公式がベリサインのSSL証明書についてもあてはまるかもしれません。

Joe’sでは、ベリサインのSSL証明書に関しては、主力製品であることを踏まえて、発行の迅速さ、サポート、支払い条件(前払いか、後払いか)などについて、皆様に満足いただけるよう、最善の努力をしています。そして、ベリサインのSSL証明書を多くの方に使っていただけるよう、今後とも努力していく所存でございます。

8月号 [2] Joe’sから、NetCommonsが無償ですぐに使えるサーバーが誕生

Netcommons標準サーバー(http://www.netcommons.ac)

WordPressやEC-CUBEなら知ってるけど、NetCommonsって聞いたことがない、とおっしゃる方もいるかもしれません。学校 や公共団体で、最近よく利用されるようになったCMS(contents management system: 作成更新したHTMLファイルをアップロードするのでなく、Webにログインしてファイルを作成更新)のひとつで、Webの知識が十分でなくても、容易に 操作ができるということ、気軽にポータルが構築できることなどが特徴の無償で使える、つまりオープンソースとして利用されています。

仲のよいNetCommonsのコミュニティ (懇親会)

6月号でも、お話ししましたが、Joe’sでは、2011年6月から、Netcommons のユーザ会に相当するコモンズネットの賛助会員となり、同時にNetCommons Readyの 認定 (インストールまで責任をもってサポートするサービスであることの認定)を受けています。

NetCommonsの司令塔、国立情報学研究所

Joe’sでは、このたび、8月18日から、NetCommons標準サーバーというサービスを開始しました。 サフドメイン形式(http://サブドメイン名.netcommons.ac)ではありますが、1年間無償で、NetCommonsがインストー ルされたサーバーを即時に(簡単な審査があります)ご利用いただけるようになっています。2年目以降は、ドメイン付きで月額1,575円 (http://www.ドメイン名, ディスク10GB)となります。該当ドメインのサブドメインが何個でも生成でき、NetCommons以外の用途にもご利用になれます。初年度に利用した サブドメインでアクセスした場合、2年目以降は該当ドメインにリダイレクト(転送)されるように設定致します。

NetCommons.acのacは、アカデミックという意味です。NetCommonsは、学校、公共団体などで多く利用されていますが、一般企業や商 用サイトでは、利用実績が今一歩といったところです。Joe’sでは、ユーザ層を広げ、ニーズに応えるべく機能拡張をすすめ、グループウェアやソーシャル ネットの構築ツールとして発展していくよう、貢献したいと考えています。

NetCommonsをすぐに使ってみよう

Joe’sでは、将来性のあるオープン ソースを支援していくために、Joe’sオープンソース推進プロジェクトを発足させました。今後、NetCommonsに限らず、特定のオープンソースが プレインストールされた、無償のレンタルサーバーを、逐次提供していく予定です。Joe’s SSL市場、Joe’s ビジネスセンターなどの剰余金の一部が、その費用(サーバーの無償提供)として充当されます。

8月18日(木)に国立情報学研究所で開催されるNetCommonsユーザカンファレンスで、NetCommons標準サーバーをお披露目します。本ニューズレターの読者の方で、ご利用を希望される方は、サイト(http://www.netcommons.ac)より、お申し込みください。

8月号 [1] サーバーの信頼性確保、RAIDというよりは、HAクラスタに注目が

DRBDはネットワーク越しにミラーリングを行うシステム

Joe’sでは、専用サーバーのサービスを、8年間提供しています。契約時に、営業担当者がお客さんと話をするときに、「RAIDはどうなっていますか」という質問をよく受けます。しかし、RAIDを搭載していても、ディスク以外(電源や、メモリなど)が故障すれば、お手上げです。ハードウェアだけではなく、ソフトウェアのダウンなどを考えると、RAIDの守備範囲というものが狭いことがわかります。

