技術部ブログ

[2]企業研修でも利用されているMoodle、バージョン2.8がリリース

Moodleムート 2013(東京)の懇親会の様子。外国人の語学の先生の参加が多い

 

御社の企業研修では、Moodleを使っていますか? Moodleは、教師が教材を配布したり、課題を集めたり採点したり、成績をつけたりするところをインターネットを利用して管理する、いわゆるLMS(Learning Management System)です。LMSには、Blackboardなど有償のサービスと、Moodle(PHPベース)やSakai(Javaベース)などのオープンソースのソフトウェアがあります。

 

LMSは、大学だけではなく、回数を重ねるいわゆるコース形式の教育なら、どのような場面でも威力を発揮します。たとえば、PHPの10週間の研修であれば、パワポに音声をつけた資料と課題を上級プログラマの人がMoodleに設定し、新人がその資料を使って勉強して課題を毎週提出し、それをその上級プログラマが採点するなどということも可能です。

 

Moodleカフェ 東京の様子(2014年11月、ヒューマンサイエンス)

サンプルプログラムや動画をMoodle内に置いたり、課題の毎回の点数を上級プログラマ・新人の双方が、ログインしてみることができます。また、そうした資料は、一度作っておけば、翌年も再利用できます。業務を中断して、全員が集合して研修するというやり方では、効率が良くないかもしれません。

 

Moodleを使いたいが、始めるのに敷居が高いと思われる方が多いかと思われます。インストールできる人がいないとか、Moodleを使ったことがないとか、業務が多忙で新しいことを始める余裕がないとかです。そういう方にお勧めしたいのが、イベントへの参加です。

 

oodleを使っていると、バージョンアップしましたという連絡が届くようになっている

 

Moodleムートといって、年に一度Moodle関係者が一堂に集まる大会があります。開発した成果を発表するなど、上級者向けのセッションもありますが、初心者講習会や質問コーナーなど、これから始めようとする人を歓迎するような雰囲気があります。次回は、2015年2月20-22日に京都産業大学で開催されます。

 

http://moodlejapan.org/home/mod/forum/discuss.php?d=828

 

Moodle 2.8のNotice (Martin Dougiamas氏)


 

また、企業研修にMoodleを導入しているで知られている畠中俊巳氏、藤田豊氏を中心に、Moodleカフェ東京という勉強会が行われています。

 

https://www.facebook.com/moodlecafe?fref=ts

 
 

バージョン2.8から、インターフェイスがみちがえるほどよくなったという印象がある(バージョン2.8)

 

Joe’sでも、Moodleがインストールされたサーバーを1年間無償で提供したり(LMS標準サーバ 入門プラン http://lms.ac)、Moodleの勉強会に会場を無償で提供したり、Moodleのイベントに協賛するなど、Moodleの普及に努めています。

 

11月になって、Moodle 2.8がリリースされています。2.8の情報は、Moodle東京カフェで畠中さんが、発表したスライドなどが参考になると思います。

 

http://www.slideshare.net/toshimin910/moodle-tokyo-cafe-14

 

ただ、2.5, 2.6, 2.7くらいを利用されている方から見ると、小ぶりなバージョンアップと思えるかもしれません。

 

バージョン2.6

ざっとみてみると、

 

1. テキストの自動保存、ユーザメニュー、いいね
2. 評定者レポート
3. フォーラムの新機能
4. 小テスト、投票、課題の新機能
5. 分析とレポート
6. コーポレート

 

などが新機能や変更点になるようです。

Joe'sのLMS標準サーバー

 

Joe’sのLMS標準サーバでは、現在お申込みになりますと、最新版の2.8がご利用になれます。

 

Joe’sでは、読者の皆さんにMoodleの導入をおすすめします。LMS標準サーバのうち1年間無料の入門プランで準備を進め、次回の研修ではLMS標準サーバー標準プラン(月額1,575円)でかっこよくデビューして下さい。読者の皆さんの職場でも、Moodleで優れた人材を育てることを祈ってやみません。

[2]メールアカウント乗っ取りによる不正利用が多発

 

