Joe’s ニューズレター

[4]CloudStackユーザー会が大阪市中央公会堂で開催

会場の中央公会堂

 

昨年に引き続き、8月1日(金)のOSC京都の初日の夜に、大阪の中央公会堂で、CloudStackユーザー会が開催されました。
大阪で開催するときには、Joe’sの参加者でローカルアレンジメントを担当しています。

 

CloudStackは、クラウドを管理するためのツールで、XenやKVMやHyper-Vといったハイパーバイザーに依存せずに仮想サーバーであるインスタンスを生成し、管理を行うことができます。オープンソースであるApache版と、Citrix社で提供している有償版があります。Joe’sのVPSでは、Apache版を利用しています。

Joe'sの上山が初登板

 

また、有償版でも、VMwareなどと比べて低価格で、プライベートクラウド、パブリッククラウドのそれぞれで多くの実績があります。

 

ユーザー会は、最近は、東京以外に、札幌や名古屋でも開催されています。大阪は、前々回は45名、前回は36名ご参加いただきました。今回は、開催の準備が遅れたこともあって、22名の参加にとどまりました。7月の名古屋では30名以上の方が出席されています。https://atnd.org/events/53341

 

Joe'sのエース池原の登板

 
 

ただ、内容として決して劣るものではなく、非常に充実していました。今回もユーザー会の会長(輿水さん)、副会長(大削さん)が出席してお話ししていただきました。特に、書籍を出版されている大削さんや、名古屋で教育関係のITインフラの業務に従事している中谷さんからは、技術的にもレベルの高いお話をいただきました。また、今年の4月からは、Citrix社の担当責任者も島崎さんにかわり、雰囲気もよりアットホームなものになっています。

 

中之島バラ園にあるビアガーデンで懇親会

 
 

今回は、会場が大阪ということもあって、池原・奥村のほかに上山という技術者が話題を提供しました。池原・奥村の発表は、Joe’sの技術の責任者である池原がCloudStackでLXCを動作させようと1年以上試行錯誤しているのにできていない(公開されている情報がない)のに、新人の奥村がOpenStackで、1時間程度で動作を確認したという内容でした。OpenStackの方が、コミッターの数が多く、また、そのような機能をもったAPIの集合体なので、アップデートが早いといえます。

 

翌日のOSC京都のCloudStackのセミナーには、非常に多くの方が出席された

 

Joe’sの上山の話は、CloudStackでテンプレートを作成して登録し、そのテンプレートを利用する際に、rootパスワードの管理機能を使ってパスワードを自動生成するという内容でした。Joe’sにいる技術者の中で、上山だけが過去にプレゼンの経験がなく、今回が初めてでした。

 

勉強会が終わってから、中之島公園の中にあるビアガーデンで乾杯しました。なにわ橋の下の川で挟まれたエリアで、野外のライトに照らされ、雰囲気も最高でした。

 
 

翌日(8月2日)のOSC京都でのCloudStackのセミナーは、幸せか不幸か大変盛況でした。
来年は、大阪での参加者が増えるよう、早い時期からイベント情報を周知するようにしたいと考えています。

[3]NetCommonsユーザカンファレンス 2014、バージョン3への期待が膨らむ

NetCommons新井先生の基調講演

 

8月5日(火)に国立情報学研究所で、NetCommonsユーザカンファレンスが開催されました。午前10時から、NetCommons開発の責任者である、国立情報学研究所の新井紀子先生の講演(一ツ橋講堂)でキックオフされました。

 

NetCommonsについては本誌でも何度かとりあげていますが。サイトを作成するためのいわゆるCMS(content management system)に相当します。

 
 

Joe'sのブース

 
 

WordPress、EC-CUBEMoodleconcrete5など、CMSには種々のものがありますが、NetCommonsには、

 

1. 美しいサイトが簡単に作成できる
2. プライベート、グループ、パブリックのスペースがあり、会員ごとにアクセス領域を指定でき、グループウェアとしての機能が利用できる。
3. オープンソース(OSS)でありながら、国立情報学研究所が中心に開発がすすめられていることもあって、自治体や学校関係で人気が高い

 

などの特徴があります。

 
 

開発者との質疑応答

 
 

Joe’sでも、NetCommons標準サーバーの入門プランというサービスで、NetCommonsがインストールされたサーバーを1年間無償で提供しています。また、NetCommons Readyといって、ユーザ会であるコモンズネットから、NetCommonsが動作するサーバーである認証を受けています。さらに、NetCommons関西(大阪・梅田)のように、NetCommonsのイベントに会場を提供しています。また、今回のユーザカンファレンスもそうですが、毎年協賛として参加しています。

