社内業務体制

[2]プライバシーマーク取得で強化されたJoe’sの情報セキュリティ戦略とは

今年の6月、Joe’sはプライバシーマーク付与事業者の認定を受けました。足かけ2年、昨年先行して取得したISMSに続き、無事取得に至りました。

プライバシーマーク制度の公式サイト。13000社以上が認定を受けている。

 

教育事業者による大量の個人情報流出事故をはじめ、個人情報保護に対する機運は高まるばかりです。Joe’sは、企業規模からすると比較的珍しい「ISMS」「プライバシーマーク」を両方取得したクラウド事業者ということになりましたが、その目的とはどの様なものだったのでしょうか。

プライバシーマーク取得により強化された、Joe’sの情報セキュリティ戦略について迫ってみたいと思います。

 

ISMS取得までの過程については、以前にこのニューズレターでもご紹介しました。

 

 ISMS取得までの道のり(2013年7月号)
 http://joes.co.jp/2013/07/23/isms/

 
 

初めての認証取得に悪戦苦闘しながら、社内の業務フロー改善を含めた取り組みとして成功を収め、取得前と比較して、スタッフの間に「ISMS」という筋が一本通った様な効果を感じています。

 

ISMSは、組織の情報セキュリティマネジメントシステムを認証する

Joe’sでは、当初よりISMSとプライバシーマークの両取得を計画していたため、運用マニュアルについてはそれぞれの認証取得において必要となる事項をできるだけ融合する形で時間をかけて検討を進めてきました。結果として、今回のプライバシーマーク取得においては、多くの作業がISMS取得時に行ったもので代替でき、新たに業務フローを変更する必要は殆どありませんでした。

この様にして取得が完了した「ISMS」と「プライバシーマーク」ですが、そもそもこれらを取得する動機とは何だったのか、全てはJoe’sの「情報セキュリティ戦略」に沿った取り組みであると言うことができます。

 

Joe’sでは、クラウドホスティング事業を運営する事業者として、また、創業から10年が過ぎ多くのユーザーを抱えた責任の求められる企業として、会社やサービスを適切に運営、運用していくための「情報セキュリティ戦略」を立案しました。戦略は次の3つに大別され、それぞれの施策が展開されています。

 

このマークが表示されているサイトは安心できるが、それでも事故をゼロにする努力は必要だ

 

・事故の防止と事故対応の迅速化

 

情報セキュリティ事故の防止には、実際には高度な技術力やスキルは求められません。当たり前のことを、粛々と進めていくことが必要になります。日本人には向いていることではないかとも思います。過去に当社の同業社で起きたデータ消失事故や、今回の教育事業者での個人情報流出事故も、結局は一部の人間が定められたフローを逸脱して行動したことにより引き起こされています。両社ともそれぞれの業界で大手の企業であることからも、企業規模に関係なく取り組まなければならないことであると言えると思います。

 

Joe’sでも、これまで属人的な面があった各種業務フローにおいて標準化を進め、この道20年のベテランであっても、今月入社したばかりの新人であっても、同じ業務フローを定められたポイントにしたがって進めることを徹底しました。それぞれの頭の中にある業務フローを書き出していくことは非常に骨の折れる作業ではありましたが、書き出す過程において矛盾に気づき修正を繰り返していくことで、より精度を高めることができました。

 

また、不幸にして事故が発生してしまった場合の対応についても、様々なケースを想定した上で標準化を進めました。これまで、個人個人が自分の知識や経験に基づいて対応し、それが良い方にも悪い方にも作用することがありましたが、標準化により、職位や権限に応じて定められた適切な対応を行うことで、平均以上のレベルを安定して達成できるようになってきたと感じています。

 

情報セキュリティへの取り組みは、企業の社会的責任を果たすためにも必要なことの一つだ

・個人情報保護の強化

 

個人情報保護については、「個人情報保護方針」を策定し、個人情報の定義等の理解を進めるとともに、社内で扱っている個人情報にはどの様なものがあるのか、個人情報管理台帳を用いて網羅的に管理を行っています。

 

これまでも、個人情報の取扱いには非常に気を使っていましたが、認証取得の過程で学習するにつれ、正直なところ「こういった取得はNGだったのか」と思わせるものが幾つもあり、喫緊の対策が必要と思われた点については、即座に適切な対応を実施しました。

 
 