完全仮想化とコンテナ型仮想化

そこで、通常のサーバー(アクティブ)以外に、同じネットワーク内でもう1台のサーバー(スタンバイ)を増設し、死活監視を行い、アクティブ側のサーバーのファイルへの書き込みと同じ動作を、スタンバイ側でも行います。この動作(ミラーリング)は、ネットワーク越しにおこなっている点を除いては、RAIDと同様です。この機能は、DRBD (Distributed Replicated Block Device)というシステムによって実現されます。

人気絶頂のJoe's VPS

そして、死活監視の結果、アクティブ側で故障を検出すれば、スタンバイ側に動作が切り替わります(フェイルオーバー)。この機能を実現するソフトウェアは商用でも種々のものがありますが、Joe’sではオープンソースのPacemaker/CoroSync ※1 (HeartBeatと共に良く利用されるクラスタスイート)を利用しています。複数台のサーバーで動作するシステムをクラスタといいます。HAは、High Availavility (高可用性)という意味ですが、狭義にはDRBDとフェイルオーバー実現するシステムを指します。

※1
  • PacemakerはHeartBeatの一部(CRM – Cluster Resource Manager 部分)が分離独立したプロジェクト)
  • CRMはクラスタとクラスタ管理者の間を取り持つもので、CLI(コマンドライン)による容易な制御インターフェイスを提供するもの
  • CoroSyncはOpenAISの機能限定版でクラスタノード同士の死活監視等、中核部分を担うもの(HeartBeatの死活監視とリソース管理部分に相当する)
  • OpenAISはRedhatのクラスタソリューションのベースに位置する実績のあるOSS
  • Pacemakerはクラスタスタックの中核にCoroSync、HeartBeatの何れかを選択可能。弊社はCorosyncを採用、世界的にも実績が豊富
  • 1台の物理マシンがダウンしたら、別のスタンバイのマシンに置き換えるのが基本ですが、ApacheやMySQLというサービス単位で監視復旧させる場合もあります。

    また、仮想化を前提としたフェイルオーバーを考えることもできます。物理的なマシンの上で、複数の仮想的なマシンが動作しているという前提です。Pacemakerが監視していて、アクティブ側で、一つの仮想マシンがダウンすると、スタンバイ側で同じ仮想マシンが生成されます。そして、ダウン直前のアクティブ側と同じ状態でスタンバイのサーバー側が動作します。

    2011年7月のOSC京都での山本の講演

    Joe’sでは、専用サーバー、および仮想専用サーバー(VPS, Virtual Private Server)にこの技術を応用することを検討してきました。そして、2011年8月18日より、専用サーバーおよびVPSのオプションとして、サービスを開始することが決定しました。VPSとして、Joe’sの専売特許であるコンテナ型のLXCを用いているので、完全仮想化などと比較して、スタンバイ側のマシンの動作も軽くなっています。

    高度な技術ではありますが、多くの皆様に提供させていただくために、価格も低く抑えています。初期設定の費用は、専用サーバーおよびVPSで、通常の初期設定と同額になります。月額費用は、専用サーバーの場合、通常の初期設定と同額、VPSの場合、通常の月額費用の50%となっています。

    Joe’sには、Linux-HA Japanの会合に出席しているエンジニアもいます。世界初のLXCによるVPSサービスの提供など、HAクラスタの技術でも、国内最高レベルを誇っていると自負しています。

    7月号 [4] サポートシステムのKayakoが、Version 4にアップグレード: サポートについての評価をお待ちしております

    弊社だけではなく多くのサイトのサポートページで、写真のような美しいロゴをご覧になったことはないでしょうか。
    KayakoというインドのIT企業が開発したサポートシステムです。最近、Version 4がリリースされ、かなり使い勝手がよくなりました。
    ユーザがスタッフを評価する
    Version 3と大きく異なるのは、ユーザー側からサポートを評価できるという点です。ユーザはチケットはもちろんのことチャットにおいても、サポートが完了した時点で5段階の評点とコメントを入力できます。その評点とコメントは、弊社の鈴木禎子社長がしっかりと見ています。Version 4の導入から現在まで、総じて良い点数をいただいておりますが、今後もお気づきの点があれば、遠慮無く頂ければ、と考えております。
    また、Version 4では、ユーザのプロフィールが設定できます。所属、肩書きを記入したり、写真をおくことができますので、担当するスタッフもよりユーザーに対応しやすく感じています。逆に、ユーザもチャットから、相手のスタッフが誰かわかるので、よりスムーズなコミュニケーションがはかれるようになっています。また、ご自身のメールアドレスを複数設定することができます。メールアドレスの削除も可能ですので、サポートのメールアドレスが変更可能ということになります。

