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[3] 専用サーバーにセルフマネージドとフルマネージドがあるって知っていましたか: Joe’sから仮想専用サーバーのフルマネージド版が登場

Joe'sといえば、Joe'sの素、共用サーバーなみの気軽さで借りられる。

 

レンタルサーバーで、1台のサーバーをまるまるお貸しする、いわゆる専用サーバーというサービスがあります。専用サーバーでは、どの提供業者でも、セルフマネージドとフルマネージドの2種類のサービスになるのが普通です。前者では、ルート権限(ルートパスワードでアクセスしてサーバー全体を管理する権限)を渡すかわりに、サーバーの管理についてお客様の方で責任をもっていただくことになります。後者では、ルート権限は渡さない代わりに、web・smtp・mysqlなどの個々のサービスの監視をし、障害が発生すれば復旧の作業を行ないます。通常は、フルマネージドの方が高価になっています。また、セルフマネージドしか提供しない業者もあります。

 

 

Joe'sといえば、cPanel。米国cPanelの面々と鈴木禎子、鈴木紫央。

 

Joe’sでは、セルフマネージドのことをルート権限付、フルマネージドのことをJoe’sの素とよんでいます。Joe’sの素(もと)という名称は、2003年にJoe’sの(共用)レンタルサーバーと同じビジネスが直ちにはじめられる、という意味でつけられたものです。今も昔も、コンパネとしてcPanelを利用しているレンタルサーバーはJoe’s以外ではほとんどなく、Joe’sの素はcPanelの共用サーバーのアカウントを何個でも発行できるので、Joe’sでも人気のあるサービスの一つです。しかも、サーバーの監視・復旧を24時間管理してもらえるので、(サーバーの管理というよりは)サイトの管理に専念でき、(障害対応などもまかせられるので)「夜も安心して寝られます」というのが今でもJoe’sのうたい文句になっています。

 

cPanel+KVMは、CloudStackの上で動く完全仮想

このたび、近年の仮想化技術の進展にともない、サーバー資源を分割することが容易になったことから、Joe’sの素に仮想専用サーバーが登場しました(プラン1, プラン2)。プラン1, プラン2は、それぞれ月額12,600円と月額25,200円(ともに消費税込)になります。フルマネージドのサービスは他社でも高価なものが多く、サーバーのスペックが低くても、月額5万円以上のものが普通です。Joe’sの素のお客様の多くが、複数の共用サーバーを利用していて、それらを解約してJoe’sの素を利用されています(解約の際の残金はJoe’sの素の料金に充当されます)。cPanelの魔力といいますか、今も昔も、Joe’sには共用サーバーから専用サーバーへのルートがあります。しかし、それでも、月額3万円以上する専用サーバーに手が届かず、お悩みの方がいて、営業担当のものがよくご相談に乗らせていただいたものでした。SSDのオプションが適用されないという点を除いて、本質的にJoe’sの素であることは変わらないので、このサービスは、専用サーバーのジャンルに属しています。

 

 

Plesk+Virtuozzoは、Parallelsのコンテナ型仮想化

他方、従来から提供させていただいているVPSは、セルフマネージドのルート権限付のサービスで、cPanelやPleskなどのコンパネがついても、ご利用に際して、LinuxやTCP/IPなど、ある程度のサーバー管理の知識が必要です。ただ、一般知識はサポートの範囲外という原則があり、「フルマネージドは高いが、かといってLinuxのエキスパートでもない」という方には満足されていなかったと思われます。たとえば、新サービスの月額12,600円のフルマネージドの仮想専用サーバーにアップグレードするというのも手としてあると思います。

 

いずれにせよ、Joe’sのサービスをご利用の皆様が満足していただけるよう、この年末「ああでもない、こうでもない」と検討してみました。このフルマネージド仮想専用サーバーを、チャンスと思われた方も多いと思います。是非ともよろしくお願い致します。