また、これまで担当者レベルで作成されることもあった、個人情報を含む情報を取得するフォーム等も、個人情報保護責任者の管理の下、一元して管理する体制に移行し、不意に誤った行為が行われない様に改善を実施しました。

 

これらの施策には、終わりはありません。これからもCSR(企業の社会的責任)活動の一環であることも深く理解し、お客様に安心してサービスをご利用いただけるよう、取り組みを続けていきたいと考えています。

[2]サポート力アップに終わりはない:ライブチャットを全サイトに装備

チケット単位でお問い合わせを管理するシステム「Kayako」


サポートは、迅速かつ正確であることが重要です。Joe’sでは2002年の創業以来、ご満足いただけるサポートを探求してきました。2007年に現在のチケット(kayako)、2010年からは土日祝日も技術者と電話ができる(9~18時。平日は8~22時)対応を、2013年1月からは飛び出るライブチャットを導入してきました。それぞれ効果があり、ご利用の方から高い評価を頂いています。
 

ライブチャットは、サイトを訪問している人に「ご質問などございますでしょうか」というチャット画面が出てくるシステムです。これまで、
 

http://joes-vps.com
http://joeswebhosting.net
http://joes-cloud.com (海外)
 

で実施してきましたが、2014年2月18日からはすべてのサイトで実施し、事務で受け取っても、内容によっては、技術、営業に転送して継続してお話を伺うことができる様になりました。サーバーだけではなく、Joe’s SSL市場Joe’sビジネス・センターなど、全サービスに適用されています。
 

電話のサポートはお互いにプレッシャーがある


電話のサポートは、従来通りの時間帯で利用可能です。ただ、一般的に言って電話はかける側も受ける側もそれなりにプレッシャーがかかり、受話器をおいても、一仕事終えたような疲労感が出てきます。ただ、メールだと早く結果が欲しい場合に、いつ返信されるのか不安になる場合もあります。また、サービス側に問題があり問い合わせを行おうにも、メールだとニュアンスが正確に伝わらないこともあり、余計に不満がたまることもあるかもしれません。

Joe'sのサイトを見ていると出てくるチャット画面


 

ライブチャットですと、電話をしようと電話番号を探している間に、サイトから画面が出てきて、用件をすませることができます。また記録として残るので、本来は社員教育が目的ですが、後で言った言わないということがなく、Joe’sの上層部も目を通していますので、サービスの改善にもつながっていきます。
 

海外サービスでは海外のスタッフもチャットに対応している


この他、2014年2月20日付で、これまで利用してきたKayakoのチャットを廃止(チケットは継続)し、
Facebookページ
https://www.facebook.com/JoesCloudComputing/app_173399102714918
https://www.facebook.com/JoesOffice/app_173399102714918
から、ライブチャットで連絡がとれるようになりました。
https://www.facebook.com/JoesCloudComputing
https://www.facebook.com/JoesOffice
でいいね!をいただければと思います。
 

海外からのお問い合わせにも対応するため、英語力の鍛錬は欠かさない


サポートは、クレームがなければよいというのではなく、問題が生じる可能性のある箇所を先回りして改善していくような姿勢が必要であると、考えています。ITのインフラを単にお貸しするというだけではなく、サービスをストレスなくご利用いただくけるよう、今後も可能な限り努力していくしていく所存です。

[3]広告プラットフォームとしてのFacebookの活用

Joe's SSL市場の広告バナー


リスティング広告とは若干異なりますが、あるサイトAに訪問すると、別のサイトBでもサイトAの広告(テキストやバナー)が表示されるという経験をされたことはありますか。この機能をリマーケティングといいます。たとえば、Joe’s SSL市場にクリックすると、他のサイトでJoe’s SSL市場のバナーを何度も見ることになります(宣伝収入を増やすために、Google AdSenseの広告の枠をおいているサイトなど)。
 

Googleのリマーケティングの機能は、2年以上前からありました。Googleの営業が広告主にリマーケティングの使い方を積極的に説明するようになってから、広まってきたように思われます。Joe’sでも、「リスティング広告(検索)のクリック費用を有効に使えます」という説明を受けました。サイト訪問者から「しつこい」という印象を受ける場合もありますが、広告主からしてみると、有効なWeb広告であると言えます。