 

情報交換会

 

今年のイベントは、講演以外に、NetCommonsの開発事例のポスターによるプレゼンテーション、協賛企業による展示、そして最後に開発者と一般ユーザの間での質疑応答のセッションが行われました。

 

今年は、参加者数でいくと、若干少なめでした。バージョン3の開発が若干遅れていて、話題がなく参加者が減ったのではないかという見方もできるように思われます。バージョン3は、2015年3月末までにα版が完成する(新井先生)ということでした。

 

スイカのカービング

 

バージョン2ではベースとなるフレームワークとして、Smartyを使っていたが、バージョン3ではCakePHPになるので、信頼性、性能面で向上が期待できるということです。Xoopの開発者で、NetCommonsのバージョン3に興味をもっている人も多い、ということでした(参加者の声)。

 

昨年と同様、ブース会場(中会議室)でオムレツカレーのランチが販売された他、懇親会で、新井先生の元秘書の方(小林さん)のスイカのカービング(「NetCommons」と彫られたもの)が披露されました。昨年も作品を披露していただきましたが、今年から、スイカのカービングを本業にされているということです。

 

NetCommons行きつけの店、百人亭

懇親会(情報交換会)は中会議室で(80人程度)、終わってからの2次会は百人亭(竹橋にあるNetCommons関係の人の行きつけの居酒屋)に行きました(20人程度)。

 

NetCommonsの場合、何か一つのモジュールのソースを読めば、フォルダの構成などが各モジュールで似ているので、全モジュールを理解したことにほぼ匹敵します。したがって、新しいモジュールを作成することは難しくないように思われます。是非とも、多くの方にバージョン3の開発にコミットいただければ、と思われます。皆様、よろしくお願いします。

[2]SSL証明書の設置で検索順位もアップする?

どんなインターネットビジネスでも、検索で上位に表示されることをめざすのがふつうだ

 

「機内モードにすると、スマホの充電が早くなる」とか、世の中には、実証はできないが、経験上正しいとされることはたくさんあります。たとえば、サイトをSSLにすると、Googleがクロールするのに安全だから検索順位が上がる、というのもその類のものだったように思われます。

 

最近、Googleから、SSL通信による暗号化に対応するWebサイトを検索順位で上位にするという発表がありました。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2014/08/https-as-ranking-signal.html
検索順位は、ページ単位で決まりますので、究極的には、全ページをセキュアにすればよいということになります。

 
 

SSL証明書の主な機能は、インターネットのオレオレ詐欺を防ぐことであるといえる

 
 

ところで、「SSL証明書、私も使っています」という方で、共用のSSL証明書(Joe’sでも提供しています)で安心されている方が多いように思われます。SSL証明書が専用、共用というのと、レンタルサーバーが専用、共用というのとはまったく別の概念です。専用のSSL証明書は、独自ドメインを持っていれば、

 

ttps://www.独自ドメイン

https://独自ドメイン

 

のURLになります。独自ドメインを取得する以外に、SSL証明書を購入する必要があります。

 

 

SSL証明書をクリックすれば、そのサイトの所有者が表示される

 
 

これに対して、共用のSSL証明書は、

 

https://レンタルサーバーのサーバー名/~レンタルサーバーのユーザ名

のようなURLになります。

 

通常は、無料で利用できますが、SSL証明書の主な機能である、

1. 暗号化
2. 実在証明

のうち、実在証明の機能が使えません。

 

共用SSL証明書と専用SSL証明書では、サイトの安心感がまるでちがう

 

暗号化は、SSLに備わっている機能で、認証局(ベリサインやグローバルサインなど)から証明書を購入しなくても、実現されます。これに対して、実在証明とは、サイト訪問者に、そのサイトが意図している送信相手であることを、証明するものです。たとえば、Joe’sでないのに、私はJoe’sであると偽ってサイトを作成してビジネスを行うことは、原理的に可能です。しかし、ブラウザでそのSSL証明書をみれば、そのサイトがJoe’sによって運営されているかどうかわかります。インターネットでのオレオレ詐欺を含むことが目的で、これがないと知らない人にカード番号を教えてしまう、ということにもなりかねません。

 

国内最大級のSSL証明書の総合格安販売サイト、Joe's SSL市場

 

また、仮に共用のSSLを仮に全ページに設置すると、独自ドメインの意味がなくなります。さらに、100%証明されたことではないかもしれませんが、

 

https://独自ドメイン

ではなく

 

https://レンタルサーバーのサーバー名/~レンタルサーバーのユーザ名

 

