Joe’s ニューズレター

[4] Joe’s流シリコンバレーの歩き方

シリコンバレーのデータセンター(Hurricane Electrics)のフロアー

 

3月14日から17日まで、Joe’sのスタッフがシリコンバレーのデータセンター(Hurricane Electrics, HE)にサーバーおよびネットワーク機器の整備に行って来ました。HEは、Fremontの南で、San Jose からI-880を車で北5にマイル行ったあたりにあります。

 

作業自体は、依頼すれば、HEの現地スタッフが代行してくれますが、実際に実機を見て、古いサーバーを廃棄し、ネットワーク機器を交換し、さらにHEの上層部とビジネスの話をすることもあります。2004年にラックを契約してから、今回で8回目の滞在になりました。

 

 

有名なハイテク企業が非常に多い。Facebookの本部は、ハイウェイ101の東側に引っ越している。

 

 

通常、3日程度の滞在が多いのですが、スケジュールの50%程度が作業で、残り半分はレクレーションにあてられます。シリコンバレー・サンフランシスコ付近は夏でも湿気が少なく、また冬でも暖かい(若干雨が多い)のが特徴です。18日に帰国したスタッフも、汗ばむ陽気で、桜が満開になっていたということです。

 

 

 

 

 

 

以前は、緊急で部品が必要になったときなど、Fry'sの巨大パソコンショップで調達することもあった

 

 

Joe’sでは、専用サーバーのプラン7, 17,18、共用サーバーのマルチメディアコース、海外向けサービスのサーバーは、すべてこのHEの10ラックの中にあります(http://www.joeswebhosting.net)。プラン7の契約数が伸びたときに、Cerelonのマシンを大量に納入しました(2004年-2005年)。ただ、現在では、省電力ハイパワーのマシンが主流になり、また仮想化によって、ラックの使用効率が向上しています。

 

 

 

 

Milpitasの巨大アウトレットにJoe'sが進出していた(Joe'sジーンズ)

 

レクレーションとしては、Milpitasの巨大アウトレット、Fry’sの巨大パソコンショップ、Santana Rowのおしゃれなレストラン (イタリア料理、寿司)、San Francisco中華街の飲茶、Fisherman’s wharfのPier 39 (野生のアシカ見物、クラムチャウダー)、Stanford大学、Napa Valleyのワイナリー(Opus 1, Robert Mondavi, Sattui, Hess, Bellinger)、Harbinの混浴温泉などによく行きます(それぞれ合計3回以上)。時間があるときには、アルカトラズ島、Intel博物館、Yosemite国立公園に行ったりしています。Harbin温泉は、Joe’sの鈴木禎子代表も行きましたが、女性でひとりだけしっかり水着を着ていたので目立っていました。

 

San Joseの原宿 Santana Rowにあるイタリアンレストラン。

 

Joe’sに限らず、インフラのエンジニアは、体力はもちろん、精神力を消耗します。サーバーのメンテナンスというよりは、エンジニアのメンテナンス(リフレッシュ)的な意味が大きいと言えます。また、スタッフが、英語力を伸ばす、視野を広げるきっかけになるなど、研修的な意味もあります。

 

Joe’sでは、このような経験を生かして、サービスをご利用の皆様に、より高い品質のサービスを提供したいと考えています。

 

 

 

 

Opus-1の高級ワイン。試飲が一杯40ドルもする。

 

Harbin温泉の入り口

 

 

[2] オープンソースカンファレンス東京に1700名が参加、熱い議論が

有名なOSCののぼり。

 

オープンソースカンファレンス (OSC)は東京では、最近は、明星大学で春と秋に開催されています。都心から若干遠いのですが、毎回参加されている方、熱心な方が大勢いらっしゃいます。OSCは、オープンソース(OSS)のコミュニティの方が出展してセミナーやブースでの展示を行うイベントです。

 

 

Joe’sも協賛として、今回で11回目の参加となりました(東京、京都、名古屋など大都市が中心)。最近は、KVMのVPSを無償で配布するなど、OSCといえばJoe’sといわれるくらい重要な存在になりました。

 

KVMのVPSの1年間無償配布などで、Joe'sのブースは今回もにぎわった

 

昨年から始まった『OSC .Government ~オープンソースと政府・自治体~』以外に、オリジナル企画という各コミュニティによるミニイベントがはじまり、常に新しい発見ができるマンネリのないイベントに成長してきたと言えます。http://www.ospn.jp/osc2013-spring/modules/article/article.php?articleid=3