    プロフィール設定

    障害時には、サポートページのニュースをご覧になってください。最新の情報を記載しています。さらに、従来は、Joe’s SSL市場 (joes-ssl.com)とJoe’sウェブホスティング (joeswebhosting.net)のサイトのサポートが別でしたが、7月から統合し、全体でひとつのサポートページになりました。
    弊社では、皆様がより快適なサポートを受けられるよう、さらに努力をしていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。

    7月号 [3] 複数年契約で、費用と手間を低減してみてはいかが: ジオトラスト、グローバルサイン、アルファSSLの契約が最長で5年または6年に

    海外旅行に必要なパスポートは、5年より10年のものの方が圧倒的に多く発行されているということです。1年あたりの発行費用が安いと言うだけではなく、手続きの頻度が少ないので、人気があるということです。SSL証明書も、同じことが言えるのではないかと思います。2年契約の証明書の価格が1年契約の1.7倍程度、3年契約の証明書の価格が1年契約の2.4倍程度というように、年数が多いほど1年あたりの費用が安くなります。そればかりか、申請する側も、手続きの頻度が少なくなるので、楽になります。

     

     

    ドメイン認証の証明書の場合、承認メールへの対応で証明書が発行されるので、それほど大きな手間にはならないですが、実在認証を行う証明書の場合、契約更新時の書類の提出が不要となるので、複数年の契約は申請する側としてみれば、ありがたいところです。グローバルサイン企業認証SSLも、今回有効期間が5年間となりましたので、皆様に喜んでいただけると思います。この他に、弊社が扱っている証明書のうち実在認証で5年間有効な証明書には、セコム証明書がございいます(セコム パスポート for Web SR2.0)。

    7月号 [2] VPSの最新ベンチマーク情報: KVMはI/Oに時間がかかりすぎる

    弊社では、2011年6月末に、KVM, Virtuozzo, LXCのVPSのベンチマークを測定しました。KVMは完全仮想型、VirtuozzoとLXCはコンテナ型による方式です。弊社では、VirtuozzoとLXCについては、それぞれPVZシリーズ、LXCシリーズとして、VPSのサービスを提供しています。

    完全仮想型とコンテナ型

    完全仮想型とは、物理的なマシンの上で、仮想的なマシンをエミュレート(ソフトウェアで同じ動作を実現)して、それぞれでOSを起動し、その上でアプリケーションを実行させる仕組みです(左図)。これに対し、コンテナ型は、異なる仮想マシン(コンテナ)に対応するプロセスたちを同じカーネルで混在させ、相互に異なるディスク領域へアクセスする仕組みです。

    Unix Bench

    完全仮想型の場合、異なるOSの仮想化ゲストを混在させるような用途に適しています。ただ、VPSで利用するなど、1個のインスタンスとしての性能を見る場合、KVMではなく、PVZやLXCのようなコンテナが有利であるということを、以前からお伝えしてきました(2011年5月号)。今回は、実際のマシンで測定してみました。

    数値は、UnixBenchといって、Linuxの処理性能を測定するためのソフトウエアによるものです。CPUの演算性能、アプリケーション実行時の処理性能を測定し、マルチコアプロセッサにも対応しています(コア数の違いによるパフォーマンスを評価)。整数演算、倍精度浮動小数点演算、パイプ処理、プロセス生成、実行関数の処理、ファイルの入出力やコピー、シェルスクリプトの実行など、約40項目が評価できます。

    測定に関しては、 

    • ハードウェア支援(Intel-VT、VT-d)を有効化
    • カーネルビルドオプションで最適化を指定
    • virtioを用いてI/O処理において極力オーバヘッドを低減
    • 同ハードウェア(CPU数,メモリ)、同コマンド