をおくことによって、SEO的に不利になるかもしれません。また、カード決済が必要なサイト、特にECサイトでは専用のSSL証明書の設置が必須です。

 

Joe’s SSL市場では、2008年9月のサービス開始から、すでに6年もの間SSL証明書総合格安販売サイトとして、業界をけん引してきました。また、Joe’sの共用サーバーでは、月額1,500円でも専用のSSL証明書が設置でき、Joe’s SSL市場で購入した場合、インストールも無償です。レンタルサーバー他社でも、専用のSSL証明書が設置できるプランは、月額5,000円以上の業者が多いことを考えてみても、Joe’sではSSL証明書の設置を奨励していることがわかります。

皆さんも、サイトをセキュアにするだけでなく、検索順位をあげるという意味でも、SSL証明書を設置されてみてはいかがでしょうか。Joe’s SSL市場では、皆様からのご相談、お問い合わせをお待ちしてます。

[1]オープンソースカンファレンス京都、今年も大盛況

おなじみのOSCののぼり

 

8月1日(土)~2日(日)に、京都リサーチパークでオープンソースカンファレンス(OSC)が開催されました。Joe’sでは、京都のOSCは、2011年の以来、毎年協賛しています。

 

京都OSCのブースは毎年、オープンソース(OSS)コミュニティが集まるエリアと、企業の協賛ブースが集まるエリアにわかれています。Joe’sのブースは後者で、昨年と同様、4階で最も大きなセミナー室の前でNetCommons (NC)のブースと並んでいました。

 

NCも利用者が増えてきていて、今回はセミナーで40名以上の方に出席いただきました。7月26日(土)のNC関西のセミナーでは参加者が少なかったので、関係者の間で不安がありましたが、次回8月30日(土)以降は、(周知すれば)大丈夫ではないか、と考えているようです。

 

ブース会場(OSSコミュニティ)

 

(Joe’sの隣の)ブースで説明を受けた後、Joe’sのNetCommons標準サーバーの入門プラン(NCがインストールされたサーバーが年間無料)をご利用いただくような方が多いように思われました。NCに限らず、EC-CUBEMoodleconcrete5についても、OSS標準サーバーの入門プランがあって、それらがインストールされたサーバーを1年間無料でご利用いただけます。

 
 
 

NetCommonsのセミナー

 
 

また、今回も、スタンプラリーやKVM版VPSの1年間無料のプレゼントなどもあって、多くの方々にブースにおこしいただきました。

 

スタンプラリーは、OSC参加者が、指定された協賛ブースでハンコウをもらい、それらすべてのブースでハンコウをもらうと、景品がもらえるというものです。Joe’sでは、昨年の京都OSCからスタンプラリーのブースになっています。

 
 

Joe'sのブース

 

また、Joe’sでは、KVM版VPSのアカウントを1年間無料で配布するというプレゼントを、以前から何度か提供したことがあります。CloudStack 4.3で動作するハイパーバイザーKVMの1インスタンスを提供しています。

 

また、Joe’sのセミナーでは、技術の新人の奥村が、OpenStackについての講演を行いました。

 

京都OSCに参加された皆さん、特に暑い中ボランティアで会場を動かれた皆さん、お疲れ様でした。

[4]CloudStackでプライベートクラウドを構築してみよう

Apache CloudStackの新しいTシャツ: シトリックスの担当が島崎氏に変わって、コミュニティも活発になっている。

 

Joe’sではCloudStackを使用したVPSの提供だけでなくオンプレミスでのプライベートクラウド環境の構築も行っています。

 

CloudStackは、インフラ系のクラウド環境構築のためのツールです。最初に複数のサーバーを用意しておきます。それらをそのまま使うのではなく、必要なリソース(CPU・メモリ・ディスクなど)をもった仮想的なサーバーをソフトウェアで動作(仮想化)させます。そのようにして、負荷の変化に対応させ、物理的なサーバーのリソースを効率良く使います。

 

2013年夏に引き続き、2014年夏(8月1日)も大阪市中央公会堂でユーザ会が開催される

このようなツールとしては、商用ではVMwareがよく使われています。オープンソースでは、この他にOpenStackなどが人気があります。CloudStackは、Citrix社がCloud.comから買収し、オープンソース版と商用版を提供しています。オープンソース版は、Citrix社がApache財団に寄贈し、現在はApache CloudStackとよばれています。OpenStackと比べると機能の豊富さでは若干控えめですが、性能が安定しているとされています。商用版は、サービスプロバイダや大手企業での実績があり、VMwareと比較して、価格面で有利とされています。

 