リマーケティングの最初の段階: 訪問客情報を取得する

日本ではまだ知られていませんが、Facebookでも、同様の機能が使えるサービスが出てきました。米国San Franciscoにあるベンチャー企業Ad Roll社の提供するサービスです。Googleの場合と同様、サイト内にタグを貼って、そのサイトの訪問者情報を習得し、その訪問者に対して、Facebookの右側もしくは本文に広告が表示されます。検索ではなくリマーケティングのみを提供しているサービスなので、コンパネがいたってシンプルです

Facebookで表示されているJoe'sの広告


 
(逆に、Googleのリマーケティングの設定はかなり複雑です)。英語のみの表示ですが、機能が限られているので、さほど英語力を必要としません。広告主が世界で10,000未満(主として米国)しかなく、サポートも英語のみですが、Joe’sで利用している範囲では、迅速で的確です。

Ad Rollのコントロールパネル


 
日本語の広告(テキスト)も文字化けせず、正しく表示されます。Ad Rollは、Googleのリマーケッティングと比較して、コストパフォーマンスで優れています。リスティングやリマーケティングは、ある程度大きな企業が使うというような印象がありますが、Ad Rollでは、広告の規模によっては、月額1万円未満の低予算でも効果が得られます。したがって、個人事業主や広告にお金がかけられない方でも、ご利用になれると思います。

Ad Rollのサイト


 
共用・専用サーバー: http://www.joeswebhosting.net/
VPS: http://www.joes-vps.com/
プライベートクラウド: http://joes-vps.com/service/private_cloud/
Joe’s SSL市場: http://www.joes-ssl.com/
バーチャルオフィス: http://www.joes-office.com/
EC-CUBE標準サーバー: http://www.ec-cube.org/
 
などにアクセスしていただきますと、Facebookでそれらの広告を90日にわたってご覧になれます。広告作成の参考にしていただきますと幸いです。

[2]あなたの会社の強みはなんですか

9月12日(木)に開催されたニッポンクラウドワーキンググループの全体会合で発表したJoe’sの強みについて、まとめてみました。
 

1. 世界的に最も人気のあるコンパネcPanelを、国内で唯一提供している
2. 仮想化技術 Linux Container (LXC)をVPSとして、世界で初めて商用化した
3. IDCF(大阪・吹田)以外に、シリコンバレーのデータセンターでサーバーを運用している
4. 複数ブランドの証明書を低価格で販売するJoe’s SSL市場 (国内最大級)
5. DellやHPではなく、Supermicroのサーバーを輸入して利用している
6. OSSイベントに寄付、OSSセミナーに会議室を無償提供、OSSがインストールされたサーバーを無償で1年間提供、Joe’sオープンソース推進プロジェクト
7. 24時間365日英語サポート(電話、チャット、メール)の海外向けサービス
8. 国内1000社が利用する銀座、青山、梅田の低価格 バーチャルオフィス
9. Joe’s 10周年記念マンガ「ごきげんにゃん」
10. Joe’sニューズレター(本紙)
 
NCWGのセミナー講演は、時間の制限があって、Joe’sのサービスの強みは、上記10個のみを発表しましたが、下記の10個なども他社にはない強みのように思われます。
 
11. 全ユーザーが、365日電話で技術者と話ができる
12. CloudStackを用いたKVMの仮想ルータつきVPS
13. cPanelとPleskの両方を販売する Joe’sコンパネ市場
14. SSL証明書の審査の一部を代行する登録局に(Comodo)
15. 月額788円の共用サーバーでも専用SSL証明書が設置可能
16. 各種OSSがワンタッチでインストールできる(Fantastico)
17. モジュール版と同程度に高速、CGI版と同程度に安全なFastCGIの採用
18. 管理者が不要で格安なフルマネージド仮想専用サーバー
19. 月額4万円台のCloudStackのプライベートクラウド
20. 申込後入金前にサーバーが利用可、30日以内なら無条件キャンセル可(共用サーバー)
 
Joe’sは今年12年目になりましたが、多くの会社は、創業後1~3年で消滅してしまいます。10年以上というと、1割も生き残っていないかもしれません。会社の強みや特徴がなければ、いくら努力して営業しても、長くは続かないように思われます(会社として、オーソドックスな意味でやらないといけないことはあるとは思いますが)。
 