 

Joe’sのブースがおかれた205室は、クラウドの協賛他社と同じ部屋でした。契約者をはじめ多数の方にお立ち寄りいただき、様々なコメントをいただきました。2003年4月26日のデータ消失事故(昨年のF社と同様の障害)を経験した方や、コミュニティのテンプレートをアップロードして数人で利用されている方(オープンSUSE)など、励ましに来て頂きました。

 

CloudStackのKVMのVPSで、テンプレートをアップロードしていただいている、オープンSUSEのコミュニティの方々

 

 

VPSの無料アカウントは、すでに利用している人は申請できないので、今回は50アカウント程度の申請にとどまりました。Joe’sのKVMや、通常のVPSと異なり、仮想ルータがついているので、ファイアーウオール的な設定や、インターネットを介さない仮想サーバー間の通信、ロードバランサの機能が利用可能です。VPSというよりは、クラウドに近いと行ってよいかもしれません。

 

 

 

 

びぎねっと代表の宮原氏がお持ちいただいたワインや日本酒

 

 

初日の夜に行われた懇親会には、200名程度の方が参加されました。参加費1000円で、学生も参加しやすい感じだったのですが、いま一歩という方のために(昨年もそうでしたが)、びぎねっと(OSCの企画運営を携わっている)代表の宮原徹さんが、ワインや日本酒を差し入れしていただきました。ただ、そこで飲んでいるメンバーは、昨年の春や秋も同じ場所(後ろの方の机がたくさんあるあたり)で飲んでいて、どちらかといえばOSCの常連のような方たちばかりでした。

 

 

 

Joe's 池原の講演

 

 

Joe’sでは、今回セミナーの内容として技術的な意味での新規性がなかったこと、展示の内容に変化が乏しいなど、反省すべき点がいくつかありました。今年は、すでに大阪(5月)、名古屋(6月)での出展を決めています。OSSに興味をおもちの方々、ビジネスでOSSを利用されている方々に満足していただけるよう最大限努力して行きたいと考えています。

 

 

[1] サーバーの管理よりMoodleの管理に専念したい – Moodle Moot Japan 2013 -

Moodle Moot 2013は、東京家政大学で開催された

 

 

MoodleというCMSを、聞いたことがありますでしょうか。家庭学習や独学のためのインターネットを利用したオープンソースのシステムで、国内でも、ユーザ数が急速に増えています。オーストラリアのパースに本部があります(代表: Martin Dougiamas)。Joe’sでもMoodleがインストールされたサーバーを1年間無償で提供したり(LMS標準サーバー 入門プラン)、ムードルの勉強会に会場を無償で提供するなど、Moodleの普及につとめています。

 

 

 

大会場の様子 (ワークショップや通常の研究発表は、これより小さい会場で)

 

 

Joe’sでは、2013年3月2日(土)-3日(日)に東京家政大学(東京・板橋)で開催された、国内最大のMoodleのイベント、Moodle Moot 2013(日本ムードル協会主催)に協賛として参加してきました。研究発表(活用事例、プラグイン開発、サーバー管理)で講演・質疑応答すること以外に、ワークショップのハンズオンの講座に出席してきっかけをつかんだり、達人コーナーというブースで疑問点を聞くことができます。今回は、300名以上の方が参加されました(過去最多)。Moodleや、もともと高校や大学の教員の方のためのシステムでしたが、バージョンアップにともなって、社内教育やクラウド教材などでも利用されるようになっています。

 

 

Joe's 鈴木紫央の講演 (英語で行われた)

 

初日3月2日の午前に、Joe’sの鈴木紫央が、Joe’sのMoodleへの取り組みについて講演を行いました(スライド(英語)スライド(日本語訳)。Moodleは、外国人(外国語の大学教員)の参加が多く(30%-40%)、英語でプレゼンを行いました(ただ、残念なことに、そのセミナー参加者は日本人の方がほとんどでした)。

 

 

 

Moodleは、何らかのサーバーの上で動作させる必要があります。三重大学やはこだて未来大学のように全学的にMoodleを運営されている場合は、サーバー管理について誰が責任をもつのかというような問題は生じないのですが、学科や研究室で運営する場合には、技術スタッフや大学職員は、責任回避というか、どうしても消極的になります。研究室の学生だと、謝金を払ったりしないと動かない(かといって責任感があるわけではない)など、ジレンマが生じます。やはり、教員自身が責任をもつことになりますが、Linuxでサーバーを操作した経験のある先生は、実際に少ないです。

