[3] 月625円でメモリ1G、ディスク100Gの専用サーバーが出現: クラウド化で、データセンターは供給過多になる

[3] 月625円でメモリ1G、ディスク100Gの専用サーバーが出現: クラウド化で、データセンターは供給過多になる

2012年3月-4月で価格が改定された他社の完全仮想のVPSサービスを表にしてみました。価格は、月額料金(初期費用を除く、年払の場合)になります。

Joe'sで提供いている月額625円で提供しているVPS(joes-vps.com)

C社やG社のように、メモリ2GB以上で低価格のVPSを提供しているところがあります。これは、メモリの価格が下がり、128GBまでメモリをつめるマザーが市場に出回り、コストパフォーマンス的にむしろCPUがネックになってきていることに起因します。つまり、メモリ1GBのサービスの方が、価格を下げることがむずかしいのが実際です。

 

Joe’sのサイト(http://www.joes-vps.com, http://www.joes.co.jp)で、UnixBenchで性能を評価すべきということをうたっています。そのせいか、最近、個人ブログなどでUnixbenchを測定する記事を多く見かけるようになりました。ただ、ここで注意が必要なのは、低価格で高いUnixBenchをめざすのなら、完全仮想KVMよりも、コンテナのLXC(Linux Container, http://www.joes-vps.com)の方が圧倒的に有利であるということです。完全仮想はオーバーヘッドが大きく、速度は出ません。開発業務などで使い勝手の良さでサーバーを選ぶのであれば、完全仮想ですが、Cent OSなどで普通にLinuxを使うのであれば、LXCの方が2倍以上のUnixbenchの値が出ます。

2011年7月のオープンソースカンファレンスでのLXCについての講演(京都, 講師: 山本政秀)

Joe’s SSL市場や、Joe’sビジネスセンターと同様、VPSでも「Joe’sはなぜ安くできるのですか」と聞かれます。もちろん社外秘ですが、読者の皆さんに、一般的なことだけをお伝えします。詳細は、そこから、類推していただければと思います。

●費用対性能(初期コスト)および電力対性能(ランニングコスト)の優れたサーバーを購入
●優れた仮想化技術で、ラックを有効に使い、真の稼働率を高めている
●データセンターを所有していない

Joe'sでは、クラウドを「脱データセンター」と位置づけている

Joe’sは、LXCのVPSの商用化を世界で初めて行うなど、優れた仮想化の技術をもっています。ひとつ感じていることは、仮想化技術の進展にともなって、データセンターのラックが供給過多の状況になりつつあるということです。例えば、1万の共用サーバーの契約者をもつホスティング業者でも、その1万アカウントを1ラック(25サーバーとして)におさめ、しかも安定した管理をすることは、難しくなくなっています。逆に、同じクラウド提供業者でも、データセンターを所有していると、ラックの空きが増えるにつれて、苦しくなってきます。その経費の増加分のつけがサーバー契約者にまわってくる可能性すらあります。今度この傾向は顕著になっていくものと思われます。

 

いずれにせよ、Joe’sでは、そうしたクラウドのビジネス環境の状況を正しく分析し、皆様に費用対性能および信頼性の高いサービスを提供していく所存です。