Joe’sでは「勇気をもって、他社でやっていないことをやりなさい」ということが、会社の経営方針の一つ(Joe’sのおきてとも言うべきもの)になっています。皆さんの会社でも、強みをお持ちだと思います。是非、強みを10個、20個リストアップしてみてください。何か問題があって、状況が打開できないときなどに、それらを見ると、自信が湧いてくると思います。

[4] Joe’s 新役員(11期)、抱負を語る

Joe’sも6月末で10期が終了し、8月の株主総会で新メンバーが決まり、9月からその体制でのぞんでいます。11期からは、社名もJoe’sウェブホスティングから、Joe’sクラウドコンピューティングにかわりました。既存のやりかたにとらわれない、新しい会社として皆様にサービスを行なっていきたいと考えています。

11期の抱負を語る鈴木禎子代表

 

代表の鈴木禎子は、「社内の管理体制を改善し、契約者の方に迅速かつ正確なサービスを提供していきたい」とした上で、「8月以来好調な海外向けサービスの業績を伸ばし、その収益をもとに、一部の価格の見直し(国内契約者の方への還元)を行なって行きたい」と語っています。社内管理体制の強化は、毎日のバックアップ取得の情報や障害の分析結果を鈴木禎子代表自らがが閲覧する、課金や支払いのためのシステムの開発の進捗を正確に把握する、などを含んでいます。

 

池原治 取締役(技術)。シンガポールで開催されたParallelsのイベントで。

また、この9月から、技術の取締役として、エンジニアの池原治が就任しました。池原は、2005年9月に入社し、執行役員として幹部に登用された経験があります。本ニュースレターでも、以前に、池原がインド(ケララ州)のIT企業の技術者(現在の海外向けサービスの部隊)に、サーバー管理のレクチャーを4時間にわたって英語で行った記事を報告をさせていただいたことがあります。

 

池原は、「各技術者の器量に依存するやり方から、チームとして取り組む体制に改変したい」という方針を持っています。技術面では、「cPanelやCloudstackなどをそのままに近い状態で提供したい」(手をいれると、cPanelのバージョンアップの都度カスタマイズが必要になり、結果的に古いバージョンを提供することになる)、「国内のオープンソースのコミュニティとの付き合いを生かし、Fantasticoではなく、Joe’s独自のCMSインストーラを提供したい」といった目標をもっているということです。

 

「各個人の器量ではなく、チームとして成果を出していきたい」(池原治)

さらに、この9月から、営業の取締役 兼 CIO(最高情報責任者)として、緒方俊輔が就任しました。緒方は、2009年3月に入社し、就任前まで執行役員を務めていました。入社以来、エンジニアとして勤務してきましたが、2012年6月からセールスプロモーションの業務を開拓しています。レンタルサーバーやインフラ系クラウドの場合、ウェブからの申し込みが多く、どうしても営業という業務の位置付けが容易ではありません。緒方は、「サービスの独自性というJoe’sの強みを、さらに伸ばしていきたい」というように語っていました。

 

緒方俊輔 取締役(営業)

また、鈴木禎子代表のすすめている管理体制の強化とも関連しますが、緒方も最高情報責任者として、特に本年度については、「全社的な情報セキュリティ強化施策の実行、運用管理体制の更なる改善とそれらの情報開示を進めることで、ユーザー様が重要データを安心してお預け頂ける体制を築きたい。」というように抱負を語っていました。ただ、そうは言いながらも、現在は10月に開催されるクラウドコンピューティングEXPOに向けて、販促グッズ(ミネラルウオーターやカレンダーの選択)や小間の飾りまで、そちらの方でもかなり忙しくなっています。今までは、サポート出身の人員 営業の業務をしていましたが、技術出身の緒方が就任したことで、会社全体が一体となって、皆様へのサービス品質向上などで、さらに期待にこたえていけるのではないかと、考えています。

 

今後、役員の鈴木禎子、池原治、緒方俊輔を中心に、従業員一同、Joe’sの新しい時代に向けて頑張って行きたいと考えています。どうか、よろしくお願いします。

1月号[4] 先延ばしの習慣、今年こそ克服してみませんか。

以前に、本ニューズレターでも、Nozbe(http://www.nozbe.com)を使ったスケジュール管理の事例をお伝えしました。Nozbeは、Evernote(http://www.evernote.com)に比べると活用の自由度は小さいのですが、ツボをおさえるかどうかで、その効果がかなり違ってきます。Joe’sでも、新年の会合(本社)で、スケジュール管理の方法について話し合ってみました。以下、参考になれば幸いです。