 

 

Joe's 池原の講演 (デモ)

講演では、アマゾンAWSとの比較(費用・運用の手間)も行いました。しかし、いくら初期段階でテンプレートが用意されていても、LAMP(Linux Apache MySQL PHP)環境の更新やセキュリティについて、サーバー管理のスキルが必要になります。そこで、レンタルサーバーという選択肢が出てきます。Joe’sの代表の鈴木禎子がパースのMoodleの本部でMartin Dougiamas氏と話をした際に、
「レンタルサーバーとりわけcPanelとFantasticoがつかえるサービスを利用している人の間でMoodleが広まっていった」という話をされていました。国内でcPanelを提供する唯一のレンタルサーバーであるJoe’sでも、Moodleを利用される方が多く、Moodleに特化したサービスを2011年9月に開始しています(http://lms.ac)。Moodleのバージョンアップや、Moodleの使い方に関するサポートも受け付けています。

 

レンタルサーバーでもクラウドでも、社外(学外)のサーバーに委託する場合に問題となるのがバックアップです。昨年6月のレンタルサーバー他社のデータ消失事件の直後に、「バックアップは大丈夫ですか」という問い合わせを何度か受けました。バックアップの機能もあり、Joe’sの運用でも何重にもバックアップをとっている、という旨をお伝えしましたが、さらにFTPによるバックアップデータの自動転送機能を提供することになりました(2012年8月より)。これは、自社(学内)のサーバー(契約者が用意する必要がある)にデータを転送するしくみです。SSHのユーザ名とパスワードは、通常はFTPのそれと同じになっているので、自社(学内)でLinuxの操作が苦手でも、FTPの転送先の指定は難しくないと思われます。

 

ブースの様子

 

また、ブースには、標準プランをご利用の方、入門プランをお申込みの方、ご要望をお持ちの方などに、お越しいただきました。今回は、MaharaOpenMeetingsとの連動ができるようにしてほしい、というご要望をいただきました。

 

 

Joe’sでは、今後もMoodle利用者の方の利便性向上にむ けて、   一層努力していきたいと考えています。

 

 

懇親会。外国人の参加が多いのがMoodle Mootの特徴だ

 

 

[5] シリコンバレーのChatWork社、Scalr社のオフィスを訪問しました

シリコンバレーの司令塔 Stanford大学 (Palo Alto)

 

 

マンガ『ごきげんにゃん』によると、Joe’sの起業が米国New York郊外のNew Havenで始まった(2002年)ということになっています。しかし、代表の鈴木禎子によると、実はITのベンチャーをおこす構想は、1995年から1997年にPalo Altoに住んでいたときにすでにあったということです。Palo Altoといえば、Stanford大学の城下町、Stanfordといえばシリコンバレーの司令塔にあたります。滞在していた1996年にYahooがStanfordを退学して起業しています。

 

 

1995-1997に鈴木禎子代表が滞在していたPalo Altoのマンション

 

 

 

Joe’sでは、2013年3月14日から17日まで、サーバー機器の整備のためにシリコンバレーに滞在しました。その際に、起業して10年来、会社同士友人として付き合いのあるChatWorkと、クラウドの新興企業Scalrのオフィスを訪ねてみました。

 

 

 

 

 

ChatWorkのあるレンタルオフィス

 

 

ChatWorkのオフィスは、シリコンバレーのSunnyVale(San JoseとMountain Viewの間)にあるPlug and Play Tech Centerというレンタルオフィスの中にありました。以前は、ここの2階にJapan Pavilionというエリアがあって、日本の企業が集まっていました、現在も日本の企業が多く、日本からの訪問者が多いということです。

 

 

 

 

ChatWorkの山本社長、日本から訪ねてくる人が多い

 

3月15日に、そのレンタルオフィスの食堂でランチをとりながら、「ChatWorkのように、SaaSのサービスを提供する場合には、インターネットによるマーケティングで十分、つまり日本にいてもできるのではないか」というようなことを山本敏行社長に質問してみました。現在は、自分以外のスタッフを日本に残して、シリコンバレーで、取材してもらえるよう、大企業とパートナー契約してもらえるような営業をされているということです。それと、日本にいると、どうしても日本的な考えになってしまい、機能や新しいアイディアが、米国では受けたり受けなかったりするということです。また、米国に入れば、有利なビジネスの情報が入ってくるということです。

 

 