フルマネージドで重要なのは、サポート。

4月号 [2] 世界最速の仮想専用サーバー(VPS)のサービスがJoe’sから新登場

専用サーバーそのものではなく、実際に動作している物理的なサーバーの上で、複数の仮想的なサーバーを動作させ、その個々の仮想サーバーを提供するサービスのことを仮想専用サーバー(VPS)サービスといいます。

同じマシンで、処理速度を上げるには、オーバーヘッド(間接コスト)を最小にする必要があります。例えば、各仮想サーバーにハードウェアをソフトウェアで模擬的に実行(エミュレート)させ、それに対してOSやアプリを実行させる(完全仮想化)などの方法があります。この場合、仮想化のための無駄な処理が含まれますが、Linux以外のいろいろなOSが実行出来るので、使い勝手がよいという利点があります。

Joe'sウェブホスティング鈴木禎子代表取締役と山本政秀CTO

Joe’sでは、2010年7月にParallelsのVirtuozzoによるVPSを提供しています。Virtuozzoは米国Paralells社がその前身であるSW Softの時代(2001年)に開発したもので、現在はそのオープンソース版であるOpenVZもよく利用されています。

Joe’sでは、さらに2011年4月7日に、Linux Container (LXC)によるVPSの提供を開始しています。LXCもVirtuozzoもコンテナ化(OS仮想化)とよばれる方式をとっています。一般に、サーバーでは複数のプロセス(プログラムの実行)が同時に実行されます。コンテナ化では、各仮想サーバーに属するプロセスを同時に実行させ、しかも別の仮想サーバーのディスクの領域を侵さない仕組みが施されています。Linuxしか利用できないという欠点はありますが、完全仮想化よりも、処理効率は高いとされています。

http://www.dreamnews.jp/?action_press=1&pid=0000030685

VirtuozzoはLinuxにパッチをあてる(プログラムを部分的に修正する)ことによって提供されますが、LXCは、Linuxの標準的な機能の一部として提供されています。したがって、Linuxカーネルのバージョンアップと同時にLXCの機能も更新されるので、VirtuozzoやOpenVZと異なり、古いカーネルで実行しなければならないということはありません。他方、カーネルのバージョンの新旧で処理効率が大きく異なってきます。

理論上優れていて評価が高く、しかも技術的な問題もないにも関わらず、今回のJoe’sのリリースまで、LXCのVPSのサービスが提供されませんでした。過去に商用の実績がないこと、技術資料が少ないことなどが理由であったものと思われます。今回のリリースは、Joe’sの山本政秀CTOの強いリーダーシップのもとで実現されました。cPanelが安価で提供されるというのも、新サービスの強みです。 月額750円のサービスも、Unixbenchとして2200という、専用サーバーと比較して遜色ない数値が出ています(http://www.cpanel-plesk.net)。

LXCのVPSを使ってみたい、cPanelをVPSで使ってみたいという要望は数多くありました。皆様のご要望に答えられたものと自負しています。

世界で初めてLinux Container(LXC) を利用した仮想専用サーバー(VPS)を提供開始: ニーズの高い仮想専用サーバーを用途に合わせて複数シリーズ展開 

http://www.joes-vps.com

概要: 株式会社Joe’sウェブホスティング(本社: 大阪市, 代表: 鈴木禎子)では、Linux Container(LXC)を利用した仮想専用サーバー(VPS)の提供を開始した(4月5日)。同時に、世界的なシェアをしめるコンパネcPanelを、今回のVPS LXCシリーズ契約者に月額3000円で提供を開始した。今後、VPSは、従来のVirtuozzo(コンパネPlesk)シリーズとの2本だてになる。

コンテナ化による仮想化

株式会社Joe’sウェブホスティング(本社:大阪市、代表:鈴木禎子)は、世界で初となる「Linux Container(LXC)」を利用した仮想専用サーバー(VPS)を4月7日より提供開始いたします。当社の2シリーズ目の仮想専用サーバーとなるLXCは、世界的に普及が進んでいる「Virtuozzo」よりも30%処理能力が高いことが特長です。合わせて管理用のコントロールパネル「cPanel」を業界最低水準となる月額3000円で提供し、サーバーの費用対効果を高めることで企業のビジネス環境をサポートします。