    というKVMにとって有利な条件を設定しました。それでも、総合評価で、LXC 5101.8、Virtuozzo 4028.1、KVM 3411.2という結果(大きいほど、処理性能が高い)になっています。特に、File Copyなど入出力に関しては、大きな性能の差異が確認できます。原因として、KVMの場合、一旦物理マシンをエミュレートするためのオーバーヘッドが大きく、I/O処理で負担になっていることが考えられます。

    この他、LXCがVirtuozzoと比較して高い性能を示しているのは、LXCの場合、常に最新のカーネルを利用出来ることが原因として考えられます。VirtuozzoはLinuxの標準ではなく、Linuxのパッチという形で与えられているため、どうしても開発が後手に回る傾向があります。

    この数値は、7月初旬に掲載されたインターネットコムの取材記事でも、掲載されています。

    7月号 [1] 世界初 LXCによるVPSに、熱い議論が: オープンソースカンファレンス2011 京都

    宮原氏と弊社鈴木禎子

    祇園祭ばやしが鳴り響く中、京都で開催されたオープンソースカンファレンス(OSC)2011に、Joe’sは協賛として参加しました(2011年7月15日-16日)。OSCにセミナーやブースを出展したのは今回が初めてでした。

    今回は、世界初となるLXCによるVPSサービスについて、参加者の方から意見を頂きたく、セミナー講演をしました。LXC は、OSによる仮想化の一方式で、Virtuozzo系(Parallels製品、OpenVZ)と比較して、Linuxの標準であるというメリットがあります。講演を担当した山本だけではなく、会社全体で直前まで時間をかけてプレゼンの準備をしました。 

    山本の講演

    講演は初中級者を想定したものでしたが、レベルの高い質問が5件で、本質をつくような質問も頂きました。50名の会場は一杯となりました。和気あいあいというよりは、真剣勝負といった感じでしょうか。ただ、終わってから、名刺交換をして話をしてみると、LXCに対する期待が非常に大きいということが、わかりました。隠れファンやマニアが多いのも、LXCの特徴かもしれません。 

    Joe'sのブース

    ブースにも、多くの方に来ていただきました。LXC以外に、EC-CUBE標準サーバーのご質問をいただきました。また、Joe’sの契約者の方が、ブースに来て声をかけていただきました。Joe’sの(阪神タイガースを思い起こすような)黄色いハッピが、場内で目立っていました。 

    Joe’sでは、この他、協賛企業として、OSCの一般参加者(抽選10名)にアルファSSL(定価14,700円、Joe’s SSL市場 8,400円)をプレゼントしました。次回、2011年8月20日の名古屋開催のOSCも協賛・参加します。

    OSCは、株式会社びぎねっと(代表: 宮原徹氏)と、地元のボランティアの方(今回は、吉田智子氏を中心とするグループ)の協力があって開催されています。こうした方々に感謝しながら、今後もOSCに積極的に参加していく所存です。

    6月号 [4] Joe’sが申請した「アントレーゼ」の商標登録が特許庁で認可。Joe’sのビジネスセンターを女性起業家支援の拠点にする、禎子姫の将来プランとは

    禎子姫のアントレーゼブログ

    Joe’sでは、2010年11月に特許庁に女性起業家という意味の造語「アントレーゼ」の商品登録の出願を行い(出願番号 2010-088937)、2011年5月に認可の連絡を受け取りました(特許庁の検索サイトで出願番号2010-088937を入力すると検索結果1件と出ます)。

    現在は起業ブームで、女性でも起業する人が増えています。Joe’s代表の鈴木禎子もJoe’sビジネスセンター銀座店開業以来、東京近辺の女性起業家との交流の機会が増え、セミナーやイベントにも積極的に参加しています(禎子姫のアントレーゼブログ)。

    鈴木自身は、2002年7月にニューヨーク郊外でレンタルサーバーの業務で起業し、帰国後の11月に現在のJoe’sウェブホスティングを法人化しました。しかし鈴木は「起業するということは甘いものではない」とよく口にしています。弊社も創業からまる9年になりますが、安心できた日は一日も無いと言います。