3畳くらいのブースの中にサービスを説明するパネルやプリンタがおいてあった

ただ、お話の中で、一番印象深かったのは、勇気を出して「逃げ道をふさいでいる」ようにされていることでした。日本にいて、海外サービスを提供すれば、リスクがない(ローカライズ以外に費用などかからない)ので、うまくいかなくても、適当な言い訳を言ってごまかせます。したがって、勝負するという気持ちも湧いてきません。山本敏行社長本人は夢中になって深く考えずに米国に移住するようになったというように謙遜されていましたが、他人(他社)では真似することのできない姿勢であると思われました。

 

 

山本敏行社長本人は、Joe’sの鈴木禎子が住んでいたマンションから南に1マイルほど行ったところ(Mountain View)にお住まいで、日本と比べて家賃が高いエリアであるということでした。

 

クラウドの新時代を築くと期待されているScalr、4畳半程度のオフィスにSebastian氏ら3名しかいななかった(左が代表のSebastian氏、中央がJoe'sの増本)

 

また、同じ3月15日に、複数のクラウドを統合する管理ツールScalrのオフィスをおじゃましました。Scalrは、各クラウドのAPI(Application Programming Interface) を操作することによって、アマゾンAWSなどのパブリッククラウドと自社のプライベートクラウドの両方を操作する(ハイブリットクラウド)することを可能とするツールで、クラウドの信頼性を高めたり、高負荷に備えることが可能です。以前は、RightScaleというツールがメジャーでしたが、Scalrはオープンソースとして流通し、急速にユーザを増やしています。Scalrは、CloudStackをサポートしているので、Joe’sのVPSでも利用できます。

 

 

 

 

オフィスは、San Franciscoの目抜き通りであるMarket Streetの1番地(Pierに最も近い側)というランドマークにあるので期待して行きました。4畳半くらいのスペースに代表のSebastian氏と他2名のスタッフが作業していました。従業員数17名ということですが、本国であるウクライナで業務についているということです。シリコンバレーでイベントを頻繁に開いていて、CloudStackやOpenStackなどのコミュニティとも密接に行動しているというお話でした。

 

Joe’sでは、シリコンバレーで活躍されているこうした方々の手本として、海外向けサービスについて、より積極的な展開を模索しています。

[3] 大学の市民講座にもなった、CloudStack ユーザー会 in 大阪、盛況のうちに幕

市民講座にもなったCloudStackユーザ会 in 大阪

 

第11回CloudStackユーザ会が、3月6日(水)に大阪大学中之島センターで開催されました。大阪での開催は、昨年8月の第8回以来です。

Ustream: http://www.ustream.tv/channel/cloudstackja
twitter: https://yukar.in/note/ckFrxs
CloudStackは、VMWareやOpenStackと同様、クラウドを構築するための基盤ツールで、Citrix版(有償版)とApache版(オープンソース版)の2種類が利用できます。Joe’sでは、Apache版を利用して、KVMのVPSとプライベートクラウドを提供しています。

http://www.joes-vps.com

 

 

CloudStackの書籍が出版されたことを先月号でもお伝えしました。今回、3月7日(木)-8日(金)に大阪・梅田で大規模な商談会があって、東京からクラウド関係者の方が数多く大阪に来ていました。今回は、前回より多い46名の方のご参加、9件の話題を提供していただきました。

 

ユーザ会会長の輿水氏。陽気な方です

 

会長の輿水さん、コミュニティを牽引する北瀬さんのCloudStackユーザ会の説明でキックオフになりました。特に、地元関西周辺からは5件のお話を頂きました。第10回(2012年12月、東京)と同様、◯◯プロバイダー編、大学編、研究室編というように、いくつかの発表がセッションごとにまとめられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

Joe's池原の講演

 

Joe’sでは、4月から東京に勤務することが決まっている高橋宏和(仕事ぶりは先月号でもお伝えしました)が司会をつとめ、ツイッターでも高い評価を得ていました。

 

 

 

 

 

 

 

大阪大学柏原先生の講演

 

イベント終了後、福島駅そばの居酒屋で、懇親会を開き、15名ほどの方のご参加をいただきました。
次回東京は3月22日(金) http://atnd.org/events/37498

大阪は5月24(金)に開催の予定です。

 

 

 

 

懇親会 (大阪の福島駅周辺)

[1] 書籍の出版と増刷で盛り上がるCloudStackユーザ会:3/6に大阪での開催

CloudStackにはオープンソースのapache版と、Citrix社が提供する有償版がある

 