Joe'sのスケジュール管理7箇条

まず、スケジュールの報告で、納期を記入しているが所要時間を記入していない人がいます。そういう人に限って納期が守れていないことが多いようです。タスク(作業)として、具体的に何をするのかのイメージが描けないと、所要時間は計算できませんし、納期も宣言できません。結局、根拠のないスケジュール設定になってしまいます。時間数を書いておくと、上司も管理が楽で安心できます。

昼休みから帰ってくると、あっという間に夕方になる。

しかし、納期と所要時間を記入しただけでは不十分です。プロジェクトに含まれるタスクとしてToDoが頭をかすめたら、すぐにできるものはすぐに行動するとして、それ以外はタスクとしてすぐに記入すること、そのような勇気が必要です。

また、精神論のレベルでは、「できる」というイメージを明確にすることが重要です。朝、出勤したら、前日できなかったタスクなどを入れて、その日にこなすタスクの列を再設定します。そして、「何時にまでに何を終える」という純粋なタスクだけでなく「何時に誰に会う」などのイベントもタスクとして、時間順に並べ変えます。そして、あなたがスケジュールをうまくこなすシナリオを描きます。これは、ゴルフのパットと同じで、脳裏に「できない」というイメージが残っていたら無理です。

期限超過の山(Nozbeでは、赤字で表示される)。これが放置されていると、上司のイライラは最高潮に達する

スケジュール管理は、奥が深いものです。タスクの内容をブレークダウン(分類)できたら、タスクを細分化します。タスクは、所要時間が短かければ短いほど実現の可能性が高くなります。締切りを超過してばかりいる人のタスクを見てみると、8時間とか長い時間を書いていることが多いです。8時間のタスクを4時間のタスク2個に、4時間のタスクを2個に、2時間のタスク4個にへと細分化していくことが重要です。時間の長いタスクでは、できるというイメージを描くことが難しいです。

また、できないとわかった場合には、その段階ですぐに修正することが必要です。締切り超過のタスクを放置したり、実現可能性の低い、根拠のないスケジュールを設定していると、会社から、仕事だけではなく、場合によっては、あなたそのものが信用できないという評価を受けることになります。

普段から時間を有効に使う習慣をつけよう

ただ、こうは言っても、実際にはなかなか難しい面もあります。Joe’sでは、業務以外でも、プライベートでもNozbeを利用して、日頃から時間を有効に使う習慣をつけることをすすめています。

時間を真に有効に使えれば、あなたの人生はさらに有意義なものになるはずです。

12月号[4] Joe’sでは、ボーナス支給前に金額について本人と議論する

この話題、鈴木のFacebookで179人がいいね!を押しました


あなたの会社では、ボーナスの金額は、どのように決まっていますか。Joe’sでは、事前評価によって月給を決め、事後評価によってボーナスが決まるというような仕組みをとっています。月給の何倍がボーナスというルールがなく、原理的にボーナス0円ということもありえます。ただ、結果的に、たとえば、今回(2012年冬)は、サーバー事業部では平均で2.2ヶ月分になりました。一番特徴的なのは、事前に支給金額(案)とその根拠を文章で伝え、その後で面接し、本人から意見を聞いて、了承を得て金額が確定するという点だと思います。その際に、金額的に納得がいかなければ、反論できます。1時間以上の議論になることもあります。

大阪本社では、Joe'sビジネスセンター梅田店の商談室で、面接が行われる


もし、そのような場が無く、明細だけを渡されると、書かれている金額(総合点)だけからでは、仕事のどこが良く、どこが悪かったのかがわからないかもしれません。つまり、反省をする機会を逸することにもなりかねません。支給金額の根拠には、人によってはかなり厳しいことが書かれます。反論するには、その書かれていることをじっくり読まなければならず、読めば読むほどつらくなってくる人もいます。

大阪本社のオフィスの様子


一生懸命やっているのに評価が低いという場合、会社から期待されている仕事をやらないでeasyな仕事ややらなくてもよい仕事をやっていることが多いようです。そのような人は、面接で次回によい成果がでるよう、励まされます。逆に主張が正しいと判断され、支給案が修正されることもあります。また、「変更してほしい」と本人が言わなくても、会社の方で変更すべきと判断して、アップとなる場合もあります。