先日も、Joe’sの技術者が某社にプライベートクラウドの検証環境の構築に行ってきました。
環境の違いなどから、若干問題が発生しましたがなんとか期間内に構築できたということです。
Joe’sのサービスでは、CloudStackのApache版を提供していますが、他社のオンプレミスでの環境では、商用版でプライベートクラウドを構築しています。

Joe'sでは、Apache版CloudStackの新バージョンを常に検証し、サービスとして提供している

 
ただ、Joe’sの技術者から見ると、毎日触れているということもあって、両者で大きな差異は感じられない、ということです。

 
プライベートクラウドというと、ハイスペックなマシンをいくつも組み合わせて構築するイメージを持たれる方も多いかもしれません。CloudStackはメモリ4Gのマシン1台でも構築可能です。今回はメモリ8Gのマシン上にCentOS 4台、XenServer 2台を立ち上げ、その上にCloudStackを構築しました。マシン1台の中に仮想DCを作るようなイメージです。

 
 

また、有志によるマニュアル(http://cloudstack.apache.org/docs/ja-JP/index.html)やインストールツール(https://github.com/penguin2716/autoinstall_cloudstack)なども提供されており初心者でも構築可能な環境が整いつつあります。うまくいけば半日程度でインストール可能です。

 

Advancedモードで利用可能な仮想ルータの機能(ロードバランサ)

最近は個人でもCloudStackプライベートクラウドを構築しているという声を聞きます。CloudStackを使うメリットとしては、下記のようなものがあります。

 

•ISOやSnapshot、テンプレートなどの管理が容易
•複数のマシン・複数のハイパーバイザ(KVM, Xen, VMware, Hyper-V)のリソースを柔軟に扱える
•仮想ルータの機能(FW, フォワーディング、ロードバランサ、VPN等)を使用して自由にネットワークを構築できる
•ディスクのCoW(コピーオンライト)機能によるディスクの節約

 
 

Advancedモードで利用可能な仮想ルータの機能(VPN)

 

現在のCloudStackの最新版はバージョン4.3です。現在はバージョン4.4の開発が進められています。4.4以降では様々な機能が追加される予定ですが、大きな変化としてGPU(vGPU)のサポートが挙げられます。GPUサポートによりこれまでは困難だったVM上でのCADやPhotoshopなどの高度なグラフィックツールの使用が可能となります。これまではサーバーやシステムの開発環境として使用することが多かったプライベートクラウドですが、今後は2次元・3次元グラフィックス等、デスクトップ(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)など、様々な場面での活躍が期待されます。

 

また、国内でも、CloudStackのコミュニティは活発に動いています。Joe’sの本社のある大阪では、毎年夏にユーザ会を開いています。今年は、8月1日(金)18:30から、大阪市中央公会堂で開催します。8月1日(金)から2日(土)にかけて、京都でオープンソースカンファレンスが開催されますが、初日の夜になります。

 

OSCなどのイベントでは1年間無料のアカウントを配布しています。ぜひJoe’sのブースで無料アカウントをゲットしてください。

[3]恒例の夏の名古屋オープンソースカンファレンスが大盛況

OSC名古屋のブース会場の様子

 

今年も、名古屋のオープンソースカンファレンス(OSC)に協賛として参加しました(2011年から4年連続)。例年通り、名古屋駅から地下道を歩いて5分ほどのところにある名古屋国際センターで、7月4日(金)~5日(土)に開催されました。

 

ブースは、今回は、NetCommonsのユーザ会であるコモンズネットとconcrete5のコミュニティの間においていただきました。オープンソースは、本で読むだけではなく、実際に使ってみないとどういうものかわからないかもしれません。

 
 

今回はブースがconcrete5のコミュニティの隣だった。名古屋近辺ではconcrete5のユーザが多いそうだ

Joe’sでは、NetCommonsconcrete5EC-CUBEMoodleといったオープンソースをインストールしたサーバーを1年間無償で提供しています。また、勉強会などのイベントに会場を提供しています。両隣のブースで興味を持たれた方に、そうした無償サーバーや勉強会について紹介させていただきました(今年の名古屋OSCは、昨年より多くの方にご来場いただいているように思われました)。

 

初日は、Joe’s新人の奥村が、OpenStackに関するプレゼンを行いました。最新版であるIcehouseや、そのネットワーク機能であるNeutronに関する内容でした。

 

Joe'sの新人奥村。大観衆の前でも台本なしで、心で思ったことを素直に話すタイプ

 