日本CloudStackユーザは、「日本語による CloudStack に関する情報発信、情報共有を行い、CloudStack の普及および人材育成に貢献する」ことを目的とした(有志の団体)です。

 

 

 

 

 

 

書籍出版で盛り上がる日本CloudStackユーザ会

 

 

 

1月末に「CloudStack徹底入門」の出版を終えた日本CloudStackユーザー会(JCSUG)。2月の連休明けに東京の秋葉原で開かれた遅めの新年会をのぞいてきました。新年会には、出版社(翔泳社)の書籍編集の方や、JCSUGの運営メンバーが参加しました。売れ行きも好調で、発行後2週間で増刷が決定したということです。

 

 

 

 

 

探してみたら、Joe'sの大阪本社の中だけでも、「CloudStack徹底入門」が6冊もあった

 

書籍は、CloudStackの基本的な概念から、導入の流れと操作、応用的な利用方法、さらには開発プロジェクトへの貢献の仕方までを紹介しています。「徹底入門」という表現がふさわしい(CUPA 荒井氏)かもしれません。コミュニティの拡大が急務ということで、初心者でも読めるような構成にしたということです(Citrix社 島崎氏)。詳しいドキュメントは、CloudStackの関連サイトからいくらでもダウンロードできるので、上級者の方はそちらをご覧頂ければと思います。ユーザ会としての出版という扱いで、剰余金はユーザ会の活動資金にあてるということです。

 

 

 

また、この日の新年会の前の会合で、会長が今までの荒井氏から輿水氏(クリエーションライン)にバトンタッチしました。輿水氏は、CloudStack女子会の会長で、現在の業務(CloudStackの導入など)もそうですが、以前からインフラまわりの業務をされてきたエンジニアの方です。

 

 

2012年8月のCloudStackユーザ会 in 大阪で熱弁をふるう、Joe'sの池原。次回3月6日も同じ大阪大学中之島センターで開催される

今年の3月6日(水)19:00-21:00に大阪大学の中之島センターでCloudStackユーザ会 in 大阪を行うことになっています。昨年8月以来の大阪での開催になります。現在までに、新会長の輿水氏、国内でCloudStackの普及を推進をされている北瀬氏(Citrix社)をはじめ、11人の方のお話があります。Joe’sからは、池原が講演をします。クラウド業界で活躍されている方や「CloudStack徹底入門」の著者など豪華な顔ぶれですが、この会は、初心者の方を歓迎する会ですので、難しい話はされないと思います。特に、関西近辺の方は、気軽な気持ちでご参加いただければ、と思います。前回(2012年8月)は、43名の方が出席されました。大阪での開催は、Joe’sが幹事(local arrangement)をつとめています。

 

 

Joe’sでも、プライベートクラウドとVPSのKVMを、CloudStackで運用しています。3月から、KVMのアカウント発行はCloudStack 4.0 (無償版を除き、従来は2.2)になります。今年もCloudStackを応援して行きたいと思います。CloudStackユーザ会には、Joe’sにとって手強い競合他社が多数含まれています。気を引き締めて頑張っていく所存です。

[2] Joe’sのエンジニア、あなたもやってみませんか

Joe'sは、年に4-5回、find-jobに求人広告を掲載している

Joe’sでも、年に何回か求人広告(サーバー、ネットワーク、開発)を出して、(書類審査をパスした)応募者と面接を行い、試用期間・インターンシップなどを経て、エンジニアを採用しています。

(参考: 以前に募集した求人) https://www.find-job.net/fj/showjob.cgi?id=96244&view=view

ただ、応募者に対して正社員に至る比率が低く、採用されても、各人で能力に大きな差がでてきます。できる人は優遇され(居心地がよくなる)、できない人は冷遇され、長続きしないという傾向にあります。

 

社内では、知識は、Googleで検索すれば得られるので、業務に必要な一般知識を質問することは、原則禁止になっています。「自分で調べて、まず答えを出してみろ」と言われます。考えないで、あれもこれも聞くという受け身の姿勢では、スキルが身についていかない、という理由からです。

 

また、Joe’sでは評価に際しては、仕事だけを見ます。いくら資格をもっていたり、職務経歴書に数ページに渡って経験が書いてあっても、信用しません。どの程度の年収が適当なのか、勤務をみていれば、1ヶ月もしないうちにわかってきます。

 