昨年まで忘年会といえば和食、特に大阪ではふぐと決まっていたが今年はイタリアンになった

Joe’sでは、今年のボーナスは、12/15(木)に支給されました。その後に続くのが忘年会です。成績が良かった人も悪かった人も、とにかくボーナスをもらって無事に年が越せることを祝います。今年は、大阪本社は12/22(木)に梅田、東京の事業所(銀座・青山)は合同で12/26(月)に銀座で、ともにワインのおいしいイタリアンで忘年会をすることになっています。その時までには、ボーナスを支給した側も支給された側も、呉越同舟、ノーサイドになります。

8月号 [4] クラウドツール、EvernoteとNozbeの両方を使うと、業務が効率的になります

シリコンバレーにあるEvernote本社 (Joe'sで今年4月に訪問)

最近、Evernote (エバーノート)といって、「すべてを記憶する」というキャッチフレーズのもと、ファイルを記憶し、検索するクラウドのシステムが多く利用されています(会員数: 全世界で1000万、国内で200万)。PCのフォルダに入るファイルや受信ボックスに入るメールを自動的にセンターのサーバーにアップロードし、異なるPCやスマートフォンからもアクセスができるようなサービスです。

Evernoteでは、ポケットの一元化といって、すべての情報がそこに集積されるような仕組みになっています。記憶はEvernoteに任せ、脳は思考に専念させなさい、ということです。原理は至って簡単ですが、職場に導入しただけでは何の変化も生じません。現状の情報・作業の流れに対して、どのように適用すべきかを検討する必要があります(情報・作業の流れを再設計するといってもよいでしょう)。

Joe’sでは、例えば、

1. 受信したFAXは、着信時に自動的にPDFに変換され、Evernoteに入力される
2. 注文が自動的にEvernoteに入力され、1個のノート(Evernoteの最小単位)になる。納品までの各段階でそのノートを担当者が閲覧し、注意事項を記入する。発注から納品に至るまで、ノートが、ノートブック(ノートのカテゴリ)の間を移動する(報告としての役割)。
3. 名刺、紙ベースの書類(パンフレットなど)はスキャンして、ファイルとしてEvernoteのノートに保存することで、いつでも検索出来るようになっている。

などの設定で、効率アップをはかっています。

しかし、Evernoteの導入だけでは不十分であるように思われました。Evernoteの機能として、進捗管理の実現が難しいため、先延ばしの多い部門では、問題が解決しませんでした。そこで、Joe’sでは、最近になって、Nozbe(ノズビー)というスケジュール管理のクラウドツールを導入しました(Evernoteと同期がとれる)。現在、両者の導入(併用)によって、グループウェアとして、かなり威力を発揮しています(EvernoteのPremium会員は月額3.75ドル、Nozbeは20人で月額37.5ドル)。Nozbeは、Googleカレンダーとも同期がとれます。

EvernoteやNozbeは、David Allen氏の著作に見られる「Getting Things Done」(仕事を成し遂げる技術)という概念に裏付けられている、と言われています。「ストレスフリーの仕事術」という日本語訳(翻訳: 田口元氏)の書籍も出版されています。

Joe'sの社員に配布された夏休みの宿題「Nozbe: クリエイティブ仕事術」とEvernoteやNozbeをささえる概念「Getting Things Done」(仕事を成し遂げる技術)

EvernoteやNozbeにもまして、Facebook(これもクラウド)の威力についても特記すべきでしょう。実は、EvernoteはJoe’sで長年サーバーをご利用いただいているI氏、Nozbeは大手レンタルサーバーの代表のY氏が、Facebookで発言されていたことがきっかけで、導入に至りました。二人とも、Joe’sと近いビジネスの分野の方で、それなりの実績をあげています。Joe’sでは、信頼のできる情報と信じ、試行錯誤を繰り返しながらも、最終的に効果をあげるまでに至りました。Facebookの友達の口コミは、誰だかわからない人の掲示板への書き込みなどと違って、信頼性の高い情報とみなせるものであるという知見を得ました。

いい仕事に、つい「いいね!」

社内の連絡用に利用しているevernoteで、各人が作成したノートで優れたものや、お客さんからの感謝の言葉に、facebookの「いいね!」のマークを貼っています。いい仕事は、素直に「いいね!」と言ってしまいます。

Facebook