ビジネス活動にWEBやITが欠かせなくなる一方、価格競争はますます厳しくなっており、費用対効果の高いサーバーが求められています。通常の専用サーバーでは、1台の専用サーバーの資源を100%利用していなくても1台分の料金が請求されますが、専用サーバーの契約の多くはサーバー資源全体の20%程度しか利用されていないと言われており、運用の自由度やセキュリティ、費用対効果のバランスのとれた「仮想専用サーバー(VPS)」への関心が高まっています。

「仮想専用サーバー(VPS)」は、実際に動作している物理的なサーバーの上で、複数の仮想的なサーバーを動作させ、その個々の仮想サーバーを提供するサービスで、完全仮想化、準仮想化、コンテナ化※1などいくつかの種類があります。それぞれ異なる強みがありますが、当社は効率化に強みを発揮する「コンテナ化」の中で、世界的に普及が進んでいる「Virtuozzo」に加えて、商用利用の実績がまだ少ないが、Unixシステムの性能を評価するプログラム(UnixBench)で、同じシステムで30%処理能力が高い※2ことが検証された「Linux Container(LXC)」を世界に先駆けてサービス提供することで、「仮想専用サーバー(VPS)」の幅広いニーズに対応いたします。

cPanelのユーザ画面

「Linux Container(LXC)」では、サイト管理用にコントロールパネル「cPanel」を業界最低水準となる月額3000円で提供いたします。cPanelは、Pleskと並んで世界で標準的に使われており、Pleskと比較して、直感的に操作できます。また、WordPress、 Xoops、ZenCartなど50のオープンソースがワンタッチでインストールできるほか、ECサイト構築パッケージのオープンソースであるEC-CUBEも同様にインストールできる機能を自社開発し、標準装備しています。

3月号 [1] 仮想専用サーバー(VPS)で知っておきたい、完全仮想とコンテナの2タイプ

仮想化技術は、新しい概念ではなく、Windowsの上でMacを動かすなど、従来は、物理サーバーのOSの上に仮想化ソフトをおいてその上に別のOSを乗せる方法として、とらえられていました。3重になっていて効率はよくありませんでした。現在の主流は、この仮想化ソフトに相当するものがハードウェアの上に直接あるものです。仮想化ソフトが、複数のサーバーのハードウェア(x86)を模擬的に動作(エミュレート)させ、その上で任意の)OSを動作させる方法(完全仮想化)と、仮想化ソフトというよりはプロセスの集まりとして、仮想サーバーを実現する方法があります(コンテナ化)。

1.完全仮想化
最下部の仮想化ソフトでハードウェアを一旦エミュレートし、その上で任意のゲストのOSを動作させます。またカーネルの更新などもそれぞれ独立にできます。したがって、使い勝手がよく、異なるOSでの動作を検証する場合
や、カーネルを自分でチューニングしたり、決めの細かい管理をしたい場合などに有効です。しかし、一旦ハードウェアの動作をエミュレートした上で、別の独立したOSを動かすので、コンテナ化と比較してオーバーヘッドが大きくなります。

2.コンテナ化(OS仮想化)

サーバーには、複数のプロセスが同時に動作しています。コンテナ化では、異なる仮想サーバー(ゲスト環境とよばれる)に属する複数のプロセスが同じOSの支配下で実行されます。そのため、OSが自由に選べません(FreeBSDやWindowsが使えないなど)。ただ、ハードウェアをエミュレートする必要ないので、完全仮想化と比較すると、仮想化のためのオーバーヘッドが少なくなります。サーバー資源を効率的に使う方法であると言えます。