仲のよい技術チーム、シフトの関係もあって、全員同時にはそろわない

以前は、データセンター(DC)に足を運んで作業したり、サーバーを目で監視をする人員もいました。しかし、DCの作業は、サーバーの納入以外は、現地スタッフ(IDCFやHEのスタッフ)が対応するようになっていますし、監視や手順にそった作業は、ツールやJoe’sの海外部隊に依頼するようにしています。その意味で、Joe’sの技術は、現在、レベルの高い技術者だけが活躍するような職場になっています。具体的には、下記のような業務がメインです。

 

1.障害発生時に、現象から原因を分析し、対応する
2.新サービスのスタート時に、設計、検証、開発などを行う
3.技術直通電話サポートで、対応する
4.顧客の要望で技術的にこみいったものについて、話を聞いて、何をどうすればよいかを判断する(営業にどのように見積もりを出せばよ                                     いかを指示するなど)
5.DCに行って、サーバーを設置する

 

サーバー管理(Linux)、ネットワーク管理(TCP/IP)の知識があることは重要ですが、何か問題が生じた際に、それ認識し、分析し、解決する能力が問われます。一度知識を覚えて、それを繰り返していくような単純労働的な作業は少ないと言えます。細かいことまで、いちいちマニュアルに書いていないことが多く、また全部を上司に聞くというわけにもいきません。

 

海外部隊とのリバークルーズ。親睦を深めることも合同研修の重要なネライの一つだ。

さらにコミュニケーション能力が問われます。顧客対応の態度ももちろん重要ですが、信頼のできる情報を共有することが要求されます。問題発生時に、同僚や顧客に現状を報告する際に、証明できることと、自分の憶測とを明確に区別しなくてはいけません。例えば、同僚にアカウントのid/pwを渡すときでも、自分でログインできるかどうか確かめてから、相手に渡します。

 

そして、問題解決、コミュニケーションと並んで必要なのが、英語のスキルです。英語の修得は、車の運転と同じで、慣れの問題ですので、学力は必要ないと思われます。Joe’sの海外部隊への指示や、海外のベンダーからサポートを受けたり、見積もりをもらう場合に、チャット(なのでヒアリングは不要)でやりとりする程度の英語力が要求されます。葉っぱをかけたり、不満感を示すなど、感情を伝える場合もあります。ただ、英語を使って仕事をするのは、なぜか楽しいものです。

 

 

 

上級エンジニアは、シリコンバレーのデータセンター(HE)や海外のイベントに行く機会が多い。 このような出張で息抜きができる

上記のように、頭をフルに使ったり、多くのスキルが必要な業務ですが、仕事の満足度としては、非常に高いものがあります。また、Joe’sでは、レンサバ他社と比較して、給与水準も高くなっています。この記事をみて、Joe’sのエンジニアになることに、興味をもっていただいた方は、是非ご連絡いただければ、と思います(2013年2月28日 career@joes.co.jp まで)。よろしくお願いします。

 

 

[3] レンタルサーバーのサポート: 問題解決の実力が問われる

Joe'sのチケット・チャットの窓口、Kayako

レンタルサーバーは、サービスの提供範囲が広いので、サポートが一筋縄にはいきません。ただ、サポートがサービスの満足度を決める部分があるので、Joe’sでも、これまで、色々な改善を重ねてきました。特に、技術のサポートは、プロバイダなどと違って、マニュアルがあるわけではなく、問題解決の実力が問われます。

 

 

 

昔は、メールの使い方やmysqlの設定方法などに関する問い合わせが多かったように思われます。ただ、Joe’sでもマニュアルが整備され、cPanelも数年ほど前からバグが無くなり、使いやすくなっています。そのため、担当者を悩ませる複雑な問い合わせが多くなり、上級エンジニアが直接電話に出て対応するようになっています。

 

本社の事務サポートの職場。

 

以前は、事務サポート要員が一旦電話に出て、用件を聞いて、技術者がその内容を聞いてメールで返信するという形をとっていました。現在も、レンタルサーバー他社ではそのようになっているところが多いように思われます。ただ、それでは、顧客のイライラがつのるばかりだと思い、Joe’sでは、4年前から、上級エンジニアに直接電話で用件を伝える形をとるようになりました。しかも、事務サポートの対応している時間(平日10:00-17:30)以外(平日8:00-22:00、土日祝日9:00-18:00)も、エンジニアと直接電話でやり取りできます。

 

 