Joe’sではCloudStackをサービスとして提供していますが、OpenStackに関してもフォローしています。OpenStackは、サーバーやネットワークに関するコンポーネントの集合体であって、対応するAPIを操作することになります。ただ、CloudStackとちがって、すぐに使えるようにはなっておらず、個々のコンポーネントについての正しい理解が必要になります。また、リージョンをまたいでLANを構成するなど、実際のサービス提供で利用するような技術は、公開された情報が少なく、パッチをあてながら、ソースを読みながら前にするんで行く必要があります。奥村自身、技術のサポート業務を行いながら、技術責任者の池原の下で、OpenStackの研究開発を行っています。

 

7月4日の夜にOSCの会場と同じビルの中で行われたCloudStackユーザ会。Joe'sの池原がLinux Containerについて発表した

セミナーは、今回は土曜日ではなく金曜日(7月4日)に行いました。金曜はセッションが同時には一つしかなく、またCloudStackやインフラ系クラウドの話題が多かったためか、かなり多くの方にお越しいただきました。

 

初日の夜には、同じ名古屋国際センターで、CloudStackユーザー会が開催されました。今回は、名古屋で初めての開催ということでしたが、30名以上の方が参加されました。特に、富士通関西中部ネットテック株式会社の方々をはじめ、地元の方と東京から訪れたユーザ会のコアのメンバーが中心となって、盛り上がりました。懇親会も20名以上の方が参加されました。

 
 

Joe’sでは、次回は京都のOSC(8月1日(金)~2日(土))でブースを設けますので、是非お立ち寄り下さい。

 

名古屋OSCの会場で世話をされたスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

[2]プライバシーマーク取得で強化されたJoe’sの情報セキュリティ戦略とは

今年の6月、Joe’sはプライバシーマーク付与事業者の認定を受けました。足かけ2年、昨年先行して取得したISMSに続き、無事取得に至りました。

プライバシーマーク制度の公式サイト。13000社以上が認定を受けている。

 

教育事業者による大量の個人情報流出事故をはじめ、個人情報保護に対する機運は高まるばかりです。Joe’sは、企業規模からすると比較的珍しい「ISMS」「プライバシーマーク」を両方取得したクラウド事業者ということになりましたが、その目的とはどの様なものだったのでしょうか。

プライバシーマーク取得により強化された、Joe’sの情報セキュリティ戦略について迫ってみたいと思います。

 

ISMS取得までの過程については、以前にこのニューズレターでもご紹介しました。

 

 ISMS取得までの道のり(2013年7月号)
 http://joes.co.jp/2013/07/23/isms/

 
 

初めての認証取得に悪戦苦闘しながら、社内の業務フロー改善を含めた取り組みとして成功を収め、取得前と比較して、スタッフの間に「ISMS」という筋が一本通った様な効果を感じています。

 

ISMSは、組織の情報セキュリティマネジメントシステムを認証する

Joe’sでは、当初よりISMSとプライバシーマークの両取得を計画していたため、運用マニュアルについてはそれぞれの認証取得において必要となる事項をできるだけ融合する形で時間をかけて検討を進めてきました。結果として、今回のプライバシーマーク取得においては、多くの作業がISMS取得時に行ったもので代替でき、新たに業務フローを変更する必要は殆どありませんでした。

この様にして取得が完了した「ISMS」と「プライバシーマーク」ですが、そもそもこれらを取得する動機とは何だったのか、全てはJoe’sの「情報セキュリティ戦略」に沿った取り組みであると言うことができます。

 

Joe’sでは、クラウドホスティング事業を運営する事業者として、また、創業から10年が過ぎ多くのユーザーを抱えた責任の求められる企業として、会社やサービスを適切に運営、運用していくための「情報セキュリティ戦略」を立案しました。戦略は次の3つに大別され、それぞれの施策が展開されています。

 

このマークが表示されているサイトは安心できるが、それでも事故をゼロにする努力は必要だ

 

・事故の防止と事故対応の迅速化

 

情報セキュリティ事故の防止には、実際には高度な技術力やスキルは求められません。当たり前のことを、粛々と進めていくことが必要になります。日本人には向いていることではないかとも思います。過去に当社の同業社で起きたデータ消失事故や、今回の教育事業者での個人情報流出事故も、結局は一部の人間が定められたフローを逸脱して行動したことにより引き起こされています。両社ともそれぞれの業界で大手の企業であることからも、企業規模に関係なく取り組まなければならないことであると言えると思います。

 

Joe’sでも、これまで属人的な面があった各種業務フローにおいて標準化を進め、この道20年のベテランであっても、今月入社したばかりの新人であっても、同じ業務フローを定められたポイントにしたがって進めることを徹底しました。それぞれの頭の中にある業務フローを書き出していくことは非常に骨の折れる作業ではありましたが、書き出す過程において矛盾に気づき修正を繰り返していくことで、より精度を高めることができました。