弊社VPSサービスはParallelsのコンテナ化(Virtuozzo)を採用しています。以下が各プランのUnixBenchの値です。

プラン1, 1A 3400
プラン2, 2A 2800
プラン3, 3A 2200
プラン4, 4A 1600
(他社でも、価格の高いプランでないと、UnixBenchで、1500以上の数値は出ていないものと思われます。上記は、90%の時間での保証値で、実際にはもっと大きな数値になっています)。詳細は、http://www.joes-vps.com を御覧ください。

 


[2]あなたの会社の強みはなんですか

9月12日(木)に開催されたニッポンクラウドワーキンググループの全体会合で発表したJoe’sの強みについて、まとめてみました。
 

1. 世界的に最も人気のあるコンパネcPanelを、国内で唯一提供している
2. 仮想化技術 Linux Container (LXC)をVPSとして、世界で初めて商用化した
3. IDCF(大阪・吹田)以外に、シリコンバレーのデータセンターでサーバーを運用している
4. 複数ブランドの証明書を低価格で販売するJoe’s SSL市場 (国内最大級)
5. DellやHPではなく、Supermicroのサーバーを輸入して利用している
6. OSSイベントに寄付、OSSセミナーに会議室を無償提供、OSSがインストールされたサーバーを無償で1年間提供、Joe’sオープンソース推進プロジェクト
7. 24時間365日英語サポート(電話、チャット、メール)の海外向けサービス
8. 国内1000社が利用する銀座、青山、梅田の低価格 バーチャルオフィス
9. Joe’s 10周年記念マンガ「ごきげんにゃん」
10. Joe’sニューズレター(本紙)
 
NCWGのセミナー講演は、時間の制限があって、Joe’sのサービスの強みは、上記10個のみを発表しましたが、下記の10個なども他社にはない強みのように思われます。
 
11. 全ユーザーが、365日電話で技術者と話ができる
12. CloudStackを用いたKVMの仮想ルータつきVPS
13. cPanelとPleskの両方を販売する Joe’sコンパネ市場
14. SSL証明書の審査の一部を代行する登録局に(Comodo)
15. 月額788円の共用サーバーでも専用SSL証明書が設置可能
16. 各種OSSがワンタッチでインストールできる(Fantastico)
17. モジュール版と同程度に高速、CGI版と同程度に安全なFastCGIの採用
18. 管理者が不要で格安なフルマネージド仮想専用サーバー
19. 月額4万円台のCloudStackのプライベートクラウド
20. 申込後入金前にサーバーが利用可、30日以内なら無条件キャンセル可(共用サーバー)
 
Joe’sは今年12年目になりましたが、多くの会社は、創業後1~3年で消滅してしまいます。10年以上というと、1割も生き残っていないかもしれません。会社の強みや特徴がなければ、いくら努力して営業しても、長くは続かないように思われます(会社として、オーソドックスな意味でやらないといけないことはあるとは思いますが)。
 
Joe’sでは「勇気をもって、他社でやっていないことをやりなさい」ということが、会社の経営方針の一つ(Joe’sのおきてとも言うべきもの)になっています。皆さんの会社でも、強みをお持ちだと思います。是非、強みを10個、20個リストアップしてみてください。何か問題があって、状況が打開できないときなどに、それらを見ると、自信が湧いてくると思います。

[3] クラウド&ホスティング誌がJoe’s@銀座で取材

2013年5月2日の取材風景(左から、Joe'sの高橋、鈴木、インプレスビジネスメディアの大川編集長、ライターの木村氏)

 

2012年8月以来久々に、クラウド&ホスティング誌のインプレスビジネスメディアの方々に、取材にお越しいただきました。仮想専用サーバーJoe’sの素に関するものです。仮想専用サーバーJoe’sの素に関しては、2012年12月号でも紹介させて頂きました。そもそも、Joe’sの素というのは、cPanelのアカウントを自由に発行できるフルマネージドの専用サーバーのことです。

 