そのため、顧客のコンテンツの不具合や、OSSの設定方法など、深いサポートができるようになっています。サイト開発業者でサーバーのエンジニアがいない方(人材が不足している、いても人件費がかかる)で、Joe’sのエンジニアを自社のサーバーエンジニアのように扱っていただいている方も、数多くいらっしゃいます。

 

 

取締役(営業担当)の緒方俊輔と、サポートの責任者になった高橋宏和

現状では、(他社では対応しないような)深いサポートについて、回答に必要な深い検証のために、時間がかかり、迅速な回答ができない場合も出てきています。また、事務と技術で譲り合って回答が遅くなるという可能性は、いつでも存在します。そこで、事務や技術とは独立して、サポート業務全体を監視し、回答の遅延、顧客満足度、要望事項の把握などを目的とした担当者(サポート責任者)をおくことになりました。

 

 

 

高橋宏和(28歳)といういままでサポートを担当してきた人間を、初代のサポート責任者としました。2012年6月の入社で、社歴も浅いですが、業務内容などから今回の抜擢となりました。

 

「私が大切にしていることは、コミュニケーションです。お客様の話をよく聞くことと、その聞いた内容へ、どのくらい掘り下げてサポートできるかが、お客様の満足度につながると考えております。また、レスポンスの早さも大切だと感じており、お客様をお待たせする時間が少なくなるよう、さらに尽力していきます。」(高橋)

銀座オフィスは、交通の便がよいので、必要があれば、来ていただければと思います。 チケット、チャット、電話以外に、面会でのサポートも行なっています。

 

また、新規の案件の打ち合わせや、障害の説明で、顧客と直接面会させていただく場合があります。本社が大阪にあるという関係上、サーバー業務の技術、営業、サポートの主メンバーが大阪に集まっているので、今までは出張で対応していました。

 

今後、関東地区を重視する必要があり、4月から高橋は銀座の勤務となりました(本社にも銀座にももう1名ずつ高橋という苗字のものがいます)。Joe’sでは、面会も、チケット、チャット、電話と並んで、重要なサポートの手段であると位置づけています。必要があれば、銀座オフィスの高橋宏和に面会していただければ、と思います。レンタルサーバーの顧客満足度は、人間関係で評価されることが多いように思われます。特に、用件がなくても、気軽な気持ちで、たとえばランチなどをお誘いいただければ、ご一緒させていただきたいと思っています。

 

 

サポートは、Joe’sの最大の特長であるとの認識しています。今後も、幅広いニーズのサポートに応えるべく、回答の質・スピードを高めていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

 

[4] 仮想化のホスト:CentOSからUbuntuへ移行します

cPanelを使っていれば、Linuxのディストリビューションが何であるかな ど、考えなくてもよいかもしれないが

共用サーバーのサービスでは、Joe’sでいえばcPanelのようなコンパネがあって、Linuxのコマンドを知らなくても、サーバーが操作できるようになっています。実は、同じLinuxでも、OSの中枢であるカーネルは共通していても、付随してついてくるソフトウェアによって、ディストリビューションが異なり(CentOS、Debian、Ubuntu、SUSE、Red Hat Enterprise、Vine、Fedora、FreeBSDなど)、コンパネで操作していても、性能が若干異なってきます。

 

 

現在、レンタルサーバーのサービスでは、多くがRed Hat系 (CentOS、Red Hat Enterprise、Fedoraなど)のOSが採用されています。実際、Joe’sで提供しているコンパネcPanelも、CentOS、Red Hat Enterprise、CloudLinuxのいずれかでないと動作しません。したがって、Joe’sでは、今後もCentOSをデフォルトとして提供していくことにかわりは無いと思います。

 

OSS Japanという今駒哲子氏が管理されているfacebookページ。最近、 「どのディストリビューションを使っていますか」で盛り上がっている

ただ、CentOSの場合、習熟したディストリビューションですので、どうしてもベースの環境が古く(たとえば、glibcなどバージョンが低い)、新しい機能(仮想化の機能など)の追加・更新が、少なくなってきています。 安定してサーバーを運用するにはRed Hat系はメリットが大きいですが、仮想化技術などは日進月歩なので、それに対応しきれない部分が多くなってきています。そこで、今後、特に、仮想サーバーを動作させるホストのOSとして、別のディストリビューションを模索してきました。

 

 