 

また、不幸にして事故が発生してしまった場合の対応についても、様々なケースを想定した上で標準化を進めました。これまで、個人個人が自分の知識や経験に基づいて対応し、それが良い方にも悪い方にも作用することがありましたが、標準化により、職位や権限に応じて定められた適切な対応を行うことで、平均以上のレベルを安定して達成できるようになってきたと感じています。

 

情報セキュリティへの取り組みは、企業の社会的責任を果たすためにも必要なことの一つだ

・個人情報保護の強化

 

個人情報保護については、「個人情報保護方針」を策定し、個人情報の定義等の理解を進めるとともに、社内で扱っている個人情報にはどの様なものがあるのか、個人情報管理台帳を用いて網羅的に管理を行っています。

 

これまでも、個人情報の取扱いには非常に気を使っていましたが、認証取得の過程で学習するにつれ、正直なところ「こういった取得はNGだったのか」と思わせるものが幾つもあり、喫緊の対策が必要と思われた点については、即座に適切な対応を実施しました。

 
 

また、これまで担当者レベルで作成されることもあった、個人情報を含む情報を取得するフォーム等も、個人情報保護責任者の管理の下、一元して管理する体制に移行し、不意に誤った行為が行われない様に改善を実施しました。

 

これらの施策には、終わりはありません。これからもCSR(企業の社会的責任)活動の一環であることも深く理解し、お客様に安心してサービスをご利用いただけるよう、取り組みを続けていきたいと考えています。

[1]Joe’sのVPS、全面リニューアルで新ラインナップも登場

Joe'sのVPSサービスサイト。サービス開始から早や4年が経った。

 

Joe’sがVPSのサービスを始めて、4年が経ちました。他に類を見ない、マルチハイパーバイザー(複数の仮想化方式)という特徴を持つJoe’sのVPSサービスは、ユーザーの多様なニーズにフィットして、多くの方にご利用いただいてきました。

 

VPSサービスを開始した当時はまだまだVPSというものが一般的ではなく、提供する側の当社でも、エンジニアが実際に他社のサービスを利用してみたり、仮想環境を構築してみたりで、どの様なサービスが受け入れられるのか手探りの状態で開始したことを思い出します。今では、これまでVPSが担ってきた役割はAWSに代表されるクラウドにシフトしてきていますが、依然としてVPSは、低価格でroot権限を使えるサーバーとして、エンジニアをはじめとする多くのユーザーの利用され続けています。

 

Joe’sでは、7月1日にVPSサービスの全面リニューアルを実施しました。これまでのサービス提供で得た多くのご意見を反映して、より良いサービスに変身したと考えています。ここでは、今回のリニューアルの内容について、2点ほどご紹介したいと思います。

 

ハイパーバイザー型の仮想化

・マルチリージョン対応

 

Joe’sでは、国内・海外の2カ所でデータセンターを運用しています。創業時は海外のデータセンターを利用したサービスとしてスタートしましたが、ユーザーが増えるにしたがって、日本からのアクセス速度を重視して国内のデータセンターでも運用を開始し、今に至っています。

 

これまでは、Webサイトが国内向けか海外向けか、または、転送量が多いか少ないか、等によって、どちらか一方のデータセンターを利用する、という選択がなされていましたが、東日本大震災を契機に、メインのサイトとは別に、DRサイト(Disaster Recovery site:緊急時の代替拠点)として、遠隔地にバックアップサイトを置くことが実際に行われるようになってきています。

 

Joe’sのVPSサービスはこれまで、公式には国内のみのサービスとして展開してきましたが、VPSがテストや開発の環境だけでなく、重要なWebサイトや基幹システムを運用するための環境として使われることが増えてきたことを感じ、今回、全てのプランで国内・海外のマルチリージョン(複数地域)に公式対応し、DRサイト運用が簡単に行えるようにしました。

 

もちろんDRサイト以外にも、国内・海外に対応したサイトをそれぞれ適した地域のサーバーで提供できるようにすることもできます。インターネットに国境はない、と言われますが、これからは一部のエンタープライズユーザーだけでなく、一般の企業や個人でも、マルチリージョンでのシステム構築が行われていくだろうと考えています。

 

 

Joe'sのVPSなら、海外とのマルチリージョン環境を簡単に構築できる

・対応OSが大幅に増加

 