フルマネージドというのは、セルフマネージドに対比する言葉です。OSのアップデートのみを行うだけでフルマネージドとうたっている他社サービスもありますが、Joe’sでは、完全にサーバーの管理を代行しています。rootパスワードもJoe’sで管理します。24時間365日サーバーを監視し、どのサービスが止まっても、復旧させます。契約者は、サーバー管理ではなく、サイト管理に集中出来ます。また、レンタルサーバーの業務をすることも可能で、その目的で契約されている方も多数いらっしゃいます。その意味で、Joe’sの素(もと)という名称がついています。逆に、セルフマネージドのサービスのことを、ルート権限付きと称しています。仮想専用サーバーJoe’sの素とは、専用サーバーJoe’sの素の前に「仮想」という2文字が付いたのものです。つまり、物理的には専用サーバーを1台専有しないが、独立した仮想サーバーの中で、Joe’sの素の機能を実現させます。

仮想専用サーバーのページ

 

ホスティング他社では、セルフマネージドの契約者の方が多いですが、Joe’sでは共用サーバーを契約していて、サイトが増えてくると、Joe’sの素の専用サーバーに移行していく契約者の方が多くいらっしゃいます。専用サーバーのサービスでセルフマネージドしかなかったり、フルマネージドのサービスの料金が高いと、そのような移行が難しくなります。

 

そもそも、レンタルサーバーは、当初は、ホームページビルダーやFFFTPでファイルをアップロードできれば、もしくはCMSを操作出きれば、Linuxの操作ができなくても、サイトが構築できるというサービスとして、人気を博しました。Linuxの知識がなくても、WordPressやEC-CUBE、PHPやMySQLは操作できます。逆に、自社でサーバーを管理しないといけなくなると、大きな負担がかかります。VPSやクラウドでテンプレートを使ってサーバーを構築、設定することは難しくありません。ただ、サーバーに障害が生じたときに対処ができず、エンドユーザーに責任あるサービス提供を行うことは難しくなります。

 

国内では、ほぼJoe'sだけが提供しているコンパネcPanel

つまり、社内でサーバー管理者を雇用(インフラ系の技術者は不足しているので、開発系の技術者より、報酬が高い場合がある)することはできない、24時間の監視体制を敷けないという契約者の方が、実は多いのです。そして、クラウドでインフラが安くなったといっても、インフラそのものより、それを管理するコストの方が比率的に大きく、一部のユーザーを除いて、全体としてはさほどコストは下がりません。Joe’sの素のコンセプト「Joe’sはあなたの従業員です」は、制作・開発業務に従事しながら、そのような状況におかれた方にご好評いただき、多くの契約をいただいています。

 

2013年5月末日に発行予定のクラウド&ホスティング誌

仮想専用サーバーJoe’sの素は、フルマネージドサービスでありながら、月額12,600円からご利用いただけます。仮想化によって、Joe’sの素のメリットを多くの方に享受していただきたく、そのような低価格のサービスになっています。

 

インプレスビジネスメディアの取材は、大川編集長、ライターの木村氏、弊社代表の鈴木禎子、営業(銀座支社)の高橋宏和との間で、和やかにやり取りをし、1時間程度で終わりました。この内容は、2013年5月末に発行されるクラウド&ホスティング誌に掲載されるということです。

[1] クラウド全盛でもなくならない「レンタルサーバー」という選択肢

仮想サーバーが仮想(ローカル)ネットワークで結ばれ、外部のネットワークと仮想ルータで結ばれている。

 

仮想サーバーや仮想ネットワークなどの、いわゆるインフラ系のクラウドの利用が増えています。Joe’sでいえば、プライベートクラウド、VPS(Virtual Private Server/仮想専用サーバー)などのサービスがそれに該当します。それらの仮想サービスを使った場合、データセンターでラックを借りるのと論理的に等価になります(仮想データセンター)。サーバーを購入せずに、スペックを指定し、CPUやメモリといったリソースを複数の仮想サーバーに割り当て、それらで仮想ネットワークを構成して、インターネットとの境界に仮想ルーターをおきます。