その結果、浮かびあがってきたのが、Ubuntuでした。Ubuntuば、デスクトップのために開発されたLinuxのディストリビューションですが、ユーザ数が多く、初心者にもわかりやすい、しかも起動速度が速く、サーバーとして利用してもメリットがあります。特に、Joe’sで着目したのは、リリースサイクルが半年と短く、新しい機能が豊富であることと、長期サポート(LTS: Long Term Support)版といって、5年のサポートを保証するバージョンを提供している、という点でした(最新ではバージョン12.04.1がLTSになっています)。

 

具体的には、「契約者の方が直接操作する専用サーバー、共用サーバー、VPSでは従来と同様だが、CloudStackやlibvirtなど、仮想サーバーを管理するソフトウェアを動かすために、ホストのOSとして採用する」(Joe’s 技術責任者 池原)ということです。

 

Ubuntuは、新しい機能がアクティブに追加されている。リリース間隔が短 く、サポート期間も長い。

結果として、Ubuntuの積極的な利用によって、仮想サーバーのパフォーマンスが向上し、仮想化ソフトの選択肢が広がっていくものと思われます。技術は、見えないところから最適化をはかることが重要と考えています。オープンソースカンファレンスその他のイベントで、面会することが多いと思います。コメントやご意見などをいただければ、幸いです。今後とも、努力していく所存でございます。

 

 

 

 

[4] 無償会議室の利用時間数が拡大: Joe’sビジネスセンター銀座オフィス

Joe'sビジネスセンターが何倍もよくわかる動画

月額4,200円のオフィス、Joe’sビジネスセンターは、バーチャルオフィスのサービスを提供しています。郵便、電話、FAXなどを他の仕事場(自宅など)に転送してもらい、商談やセミナーのときだけ、オフィスに来るというようなサービスです。サイトや名刺などに、Joe’sビジネスセンターでいえば、銀座、青山、梅田といった一等地の住所を掲載できます。Joe’sでは、2006年10月に青山オフィスをオープンしてから、格安バーチャルオフィスの草分け的存在としてサービスを展開し、現在3オフィスで1,000社以上(累積で約1,800社)のご契約をいただいています。

 

 

 

 

Joe'sビジネスセンター青山、銀座のスタッフ

このうち、銀座オフィスは、2009年7月にオープンして以来、有楽町、銀座一丁目、銀座の各駅から徒歩5-7分、東京駅から徒歩8-10分というアクセスの良さと、東京駅を出入りする新幹線を間近で見えるビューの良さが手伝って、人気を博しています。

 

 

 

昨年7月から提供を開始した会議室予約システム

 

 

 

 

 

 

 

ところで、銀座は、その立地の良さから、商談室・会議室の利用を目的として契約される方が、多くいらっしゃいます。昨年から予約システム(インターネットで、あいている時間帯を確認して予約ができる)を導入するなど、利便性の向上につとめてきました。商談室・会議室の利用は、オフィス・部屋の大きさ・利用人数ごとに1時間あたりのポイント数が決まっていて、月間8ポイントまで無料でご利用いただけるようになっています(表をご参照下さい)。

 

 

 

青山 銀座 梅田
商談室 (2~4名様) 1ポイント 2ポイント⇒1ポイント 1ポイント
商談室2部屋 (5~8名様)
2ポイント
大会議室 (2~8名)
4ポイント⇒2ポイント 2ポイント
大会議室 (9~24名)
8ポイント⇒4ポイント 4ポイント

 

 

銀座オフィスの会議室から、新幹線が出入りする東京駅の風景が素晴らしい

しかし、銀座だけが、部屋の大きさ・利用人数ごとの1時間あたりのポイント数が2倍になっていて(土地代などからやむを得ないと考えていました)、たとえば、セミナーを開催するのに、追加料金を払わざるを得ないなど、契約者の方から、改善を希望するご意見をいただいてきました。

 

 

現在の銀座の商談室・会議室の利用率などを調査し、検討した結果、2013年2月から、銀座の必要ポイント数を現行の50%とし、青山、銀座と同じ必要ポイント数で商談室・会議室をご利用いただけるようになりました。また、Joe’sビジネスセンターでは、契約オフィス以外(梅田オフィスの契約者が銀座の会議室を利用するなど)でも商談室・会議室の利用が可能になっています。

 

オープンソースの勉強会に会場を無償で提供している(銀座、梅田)

銀座の会議室は、利用された契約者の方から高い評価をいただいています。Joe’sではオープンソースの勉強会などでも、会場を提供しています(Joe’sオープンソース推進プロジェクト)。皆様がJoe’sのサービスをさらにご活用いただき、満足していただくことを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

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