[4] 仮想化のホスト:CentOSからUbuntuへ移行します

[4] 仮想化のホスト:CentOSからUbuntuへ移行します

cPanelを使っていれば、Linuxのディストリビューションが何であるかな ど、考えなくてもよいかもしれないが

共用サーバーのサービスでは、Joe’sでいえばcPanelのようなコンパネがあって、Linuxのコマンドを知らなくても、サーバーが操作できるようになっています。実は、同じLinuxでも、OSの中枢であるカーネルは共通していても、付随してついてくるソフトウェアによって、ディストリビューションが異なり(CentOS、Debian、Ubuntu、SUSE、Red Hat Enterprise、Vine、Fedora、FreeBSDなど)、コンパネで操作していても、性能が若干異なってきます。

 

 

現在、レンタルサーバーのサービスでは、多くがRed Hat系 (CentOS、Red Hat Enterprise、Fedoraなど)のOSが採用されています。実際、Joe’sで提供しているコンパネcPanelも、CentOS、Red Hat Enterprise、CloudLinuxのいずれかでないと動作しません。したがって、Joe’sでは、今後もCentOSをデフォルトとして提供していくことにかわりは無いと思います。

 

OSS Japanという今駒哲子氏が管理されているfacebookページ。最近、 「どのディストリビューションを使っていますか」で盛り上がっている

ただ、CentOSの場合、習熟したディストリビューションですので、どうしてもベースの環境が古く(たとえば、glibcなどバージョンが低い)、新しい機能(仮想化の機能など)の追加・更新が、少なくなってきています。 安定してサーバーを運用するにはRed Hat系はメリットが大きいですが、仮想化技術などは日進月歩なので、それに対応しきれない部分が多くなってきています。そこで、今後、特に、仮想サーバーを動作させるホストのOSとして、別のディストリビューションを模索してきました。

 

 

その結果、浮かびあがってきたのが、Ubuntuでした。Ubuntuば、デスクトップのために開発されたLinuxのディストリビューションですが、ユーザ数が多く、初心者にもわかりやすい、しかも起動速度が速く、サーバーとして利用してもメリットがあります。特に、Joe’sで着目したのは、リリースサイクルが半年と短く、新しい機能が豊富であることと、長期サポート(LTS: Long Term Support)版といって、5年のサポートを保証するバージョンを提供している、という点でした(最新ではバージョン12.04.1がLTSになっています)。

 

具体的には、「契約者の方が直接操作する専用サーバー、共用サーバー、VPSでは従来と同様だが、CloudStackやlibvirtなど、仮想サーバーを管理するソフトウェアを動かすために、ホストのOSとして採用する」(Joe’s 技術責任者 池原)ということです。

 

Ubuntuは、新しい機能がアクティブに追加されている。リリース間隔が短 く、サポート期間も長い。

結果として、Ubuntuの積極的な利用によって、仮想サーバーのパフォーマンスが向上し、仮想化ソフトの選択肢が広がっていくものと思われます。技術は、見えないところから最適化をはかることが重要と考えています。オープンソースカンファレンスその他のイベントで、面会することが多いと思います。コメントやご意見などをいただければ、幸いです。今後とも、努力していく所存でございます。