 
 

Joe'sのコンパネcPanelは、ファンが多い。仮想専用サーバーJoe'sの素では、cPanelの他、Pleskも選べる。

 

現在これらのクラウドサービスを利用しているユーザーは、従来は、

・インターネットからアクセス可能なサーバーを保有していた

・データセンターを契約していた

・レンタルサーバーを契約していた

のいずれかであったと思われます。

このうち、レンタルサーバーを利用していて、クラウドへの移行を検討したが、やはりレンタルサーバーに落ち着いたという方が、実際には多いということです(Joe’sの営業の話)。

 
 

仮想専用サーバーJoe'sの素を発案した営業責任者の緒方。「仮想サーバーの技術を駆使して、Joe'sの素をもっと多くの方に」と抱負を語っている

 

共用サーバーや、Joe’sでいえば 専用サーバーJoe’sの素 のようないわゆるフルマネージドのサービスは、サーバー管理をレンタルサーバー業者が代行するので、ユーザーはそのようなスキルをもった人員を雇用することなく業務に専念出来ます。Joe’sでは以前から、「Joe’sの技術者は、あなたの従業員です」というコンセプトでご利用頂いています。

 

特に、Joe’sの素の契約者の半数以上の方は、以前はJoe’sの共用サーバーをお使いで、サイト数が増えたり、ネットワークの負荷が大きくなったことを契機に移転していただいた方々です。専用サーバーといってもフルマネージドですから、共用サーバーと同じくらいの気軽さ(共にcPanelで管理する)で、サーバーの管理よりサイトの管理に集中出来ます。他社では、フルマネージドといってもOSのアップデートしかせずに、それ以外のサーバー管理をしないフルマネージド専用サーバーというのもありますが、Joe’sの場合完全にサーバー管理を代行し、24時間体制で監視、障害復旧を行います。

 

平日は朝8時から夜10時まで、土日祝日も、契約者からの連絡をまつJoe'sの技術者

 

昨年の12月にリリースした仮想専用サーバー Joe’sの素も、そうしたコンセプトのもとでサービスを提供しています。通常の専用サーバーとは異なり仮想化技術を使っていますので、1契約者で物理サーバーを専有できるわけではありませんがパフォーマンスはかなり高く、月額25,200円のプラン2Vでは、専用サーバープラン12(月額31,500円)よりも、パフォーマンス単体では上の性能を発揮します。また、月額12,600円のプラン1Vは、これまで、費用の面で、共用サーバーから専用サーバーに移転できなかった方々におすすめです。サポートの内容はどちらも同じレベルですので、こちらの方がコストパフォーマンスがもっと高いかもしれません。

 

Joe'sの技術者はあなたの従業員です、管理者不要です。

 

仮想専用サーバーは、仮想化技術を利用してインフラコストが下がっている分、安価で提供していますが、品質は今までの専用サーバーに劣るものではありません。何かあれば、平日の8:00~22:00、土日祝日の9:00~18:00につきましては、上級技術者から電話で直接サポートを受けることができます。また、東京と大阪では、対面でのコンサルティングも行っています。

 

Joe’sの技術者は、あなたの従業員です。サーバー管理はJoe’sに任せて、サイト管理に集中していただければと思います。

[1]月額625円のデータセンターは、いかが

LAN内ではプライベートIP、インターネットではグローバルIP

仮想専用サーバー(Virtual Private Server, VPS)を単に専用サーバーという人もいます。これは、サーバーのルート権限を利用できれば、論理的には専用サーバーを利用しているのと同じ、という考えからきています。同様に、仮想データセンター(Virtual Data Center)という概念もあります。LANがあって、その中にインターネットとやりとりするルータがあれば、それはデータセンターになります。

 