スパム送信されると、不達メールを受信するので、POPしきれなくなる

スパム送信されると、不達メールを受信するので、POPしきれなくなる

最近ちまたで、メールアカウントを乗っ取られて、スパム送信に利用されるという事件が多発しています。最も多いのは、個々のメールアカウントのパスワードが盗まれるケースです。ブルートフォース(brute-force)といって、パスワードの可能性の高いものとそれに近いものを、手当たり次第に見つけ出していくという攻撃が、多くなっています。パスワードが、メールアドレスやユーザ名などから類推されしやすいと、そのような被害に合う可能性が高くなります。

 

 

 

 

 

ブロックリストに入っているかどうかをチェックできるサイト(http://mxtoolbox.com/blacklists.aspx)

ブロックリストに入っているかどうかをチェックできるサイト(http://mxtoolbox.com/blacklists.aspx)

共用サーバーでも、専用サーバーでも、通常は、同じメールサーバーを利用して、送信することになります。メールを乗っ取られると、届かない宛先に大量に送信されてしまうので、戻ってきたメールを大量に受信することになります。POP受信してもなかなか完了せず、PCのメールボックスが不達メールで一杯になります。その不達メールを消そうとして、今までにあった重要なメールを削除してしまったり、ゴミ箱に入れてしまうというケースも多いようです。

下記のような対策をしていただければ、回避できると思われます。

  1. パスワードを長くして、総当りで見つけ出される確率を下げる
  2. 意味をもたない(規則性のない)パスワードを利用する
  3. 使っていないメールアカウントは削除する
  4. 大量の不達メールが届いたら、そのような攻撃で乗っ取られた可能性が大きいので、パスワードを変更する

Joe’sの技術サポートでも、そのような被害にあわれたユーザの方の相談を受けることが非常に多くなっています。

 

 

 

cPanelでは、パスワード設定の際に強度が表示される

cPanelでは、パスワード設定の際に強度が表示される

次に多いのは、不正なファイルを設置されるというケースです。WordPressなどのCMSを、自動インストーラなどでインストールしたままバージョンアップせずに放置してあると、脆弱性をつかれます。ファイル内に不自然なURLがある場合などは、不正ファイルである可能性が大きいと言えます。見覚えのないファイルやコードは直ちに削除する、FTPパスワード(=cPanelパスワード)を定期的に変更する、CMSをアップデートするなどの対策をとってください。

さらに、ブルートフォースで、cPanelのパスワードを盗まれるという場合もあります。メールアカウントのみならず、そのユーザ権限でどのようなこともされてしまうので、慎重にパスワードを選ぶ必要があります。cPanelでは、パスワードを指定する際に、その強度が表示されるので、妥当かどうかチェックして下さい。

 

 

Joe's SSL市場で専用SSL証明書を購入したら、専用IPアドレスで独自のメールサーバーを持とう

Joe's SSL市場で専用SSL証明書を購入したら、専用IPアドレスで独自のメールサーバーを持とう

一方、メールアカウントを乗っ取られた場合、同じメールサーバーを利用している他のユーザまでが、スパム送信者とみなされ、送信ができなくなる可能性があります。

インターネットでは、有志による、スパムホストのリストを管理している組織がいくつかあります。メールアカウントを乗っ取られてスパム送信の踏み台になった場合、そのメールサーバー全体がスパムホストとみなされ、そのIPアドレスがブロッリストに登録されます。そして、受信サーバーによっては、スパム受信を防ぐために、そのようなリストを参照して、該当IPアドレスからの受信を拒否するような設定にしているところがあります。そのような場合、Joe’sの技術サポートが、ブロックリストから該当IPアドレスを削除するよう、依頼します。Joe’sでは、ブロックを解除するよう各所に依頼しますが、時間がかかる上、応じてもらえない場合もあります。また、解除までの間、同じサーバーを利用している他ユーザにも影響が出てきます。

 

 

メールのセキュリティを保つには専用サーバーかVPSがおすすめ。Joe'sではフルマネージドでも12,000円から。

メールのセキュリティを保つには専用サーバーかVPSがおすすめ。Joe'sではフルマネージドでも12,000円から。

そこでおすすめしたいのが、専用のIPアドレスの利用です。Joe’sでは、専用のIPアドレスをご希望の方に、用途などを審査の上発行しています。専用のIPアドレスを利用するのに、月額5,000円以上支払わなければならない他社のサービスがありますが、Joe’sでは、専用IPアドレスは年額で8,000円(税別)でご利用にいただけます。

さらにセキュリティを保つためには、専用サーバーもしくはVPSでroot権限で管理するか、管理者がいない場合、Joe’sの素(フルマネージド)のご利用をおすすめしています。