インターネットは多様化の歴史だと言われます。様々なコンテンツが無限に増殖し、多くのユーザーに受け入れられるコンテンツもあれば、数少ないユーザーだけが求めるコンテンツも存在します。

 

システムの世界でも同じことが言えますが、こちらはもう少し均質化が求められます。1人1人が異なるシステムを使っていたら不便なことこの上ありませんし、メーカー側も少ない需要に対してサービスを提供することは難しくなります。この様な理由により、例えばパソコンでは9割以上のシェアをWindowsが占め、残り1割程度をMacとLinux等の「マイナーな」OSが分け合っているのが現状です。

 

CentOSは、Linux界では知らなければモグリと言われるほど有名なディストリビューションだ

VPSの世界ではどうでしょうか。先にご紹介した通り、Joe’sではマルチハイパーバイザーという特徴により、多様化への対応を進めていますが、OSについてはこれまで、Linux界のWindowsとも言えるシェアを持つ、Red Hat Enterprise Linux互換の「CentOS」のみを提供してきました。正確な数字は把握していませんが、CentOSもLinuxの中では7割程度のシェアを持っていると思われるメジャーなディストリビューションですので、メーカー側の論理からしても、それだけ対応していれば十分な気もしますが、Joe’sでは、エンジニアの創造の場でもあるVPSサービスにおいては、OSについても多様化を推進したいと考えており、今回、導入可能なOSを大幅に増やしました。

 

ここ数年で人気が高まったUbuntuも、もちろんすぐに使える

 

KVMプランでは23種類、LXCプランでは19種類、Virtuozzoプランでは12種類と、それぞれ従来より大幅に増加しています。最近では、リリースされたばかりのCentOS 7を即日提供開始する等、今後も、最新のOSをすぐに利用できるサービスとして役立てていただきたいと考えています。

 

全面リニューアル実施でより魅力的なサービスとなったJoe’sのVPSの情報は、下記のサイトからご覧いただけます。現在、新規契約ユーザー向けに初回2か月50%オフの特別クーポンを配布中ですので、この機会にぜひご利用ください。

 

http://www.joes-vps.com/

[4]IPアドレスなしで、専用SSL証明書が設置可能なレンタルサーバー

Joe’sニューズレター5月号で、IPアドレスなしでセキュアな通信手順であるSSL(secure socket layer)が動作する仕組みについてお伝えしました。

Joe's SSL市場 (joes-ssl.com)

 

http://joes.co.jp/2014/05/21/windows-xp/

 

本来、SSLはIPアドレスを別途用意しないと機能しないものですが、拡張機能であるSNI(Server Name Indication)を用いれば、バーチャルホストのように、同一IPアドレスで複数のセキュアサイト(それぞれが専用のSSL証明書をもつ)を設置できます。これは、1枚の証明書を複数のバーチャルホストが共有するいわゆる共用SSLとは根本的に異なります。

 

共用SSL証明書ではなぜ不十分であるかに関して、本紙でも以前にお伝えしたことがあります。

 

http://joes.co.jp/2013/12/24/kyouyoussl/

 

共用SSL証明書では、ネット上のオレオレ詐欺は防げない

一言で言えば、それば利用しているレンタルサーバーがどの会社であるかを証明するものであって、そのサーバーを利用している各サイトがどの会社の所有であるかを証明するものではない、つまりネット上のオレオレ詐欺がおこる危険を回避するものではない、ということです。
 
さて、今回のIPアドレスなしで専用SSL証明書が設置できる機能は、Joe’sの専用サーバー、共用サーバーで利用しているcPanelというコントロールパネルの最新バージョンでご提供できるようになりました。SNIは原理的に新しいものではなく、たとえば、ご自身でルート権限でサーバーを管理されている方であれば、ご自身で設置可能です。

 

通常のSSLのプロトコルでは、固有のIPアドレスが必要となる

 
 

SNIの機能は、クライアント(サイト訪問者)側のOSとブラウザによって、動作しない場合があります。特に、Windows XPのパソコンからInternet ExplorerでSNIで設置されたSSL証明書を読みに行くと、エラーになります。2014年3月でWindows XPのサポートが終了したこともあって、SNIが機能しないパソコンは現在ではかなり減少してきているものと思われます。

 
 

今回のサービス提供は、少なからず、インパクトがあるものと思われます。

 

  1. 他社レンタルサーバーでは、IPアドレスがないと専用IPアドレスを設置できず、専用IPアドレスが使えるサーバーは、月額5,000円以上するサービス(レンタルサーバー大手)もある
  2. IPV4のIPアドレスが枯渇している今日、IPアドレスのコストが高くなっている

 