    アントレ(entree)は、フランス語で「入り口」という意味で、フランス料理の前菜などもアントレといいます。そして起業家のことを「アントレプレナー」といいます。「アントレーゼ」商標登録のきっかけは、サロネーゼ(自宅でサロンや教室を開くこと)のセミナーに参加したことでヒントを得て、アントレ+サロネーゼのネーミングから「アントレーゼ」を思いつきました。

    Joe’sのレンタルサーバーのサービスには、メール・電話での相談だけでなく、銀座や梅田のオフィスに直接お越しいただいてご相談させていただく「Joe’s ITサロン」というサービスがあります。鈴木はこのサービスを発展させて、バーチャルオフィスご契約者の方を対象にサロンや教室を開催出来ればと常々考えているということです。Joe’sでは、ご契約者の方を中心に、鈴木と活躍中のアントレーゼの対談や「アントレーゼセミナー」などを企画しています。ご期待ください。

    鈴木禎子からのメッセージ:

    • 新しい女性の生き方として、女性起業家は注目されています。
    • しかし、起業しても、その仕事を継続していくことは簡単なことではありません。
    • 自分らしくブレない信念をしっかり持っていて、しなやかでエレガント、しかも、仕事もプライベートもすべて満足したい。ちょっと欲張りで、素敵な女性起業家がたくさんうまれることを願っています。
    • そんな、愛と勇気と知性の溢れる素敵な女性社長をイメージし、このアントレーゼというネーミングを、広めていけたらと思っています。
    • サロネーゼ(サロン・お教室を主宰する女性たち)とともに、女性の新しい生き方として皆さんもアントレーゼをめざしませんか?

    6月号 [3] サイバートラストの携帯対応率は、1024ビットで99.99%、2048ビットで99.0%。営業の青木氏、ベリサイン追撃への思いを語る

    サイバートラスト株式会社 青木雄一氏

    6月初旬に、サイバートラスト株式会社(https://www.cybertrust.ne.jp/) 営業本部の青木雄一さんが、Joe’sを含む関西のIT企業を数社訪問されました。本社の地下にあるイタリアンレストランで、2010年問題への対応に関してお話を伺いました。

    Joe’sニューズレターでも何度か取り上げているので詳細はお伝えしませんが、2010年問題とは、SSL証明書で使われている暗号(RSA1024ビット)を2010年末をもって2048ビットのものに移行しなければならないという問題です。 

    青木さんはお話の中で以下の2点を強調されていました。

    「1024ビット証明書に脆弱性が発見された場合の対策は、考えておかないといけません。サイバートラストでは万が一1024ビットRSA暗号に脆弱性が発見された場合、無償で2048ビットの証明書を発行し直すことを発表し、その為の受付業務も一部システム化しています。」

    「2048ビットの証明書にすると、一部の携帯電話やスマートフォンで警告画面が表示されたり、ページが表示できなくなってしまいますので、お客様のECサイトの売上が落ちてしまうということはありえます。しかしサイバートラストの証明書の携帯電話対応率は、1024ビットで99.99%、2048ビットでも99.0%なので、安心してお使いいただけると思います。」

    クロスルート (図をクリックすると拡大します)

    ベリサイン社などでは、2048ビットに対応していない携帯端末をカバーするために「クロスルート方式」という方式を利用して1024ビットのルート証明書からサーバーの証明書に署名させています。この方式に対しては「安全性の視点から問題が残る」という考えを示されました。「2013年末で利用が出来なくなる可能性も否定出来ない」とサイバートラストは考えておられるとのことです。

    Joe’sはベリサインに対してもサイバートラストに対しても中立です。SSL市場(https://www.joes-ssl.com)やレンタルサーバーのサイトで証明書を購入されるお客様が満足されることを最優先に考えています。そのためには多くの情報をお伝えすることが必要であると考え、今回のサイバートラストさんのお話を2010年問題に対する対処のひとつとしてお知らせさせていただきました。今後も様々な情報を積極的に読者の皆さんにお伝えしていきたいと考えています。

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