メールのセキュリティで、ご質問などございましたら、お気軽にご連絡いただければ、幸いです。

[2] Joe’sのエンジニア、あなたもやってみませんか

Joe'sは、年に4-5回、find-jobに求人広告を掲載している

Joe’sでも、年に何回か求人広告(サーバー、ネットワーク、開発)を出して、(書類審査をパスした)応募者と面接を行い、試用期間・インターンシップなどを経て、エンジニアを採用しています。

(参考: 以前に募集した求人) https://www.find-job.net/fj/showjob.cgi?id=96244&view=view

ただ、応募者に対して正社員に至る比率が低く、採用されても、各人で能力に大きな差がでてきます。できる人は優遇され(居心地がよくなる)、できない人は冷遇され、長続きしないという傾向にあります。

 

社内では、知識は、Googleで検索すれば得られるので、業務に必要な一般知識を質問することは、原則禁止になっています。「自分で調べて、まず答えを出してみろ」と言われます。考えないで、あれもこれも聞くという受け身の姿勢では、スキルが身についていかない、という理由からです。

 

また、Joe’sでは評価に際しては、仕事だけを見ます。いくら資格をもっていたり、職務経歴書に数ページに渡って経験が書いてあっても、信用しません。どの程度の年収が適当なのか、勤務をみていれば、1ヶ月もしないうちにわかってきます。

 

仲のよい技術チーム、シフトの関係もあって、全員同時にはそろわない

以前は、データセンター(DC)に足を運んで作業したり、サーバーを目で監視をする人員もいました。しかし、DCの作業は、サーバーの納入以外は、現地スタッフ(IDCFやHEのスタッフ)が対応するようになっていますし、監視や手順にそった作業は、ツールやJoe’sの海外部隊に依頼するようにしています。その意味で、Joe’sの技術は、現在、レベルの高い技術者だけが活躍するような職場になっています。具体的には、下記のような業務がメインです。

 

1.障害発生時に、現象から原因を分析し、対応する
2.新サービスのスタート時に、設計、検証、開発などを行う
3.技術直通電話サポートで、対応する
4.顧客の要望で技術的にこみいったものについて、話を聞いて、何をどうすればよいかを判断する(営業にどのように見積もりを出せばよ                                     いかを指示するなど)
5.DCに行って、サーバーを設置する

 

サーバー管理(Linux)、ネットワーク管理(TCP/IP)の知識があることは重要ですが、何か問題が生じた際に、それ認識し、分析し、解決する能力が問われます。一度知識を覚えて、それを繰り返していくような単純労働的な作業は少ないと言えます。細かいことまで、いちいちマニュアルに書いていないことが多く、また全部を上司に聞くというわけにもいきません。

 

海外部隊とのリバークルーズ。親睦を深めることも合同研修の重要なネライの一つだ。

さらにコミュニケーション能力が問われます。顧客対応の態度ももちろん重要ですが、信頼のできる情報を共有することが要求されます。問題発生時に、同僚や顧客に現状を報告する際に、証明できることと、自分の憶測とを明確に区別しなくてはいけません。例えば、同僚にアカウントのid/pwを渡すときでも、自分でログインできるかどうか確かめてから、相手に渡します。

 

そして、問題解決、コミュニケーションと並んで必要なのが、英語のスキルです。英語の修得は、車の運転と同じで、慣れの問題ですので、学力は必要ないと思われます。Joe’sの海外部隊への指示や、海外のベンダーからサポートを受けたり、見積もりをもらう場合に、チャット(なのでヒアリングは不要)でやりとりする程度の英語力が要求されます。葉っぱをかけたり、不満感を示すなど、感情を伝える場合もあります。ただ、英語を使って仕事をするのは、なぜか楽しいものです。

 

 

 

上級エンジニアは、シリコンバレーのデータセンター(HE)や海外のイベントに行く機会が多い。 このような出張で息抜きができる

上記のように、頭をフルに使ったり、多くのスキルが必要な業務ですが、仕事の満足度としては、非常に高いものがあります。また、Joe’sでは、レンサバ他社と比較して、給与水準も高くなっています。この記事をみて、Joe’sのエンジニアになることに、興味をもっていただいた方は、是非ご連絡いただければ、と思います(2013年2月28日 career@joes.co.jp まで)。よろしくお願いします。