Joe'sのコンパネcPanel

現在、Joe’s SSL市場SSL証明書だけを購入されて、他社レンタルサーバーをご利用の方は、是非Joe’sの専用、共用サーバーをご利用いただければ、と思います。Joe’s SSL市場で購入された場合、インストール代金が無料ですから、SNIを利用してIPアドレス利用料(年間3,000円+消費税)がかからない場合、純粋に、SSL証明書購入費(Joe’s SSL市場であれば超格安)にサーバー利用料金を加えた金額になります。

 

Joe'sでは、共用サーバー契約者がIPアドレスなしで、自分の権限でSSL証明書を設置できる

 

共用サーバーは、1サイトの契約の場合は月額1,500円+消費税ですから、SSL証明書+共用サーバーでは、国内で最も安いサービスになっています。
 
また、インストールをJoe’sのサポートに依頼しなくても、共用サーバーの契約でも、ご自分でコントロールパネルからSSL証明書が設置できます。これは、非常に画期的なことです。
 
是非とも、お試しいただきますよう、皆様のお越しをお待ちしています。

[3]Joe’sの全サービスの契約情報を一元管理。カードでのお支払いも可能に

WHMCSのサイト

Joe’sでは創業当初より、社内システムの殆どを内製で開発してきました。提供サービスを多くをOSS(オープンソースソフトウェア)に依存しているJoe’sですが、契約や請求を扱う社内システムは、会社ごとの違いも大きく、その出来により業務の効率に大きな影響を与えるものでもあるため、既製のOSSではなく自分たちで作ることで効率化を図ってきました。しかしながら、多くのユーザー様に様々なサービス・施策を迅速にご提供していくに際して、マンパワー的に社内システムの拡張が追いついてこない状況になってきたこともあり、あらためて様々なソフトウェアを検証し、WHMCSというソフトウェアを採用することにしました。

 

WHMCSでは、ユーザーごとにポータル画面が提供される(画像は開発中のため英語表記)

WHMCSは、イギリスのWHMCS社が提供するホスティング事業者向けの業務パッケージソフトウェアで、顧客向けのサービスサイトの提供や、受発注、運用管理などの機能がワンパッケージで提供されています。アドオンで足らない機能を追加したり、自分たちで開発したりすることもできるようになっています。その代わり、WHMCSのコア部分は変更が不可能なブラックボックス仕様になっており、OSSほどの自由度はありませんが、非常に拡張性の高い作りになっています。実際に、今回Joe’sでは、WHMCSで提供されていない決済代行サービスとの連携モジュールを自社で開発しています。

 

WHMCSを採用することで、ユーザー様には下記のようなベネフィットを提供できるものと考えています。

管理者用の画面。ダッシュボードに最新の売上・問い合わせ状況などが表示され、迅速に対応できる

 
 

• ご自分の契約状況をいつでもポータル画面で確認できる
• サービスの注文やアップグレードなどを簡単に行える
• ポータル画面からすぐにサポートへ問い合わせができる
• Joe’sの複数のサービスを一元的に管理できる
• オンラインですぐにクレジットカードで支払いができる

 
 

WHMCSには様々なアドオンが存在し、機能を拡張することができる

 

Joe’sでは、ホスティング、クラウド、VPS、SSL、バーチャルオフィスなど、様々なサービスをご提供していますが、基本的に個々のサービスは独立した運用となっており、全てをまとめたポータルサイトなどはこれまで提供できていませんでした。今後は、WHMCSにより一元管理ができることで、契約管理や支払い手続きなど、担当者の方のご負担を減らすことが出来るものと考えています。お支払方法についても、Joe’sではこれまで銀行振込が殆どでしたが、近年では法人でもクレジットカードでのお支払を希望されることも増えてきており、煩わしい手続きなく、すぐに決済して使い始めることができるようになります。

 

WHMCS自体は海外で開発されたソフトウェアということもあり、基本的に全て英語表記のソフトウェアとなりますが、マルチランゲージの機能も搭載されている為、翻訳データを用意することで日本語にも対応できるようになっています。もちろん、翻訳データもJoe’sで作成してご提供しますので、日本のユーザー様も安心してご利用頂けます。

 

今後、Joe’sでは全サービスをWHMCSでの管理に移行することを予定しており、まずはVPSサービスのユーザー様を対象に、近日中に移行を予定しています。対象のユーザー様には追ってご案内をさせていただく予定ですので、今しばらくお待ちいただけましたら幸いです。
Joe’sでは、今後もユーザー様へのより良いサービスのご提供に努めてまいります。

 前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...18 19 20 次へ