CloudStackでのNAT変換の設定

インターネットでの通信は、インターネット上で使用できる正式なIPアドレス(グローバルIP)で行き先を指定する必要があります。しかしLANでは、LANの中だけで通用するIPアドレス(プライベートIP、192.168,…など)で通信すればよいことになります。各サーバーは自分のグローバルIPを知らなくても、LANの外に出ていく際に中継器(ルータ, ゲートウェイ)がネットワークアドレス変換(NAT)という機能で、プライベートIPとグローバルIPを相互に変換してくれるので大丈夫です。

 

NATは、納豆ではない

物理的なルータでなくても、NATの機能をもつ仮想サーバーであれば、それは仮想ルータになります。Joe’sでは、クラウドでなくても、一部のVPSのサービスで仮想ルータ(あまり意識されない)と仮想サーバーの両方を提供しています。仮想ルータ以外に仮想サーバーが1個だけあるデータセンターです。Joe’sのVPSサービスのハイパーバイザー型(KVM, Xen, VMware)では、月額625円のミニマム版から、この機能があります。つまり、グローバルIPを、サーバー内で設定するのではなく、コンパネから仮想ルータのNAT機能で設定します。この月額625円には、ラックや回線だけではなく、サーバーの利用代金も含まれているので大変お得です。

 

3月16日(金)-17日(土)に明星大学で開催のオープンソースカンファレンスで、月額625円のデータセンターのアカウントが無償(1年間)で配布される

また、外部から通したくないポートを指定(ファイアーウォール)できます。そして、VPSを2契約以上にして、LAN内に仮想サーバーを複数置いてロードバランサー(負荷分散)の機能を利用することもできます。そのようにしているうちに仮想サーバーを増やすことが楽しくなってきます。

 

これらの機能は、Joe’sの自社開発ではなく、CloudStackというクラウド環境を提供するソフトウェアの一部の機能を利用して実現されています。オープンソースではありますが、Xenの仮想化環境を開発してきた米国Citrix社が管理していて、国内でもCloudStackを利用した商用サービスが多くでています。

2012年3月16日、17日に明星大学で開催されるオープンソースカンファレンスで、この月額625円のVPSの1年間無償アカウントを配布します。是非、Joe’sのブースにお越しください。

8月号 [1] サーバーの信頼性確保、RAIDというよりは、HAクラスタに注目が

DRBDはネットワーク越しにミラーリングを行うシステム

Joe’sでは、専用サーバーのサービスを、8年間提供しています。契約時に、営業担当者がお客さんと話をするときに、「RAIDはどうなっていますか」という質問をよく受けます。しかし、RAIDを搭載していても、ディスク以外(電源や、メモリなど)が故障すれば、お手上げです。ハードウェアだけではなく、ソフトウェアのダウンなどを考えると、RAIDの守備範囲というものが狭いことがわかります。

完全仮想化とコンテナ型仮想化

そこで、通常のサーバー(アクティブ)以外に、同じネットワーク内でもう1台のサーバー(スタンバイ)を増設し、死活監視を行い、アクティブ側のサーバーのファイルへの書き込みと同じ動作を、スタンバイ側でも行います。この動作(ミラーリング)は、ネットワーク越しにおこなっている点を除いては、RAIDと同様です。この機能は、DRBD (Distributed Replicated Block Device)というシステムによって実現されます。

人気絶頂のJoe's VPS

そして、死活監視の結果、アクティブ側で故障を検出すれば、スタンバイ側に動作が切り替わります(フェイルオーバー)。この機能を実現するソフトウェアは商用でも種々のものがありますが、Joe’sではオープンソースのPacemaker/CoroSync ※1 (HeartBeatと共に良く利用されるクラスタスイート)を利用しています。複数台のサーバーで動作するシステムをクラスタといいます。HAは、High Availavility (高可用性)という意味ですが、狭義にはDRBDとフェイルオーバー実現するシステムを指します。

※1
  • PacemakerはHeartBeatの一部(CRM – Cluster Resource Manager 部分)が分離独立したプロジェクト)
  • CRMはクラスタとクラスタ管理者の間を取り持つもので、CLI(コマンドライン)による容易な制御インターフェイスを提供するもの
  • CoroSyncはOpenAISの機能限定版でクラスタノード同士の死活監視等、中核部分を担うもの(HeartBeatの死活監視とリソース管理部分に相当する)
  • OpenAISはRedhatのクラスタソリューションのベースに位置する実績のあるOSS
  • Pacemakerはクラスタスタックの中核にCoroSync、HeartBeatの何れかを選択可能。弊社はCorosyncを採用、世界的にも実績が豊富
  • 1台の物理マシンがダウンしたら、別のスタンバイのマシンに置き換えるのが基本ですが、ApacheやMySQLというサービス単位で監視復旧させる場合もあります。

    また、仮想化を前提としたフェイルオーバーを考えることもできます。物理的なマシンの上で、複数の仮想的なマシンが動作しているという前提です。Pacemakerが監視していて、アクティブ側で、一つの仮想マシンがダウンすると、スタンバイ側で同じ仮想マシンが生成されます。そして、ダウン直前のアクティブ側と同じ状態でスタンバイのサーバー側が動作します。

    2011年7月のOSC京都での山本の講演

    Joe’sでは、専用サーバー、および仮想専用サーバー(VPS, Virtual Private Server)にこの技術を応用することを検討してきました。そして、2011年8月18日より、専用サーバーおよびVPSのオプションとして、サービスを開始することが決定しました。VPSとして、Joe’sの専売特許であるコンテナ型のLXCを用いているので、完全仮想化などと比較して、スタンバイ側のマシンの動作も軽くなっています。

    高度な技術ではありますが、多くの皆様に提供させていただくために、価格も低く抑えています。初期設定の費用は、専用サーバーおよびVPSで、通常の初期設定と同額になります。月額費用は、専用サーバーの場合、通常の初期設定と同額、VPSの場合、通常の月額費用の50%となっています。

    Joe’sには、Linux-HA Japanの会合に出席しているエンジニアもいます。世界初のLXCによるVPSサービスの提供など、HAクラスタの技術でも、国内最高レベルを誇っていると自負しています。

    VPSのUnixBenchの性能を追求するなら、完全仮想よりコンテナが上です

    UnixBenchといって、Unixの性能をテストするプログラムがあります。異なるシステムでの処理速度を比較するのに、利用されます。

    [root@noc ~]# wget http://soft.vpser.net/test/unixbench/unixbench-4.1.0-wht.tar.gz
    [root@noc ~]# tar xzf unixbench-4.1.0-wht.tar.gz
    [root@noc ~]# ls
    unixbench-4.1.0-wht-2  unixbench-4.1.0-wht.tar.gz
    [root@noc ~]# cd unixbench-4.1.0-wht-2/
    [root@noc unixbench-4.1.0-wht-2]# make
    [root@noc unixbench-4.1.0-wht-2]# ./Run
    Run UnixBench shows:

    VPSのサービスはどこでも同じということは決してありません。

    • 完全仮想 (KVM, Xen)
    • コンテナ (Paralells Virtuozzo, OpenVZ, LXC)

    に大別されます。 完全仮想は、ハードウェアx86をエミュレートし、その上で仮想サーバーを起動します。そのためどのようなOSでも動きますが、ハードウェアのエミュレーションのためにオーバーヘッドが大きくなります。コンテナは、異なる仮想サーバーに属するプロセスを、同じカーネルで動かすものです。したがって、大きなオーバーヘッドはありませんが、OSを選べない、仮想サーバーの権限でカーネルを更新できないなどのデメリットがあります。それぞれ、以下のような用途があります。

    • 異なるOSで動作するアプリケーションを検証
    • 小規模な専用サーバーとして、効率の高さを追求

    Wikipediaの仮想専用サーバーの記事は、客観的で了解できるものと思われます(弊社で記述したものではないです)。

     

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